変形性股関節症 股関節屈曲時に前方関節包靭帯が大腿骨頭と寛骨臼の間に挟まれるって本当? これは興味深い結果ですね. 今回の結果から考えると股関節屈曲時には関節包インピンジメントは生じない可能性があります. また股関節痛を有する群の方が関節包・大腿骨距離が長いといった結果も驚きですね. これまで考えられてきた関節包のインピンジメントというのは幻想である可能性すらありますね. 2024.11.07 変形性股関節症
介護予防 降圧剤の内服が骨折・転倒リスクにつながる? 今回は降圧剤の内服が骨折・転倒リスクにつながるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると降圧剤の内服は骨折・転倒リスクにつながる可能性がありますね. 骨折・転倒リスクを考える際には降圧剤内服の有無を確認する必要がありますね. 2024.11.06 介護予防
運動療法・物理療法 ダイナミックストレッチってどれくらいやればよいかを考えるうえで参考になる論文 今回はダイナミックストレッチってどれくらいやればよいかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとダイナミックストレッチングの場合には1セット行っても4セット行っても効果に大きな相違はなさそうです. やればやるだけ有効ということではなさそうですね. 2024.11.05 運動療法・物理療法
介護予防 サルコペニア肥満と変形性膝関節症との関連 今回はサルコペニア肥満と変形性膝関節症との関連性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると肥満は変形性膝関節症と関連があり,なかでもサルコペニア肥満が変形性膝関節症と関連するといった結果ですね. 2024.11.04 介護予防変形性膝関節症
書籍紹介 2024年10月以降発刊の理学療法関連書籍5選 今回は2024年10月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきました. 今月も良書が多く発刊されております. 理学療法士・作業療法士の皆様もこの機会に新たな学びに挑戦してみてはいかがでしょうか? 2024.11.03 書籍紹介
腰部 ハムストリングスのストレッチは腰痛改善に有効?SR論文紹介 今回はハムストリングスのストレッチは腰痛改善に有効なのかどうかを考えるうえで参考になるSR論文をご紹介させていただきました. 昔から行われてきた腰痛症例に対するハムストリングスのストレッチですが,今回の結果から考えるとさまざまなタイプの腰痛に有効である可能性がありますね. 腰痛症例に対してはまず腰痛の原因を考えることが重要であるとは思いますが,ハムストリングスの柔軟性を改善させることが腰痛の軽減につながる可能性がありますね. 2024.11.02 腰部
脳卒中 大腿後面に対する感覚トレーニングが体幹機能・上肢機能改善に有効? 今回は大腿後面に対する感覚トレーニングが体幹機能・上肢機能改善に有効な可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. これは臨床的な介入に新たなアイディアをもたらす結果ですね. 座位の不安定性や体幹機能・上肢機能の改善を図るうえでは大腿後面の感覚機能に着目することが有益である可能性がありますね. 2024.11.01 脳卒中
介護予防 起立・着座パワーが膝伸展筋力よりも歩行と関連 今回は起立・着座を使用した起立・着座パワーと膝関節伸展筋力のどちらが歩行との関連性が強いのかを考えるうえで参考になる論文ご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると等尺性膝関節伸展筋力よりも起立・着座パワーの方が歩行との関連性が強いということになります. 当たり前といえば当たり前の結果ですが,評価を行ううえでは頭に入れておきたい結果ですね. 2024.10.31 介護予防
人工膝関節全置換術 足趾把持力がTKA後の転倒と関連? 今回は人工膝関節全置換術(TKA)後の転倒に関連する要因を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると人工膝関節全置換術(TKA)後の転倒を予防する為には足趾把持力の評価および足趾把持力を強化するための介入が重要になりそうですね. 2024.10.30 人工膝関節全置換術
大腿骨近位部骨折 認知症のある大腿骨近位部骨折例にこそ集中的な早期リハビリテーションが必要? 今回は認知症のある大腿骨近位部骨折例にこそ集中的な早期リハビリテーションが必要なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると認知症のある大腿骨近位部骨折例にこそ集中的な早期リハビリテーションが必要ということになりますね. 認知症例をリハビリテーションの対象外と考えるのではなく,認知症例こそ積極的な関わりが必要である可能性がありますね. 2024.10.29 大腿骨近位部骨折
