足関節周囲外傷

ショートフットエクササイズと荷重下での運動の組み合わせが母趾外転筋群の活性化に有効?

今回はショートフットエクササイズと荷重下での運動の組み合わせが母趾外転筋群の活性化に有効である可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると立位でのショートフットエクササイズは母趾外転筋群の筋活動を高めるうえで有益であると考えられますが,課題の種類や静的課題か動的課題かといった課題の特異性によっても筋活動が変わりそうなのでそのあたりを評価したうえで運動プログラムを選択する必要がありそうですね.
人工股関節全置換術

振動フォームローラーはTHA後のリハビリに有効?

今回は振動フォームローラーはTHA後のリハビリに有効なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると振動フォームローラーはTHA後の疼痛管理に有用である可能性がありますね. 身体機能の改善に明らかな効果はなさそうですが,術後の大腿部痛に難渋することは少なくありませんので疼痛軽減目的の使用が勧められますね.
運動療法・物理療法

ICU入室症例に対する神経筋機能的磁気刺激療法の効果

今回はICU入室症例に対する神経筋機能的磁気刺激療法の効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から神経筋機能的磁気刺激療法は有効ということになりますね.
介護予防

本邦における最新のサルコペニアの有病率・発症率が明らかに

今回は本邦における最新のサルコペニアの有病率・発症率が明らかにした研究報告をご紹介させていただきました. サルコペニアの有病率は10%弱といったところですね. 理学療法士・作業療法士のが対象とする高齢者ではかなりの割合でサルコペニアを合併している可能性がありますね.
人工膝関節全置換術

片側TKAで対側変形性膝関節症にも好影響がある?

今回は片側TKAでは対側変形性膝関節症にも好影響があるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると片側TKAを行うと対側の変形性膝関節症に対しても好影響があるということになりますね.
脳卒中

脳卒中症例における6分間歩行試験のMCIDが明らかに

今回は脳卒中症例における6分間歩行試験のMCIDに関する報告をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると6分間歩行試験のMCIDは78.8mということになりますね. 78.7m以上の改善が対象者にとって意味のある改善ということになるでしょうか.
大腿骨近位部骨折

本当にヒッププロテクターで大腿骨近位部骨折を予防できるのか?

今回は本当にヒッププロテクターで大腿骨近位部骨折を予防できるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これは興味深い結果ですね. 今回の結果から考えると,ヒッププロテクターは施設入所高齢者の大腿骨近位部骨折予防には有用ですが,地域在住高齢者を対象とした大腿骨近位部骨折の予防には有用でない可能性がありますね. 活動性の高い高齢者の場合にはヒッププロテクターの装着そのものが転倒の原因になりそうですよね.
肩関節

ARCR症例に対する肩甲骨に対する介入の有効性

今回はARCR症例に対する肩甲骨に対する介入の有効性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると肩甲骨に対する介入はARCR後のリハビリテーションにおいて有効であるということになりますね. 肩甲骨に対しては修復術後早期から積極的に行えるプログラムも多いので,肩甲骨に着目して早期から介入を行うことが重要になりそうですね.
腰部

腰痛症例における股関節機能の特徴

今回は腰痛症例における股関節機能の特徴を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 腰痛症例では股関節機能が低下していることが明らかとなりました. 特に股関節内旋可動域が制限されていることが多いというのがポイントですね. 腰痛症例の股関節に対してアプローチを行ううえでヒントになる論文だと思います.
人工股関節全置換術

Pelvic incidence がTHA後の脊椎変形と関連する?

今回はTHA後の脊椎変形を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から骨盤形態の指標であるpelvic incidenceがTHA術後の脊椎変形に関連する可能性がありますね. 骨盤形態を考慮した上での介入が必要になりそうです.
運動療法・物理療法

本当に運動前の静的ストレッチングは害になるのか?