人工股関節全置換術 人工股関節全置換術(THA)例の大腿四頭筋の筋質が術後アウトカムと関連? 今回は人工股関節全置換術(THA)例の大腿四頭筋の筋質と術後アウトカムとの関連性を検討した研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると人工股関節全置換術例においても大腿四頭筋の筋量のみならず筋質に着目した介入が必要になりそうですね. 2024.10.28 人工股関節全置換術
変形性膝関節症 変形性膝関節症例に有効な筋力トレーニングの方法は? 今回は変形性膝関節症例に有効な筋力トレーニングの方法を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると筋の収縮様式によっても得られる効果にかなり差がありそうですね. どういった目的でトレーニングを行うのかを考慮した上でトレーニングを行う必要があるでしょうね. 2024.10.27 変形性膝関節症
人工股関節全置換術 前方アプローチによるTHAはすべての面で後方アプローチより有利なわけではない? 今回は前方アプローチによるTHAはすべての面で後方アプローチより有利なわけではないことを示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると前方アプローチは術後早期の経過は良好なものの合併症発生率が高いといった結果ですね. 前方アプローチが万能というわけでもないということを肝に銘じておく必要がありますね. 2024.10.26 人工股関節全置換術
運動療法・物理療法 ウォーキング単独介入は身体機能やQOL改善に有効? 今回はウォーキング単独介入が身体機能やQOL改善に有効なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとウォーキングのみの介入は持久力の改善とQOLの改善に有効ということになりますね. こういった結果はウォーキング指導を行ううえでも心強いですね. 2024.10.25 運動療法・物理療法
足関節周囲外傷 足関節果部骨折後の早期荷重は可能なのか?SR論文紹介 今回は足関節果部骨折後の早期荷重は可能なのかを検討したSR論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い結果ですね. こういった結果を見ても早期荷重が合併症の発生率を高くすることはなさそうですね. 今後足関節果部骨折後の症例では早期荷重が一般的になる可能性がありますね. 2024.10.24 足関節周囲外傷
脳卒中 脳卒中症例に対称性の高い歩行を求めるとどうなるか? 今回は脳卒中症例に対称性の高い歩行を求めるとどうなるかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると非対称性を減らすことで動的バランスが低下してしまう可能性がありますね. こういった結果を鑑みると全例に左右対称性を求めるのではなく,対象者の機能に合わせて左右非対称性を減らすべきかどうかを熟考する必要がありますね. 2024.10.23 脳卒中
運動療法・物理療法 ICUでの介入はエルゴより離床が先 今回はICUにおける運動療法を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今期亜の結果から考えると臥位でのエルゴメーター駆動を追加してもあまり大きな効果は得られないといった結果ですね. やはり早期から離床を図ることが最も重要であることが示唆される結果だと思います. 2024.10.22 運動療法・物理療法
変形性膝関節症 変形性膝関節症例に対してアロママッサージは有効? 今回は変形性膝関節症例に対してアロママッサージは有効なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これは興味深い結果ですね. 今回の結果から考えると変形性膝関節症例に対するベルガモット精油を用いたアロママッサージは機能改善に有効な可能性がありますね. 2024.10.21 変形性膝関節症
変形性膝関節症 膝蓋下脂肪体の切除で変形性膝関節症の疼痛が改善? 今回は膝蓋下脂肪体の切除で変形性膝関節症の疼痛が改善するかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると膝蓋下脂肪体を切除することで変形性膝関節症例の疼痛が改善する可能性がありますね. こういった結果を見ると膝蓋下脂肪体が変形性膝関節症の疼痛の原因になっていることが多いことが良く分かりますね. 2024.10.20 変形性膝関節症
人工股関節全置換術 TKA・THA後のPROMSはいつまで改善する? 今回はTKA・THA後のPROMSはいつまで改善するものなのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとTKA・THA後のPROMSは術後1年までは改善するということですね. 本邦では標準的な疾患別リハビリテーション料の算定上限日数が150日とされておりますが,1年までは改善の余地があるということですね. 2024.10.19 人工股関節全置換術
介護予防 フレイルと骨粗鬆症を合併すると骨折リスクがさらに上昇する? 今回はフレイルと骨粗鬆症を合併すると骨折リスクがさらに上昇するのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとフレイルと骨粗鬆症を合併すると骨折リスクが高くなるということですね. 当然と言えば当然の結果ですが,フレイル,骨密度の双方を評価する必要がありそうですね. 2024.10.18 介護予防
大腿骨近位部骨折 大腿骨近位部骨折例の中殿筋・小殿筋の質が認知機能障害リスクと関連 今回は大腿骨近位部骨折例の中殿筋・小殿筋の質が認知機能障害リスクと関連する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると中殿筋・小殿筋の質が認知機能障害と関連するということになりますね. 筋の質というのは歩行獲得のみならず高齢者の認知症予防を考えるうえでもその改善が重要となりそうですね. 2024.10.17 大腿骨近位部骨折
変形性膝関節症 変形性膝関節症に対しては水中運動と陸上運動とどちらが効果的? 今回は変形性膝関節症に対しては水中運動と陸上運動とどちらが効果的なのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると水中運動は陸上運動に比較して効果的ということになりますね. 2024.10.16 変形性膝関節症
大腿骨近位部骨折 大腿骨近位部骨折後の歩行速度はどのくらいが普通? 今回は大腿骨近位部骨折後の歩行速度はどのくらいが普通かを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 詳細な内容はフルテキストを確認する必要がありますが,術後1-2週では0.20m/sec,術後3-6週では0.40m/sec,術後12-24州では0.70m/secというのが一つの目標になりそうですね. 今回の結果から考えると大腿骨近位部骨折の歩行評価は歩行時間で評価されたものがほとんどであると考えられますね. 本邦でも移動能力に関するアウトカムの標準化が必要でしょうね. 2024.10.15 大腿骨近位部骨折
脳卒中 膝関節屈曲角度何度未満がStiff knee gait? 今回は膝関節屈曲角度何度未満がStiff knee gaitなのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると,Stiff knee gaitの基準としては遊脚期の膝関節屈曲のピークが50°未満であることと,つま先離地から膝関節屈曲のピークまでの膝関節のROMが12°未満であることといった点が基準になりそうですね. 人工膝関節全置換術例においてもこのような定義がきちんとなされるとよいですね. 2024.10.14 脳卒中
介護予防 筋肉量を判断する上腕周囲長のカットオフ値は? 今回は筋肉量を判断する上腕周囲長のカットオフ値を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると上腕周囲長のカットオフ値としては男性27cm,女性25cmというのが1つの基準になりそうですね. 臨床上も役に立つ研究結果だと思います. 2024.10.13 介護予防
人工股関節全置換術 何年経てばTHA後の筋力の左右差は消失するのか? 今回は何年経てばTHA後の筋力の左右差は消失するのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると術後8年が経過してもTHA後の筋力の左右差は残存しているといった結果ですね. これは驚くべき結果ですが,こう考えると術後の理学療法・作業療法の中で非対称性を改善することに着眼したプログラムの重要性が示唆されますね. 2024.10.12 人工股関節全置換術
肩関節 肩腱板断裂症例の睡眠障害 今回は肩腱板断裂症例の睡眠障害を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これは興味深い結果ですね. 夜間の睡眠障害に関して理学療法士・作業療法士が関われるとすればポジショニングというところになると思いますが,睡眠障害についてはクライアントにとっても大きな問題ですので関節内圧が軽減できるポジショニングの指導は必須になりそうですね. 2024.10.11 肩関節
変形性膝関節症 変形性膝関節症に対する鏡視下手術は本当にTKAリスクを軽減させる? 今回は変形性膝関節症に対する鏡視下手術は本当にTKAリスクを軽減させるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると変形性膝関節症例に対して鏡視下手術を行ってもTKAリスクを軽減できるわけではなさそうですね. 一時的な除痛や機能改善にはつながるものの長期的に考えると鏡視下手術を行うことでTKAを回避できるわけではなさそうです. 2024.10.10 変形性膝関節症
人工膝関節全置換術 TKA例に対するフォームローラーの効果は? 今回はTKA例に対するフォームローラーの効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. この研究では対照群が設定されておりませんので,フォームローラーの効果なのか自然経過による改善なのかが分かりませんね. こういった介入研究は理学療法のエビデンスを構築するうえでも重要だと思いますので,今後は無作為化比較試験等の対象群を設定した研究デザインでの検討が俟たれるところです. 2024.10.09 人工膝関節全置換術