今回は本当に運動前の静的ストレッチングは害になるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から運動前に静的ストレッチングを行うことで筋力低下は認められるもののその程度は軽度であり,パフォーマンスについては大きな低下はなさそうです. また静的ストレッチングの持続時間が短ければパフォーマンスを低下させるほどの影響はなさそうです. 運動前の静的ストレッチングを有害だと短絡的に考えることには問題がありそうですね.
運動療法・物理療法

遠心性歩行トレーニングが機能改善に有効

今回は遠心性歩行トレーニングが機能改善に有効なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとランジ動作や階段降段を含む遠心性トレーニングは機能改善を図るうえで有効な可能性がありますね. ウォーキングプラスαとしてランジ動作や階段降段を含む遠心性トレーニングを導入するのもよさそうですね.
脳卒中

脳卒中症例のサルコペニア有病率がこんなにも高いとは

今回は脳卒中症例のサルコペニア有病率を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 脳卒中症例のサルコペニア有病率は46%,この有病率は驚きですね. われわれ理学療法士・作業療法士も脳卒中症例のサルコペニアを考慮してリハビリテーションを実施する必要がありますね.
変形性股関節症

寛骨臼形成不全を股関節可動域から予測できる?

今回は寛骨臼形成不全と股関節可動域との関連性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると寛骨臼形成不全をスクリーニングするためには,股関節回旋可動域に着目することが重要と考えられます. 内旋可動域と外旋可動域のカットオフ値,50度と35度が示されているのもありがたいですね.
脊椎圧迫骨折

体幹伸展筋力が脊椎変形例の歩行時の腰痛と関連

今回は体幹伸展筋力が脊椎変形例の歩行時の腰痛と関連性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 以前から体幹伸展筋力と歩行時の腰痛との関連性が示唆されておりましたが,今回の結果から歩行時の腰痛と体幹伸展筋力には関連がありそうですね. 特に歩行距離が延長すると腰痛が強くなるような症例では体幹伸展筋力トレーニングが必須となりそうですね.
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術後の水平面の関節運動

今回は人工股関節全置換術後の水平面の関節運動を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると人工股関節全置換術後も股関節外旋モーメントに有意な変化はなく,人工股関節全置換術後も水平面における異常歩行パターンが残存しているといった結果ですね. 人工股関節全置換術後の歩行の改善を図るうえでは水平面の関節運動にも着目する必要がありそうですね.
変形性股関節症

変形性股関節症に対する運動療法でTHAを回避できるのか?

今回は変形性股関節症に対する運動療法でTHAを回避できるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると変形性股関節症に対する運動療法では人工股関節全置換術を回避できる可能性がありますね. もちろん変形性股関節症の病期によるところも大きいでしょうけどね.
脳卒中

膝装具の使用が脳卒中症例のTrailing limb angleの改善に有効

今回は膝装具の使用が脳卒中症例のTrailing limb angleの改善に有効である可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. これは臨床にも活かせる結果ですね. 膝関節を装具で固定することでTrailing limb angleを改善させた歩行パターンの学習ができる可能性がありますね. 脳卒中症例の歩行トレーニングでは膝関節をいかにコントロールするかが重要なポイントになりそうですね.
介護予防

大学生の5人に1人がロコモ?

今回は大学生の5人に1人がロコモであるといった驚きの報告をご紹介させていただきました. こういった結果を考えると若年者に対してもロコモに関する普及が必要ですね.
変形性股関節症

歩隔は広い方が良い?狭い方が良い?

今回は歩隔が広い方が良いのか狭い方が良いのかを考える際に参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると歩隔が広い方がさまざまな恩恵が得られそうですね. もちろん歩隔を広くすべきか,狭くすべきかは対象者の状況次第というところと何を目的にするかといったところが重要となりますので,短絡的に歩隔を広げるのはあまり望ましくないでしょうね. 対象者の状況をきちんと評価したうえで歩隔を広げることにどういった意味があるのかを考える必要がありますね.
人工股関節全置換術

THA後の脱臼予防は必要か?

今回はTHA後の脱臼予防は必要なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると脱臼予防に関する指導をルーチンに行うのは見直した方が良いですね. 誰でもかれでもパンフレットを用いて脱臼予防を行うという時代は終わったということですね. もちろん脱臼予防に向けた指導が全く必要ないということではありませんので,症例毎に易脱臼性を考慮して指導を行っていくのが適切でしょう.
人工膝関節全置換術

TKA後にも鎮痛薬の服薬量が減らない?

今回はTKA後には鎮痛薬の服薬量は減るのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果からか考えるとTKA後1年では鎮痛薬は実質的に減らないということですね. これは理学療法士・作業療法士も知っておきたい結果ですね.
大腿骨近位部骨折

大腿骨転子部骨折例の術後歩行能力に術前の殿筋群の機能が関連する?

今回は大腿骨転子部骨折例の術後歩行能力に術前の殿筋群の機能が関連する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から術後の歩行能力を予測するためには殿筋群の筋断面積が有用である可能性がありますね. また術後の歩行獲得を果たすためには殿筋群の機能を改善する必要があると考えられます.
変形性股関節症

股関節痛とMRI画像所見は一致する?

今回は股関節痛とMRI画像所見は一致するのか,MRI画像ではどこに茶目すべきかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 変形性膝関節症例では骨髄病変に着目することの重要性が明らかにされつつありますが,今回の結果から考えると変形性股関節症例においても骨髄病変に着目することが臨床症状を考えるうえで重要になりそうですね.
変形性膝関節症

変形性膝関節症例に対する筋力トレーニングの効果は?

今回は変形性膝関節症例に対する筋力トレーニングの効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると変形性膝関節症例に対する筋力トレーニングは有効ということになりますね. また筋力トレーニングの期間としては4~8週間が必要ということになりますね.
介護予防

どういった要因が高齢者の施設入所と関連するのか?

今回はどういった要因が高齢者の施設入所と関連するのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 興味深い結果ですね. 身体機能のみならず独居であることが施設入所と関連するといった結果です. 本邦でも未婚率が増加する中で今後独居高齢者をどう支援するかといった点が大きなポイントとなりそうですね.
肩関節

ARCR後の機能回復には術後3ヵ月の他動肩関節外転可動域が重要

今回はARCR後の機能回復を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. この研究結果から考えると術後3カ月までに多瞳外転可動域を改善させることがARCR後の将来的な機能回復に結び付く可能性がありますね.
人工股関節全置換術

THA後のトレンデレンブルグ徴候の原因は?

今回はTHA後のトレンデレンブルグ徴候の原因を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これまでのトレンデレンブルグ徴候に関する報告では観察によってトレンデレンブルグ徴候を評価している者がほとんどでしたが,この研究では3次元動作解析装置が用いられておりますね. 今回の結果から考えるとトレンデレンブルグ徴候を改善する為には股関節外転筋群の遠心性収縮トレーニングと股関節伸展筋群の求心性トレーニングが重要になる可能性がありますね.
人工股関節全置換術

X線で測定した股関節可動域と他動股関節可動域との関連性

今回はX線で測定した股関節可動域と他動股関節可動域との関連性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い結果ですね. やはりこういった結果を見ても股関節の可動域を測定する場合には腰椎および骨盤の可動性を考慮する必要がありそうですね.
脊椎圧迫骨折

脊柱起立筋・大腰筋の筋機能低下が脊椎椎体骨折発生と関連?

今回は脊椎椎体骨折予防を考えるうえでヒントになる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると骨粗鬆症を予防するためには脊柱起立筋や大腰筋の筋機能を向上させる必要がある可能性がありますね. 脊椎椎体骨折予防を目的とした理学療法・作業療法を行ううえでヒントになる論文だと思います.
タイトルとURLをコピーしました