大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折

大腿骨頚部骨折には人工骨頭置換術よりも人工股関節全置換術 傾向スコアマッチングによる検討

今回は傾向スコアマッチングを用いて,大腿骨頚部骨折には人工骨頭置換術よりも人工股関節全置換術が有効であることを示した論文をご紹介させていただきました. 人工股関節全置換術は若年者に対して行われることが多く,年齢やその他の交絡を調整したうえで,人工骨頭置換術と人工股関節全置換術のどちらが手術療法として有効なのかを明らかにした論文はこれまで皆無でありました.
大腿骨近位部骨折

京都府における大腿骨近位部骨折に関する10年の疫学調査で驚くべき結果が

今回は京都府における大腿骨近位部骨折に関する10年の疫学調査結果をご紹介させていただきました. 非常に興味深いデータですね. 特に75歳以上,85歳以上の大腿骨頸部骨折の増加が顕著でありました. 一般的に高齢になるほど大腿骨転子部骨折が増加するといったこれまでのデータでありましたが,今回のデータを見ると高齢の大腿骨頸部骨折が増加しているといったこれまでの結果と異なるものでしたね.
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例に対する荷重制限って不可能に近い

今回は大腿骨近位部骨折例に対する荷重制限を考える上で重要な示唆を得られる論文をご紹介させていただきました. 大腿骨近位部骨折例に荷重制限を設けるのは現実的ではありませんが,一方で何でもかんでも全荷重で進めればよいというものでもありません. 全荷重の許可というのもあくまで疼痛に応じて可能な範囲で荷重するといった意味合いを持つものです.
大腿骨近位部骨折

新しい大腿骨頸部/転子部骨折診療ガイドライン2021では人工骨頭置換術の脱臼発生率はやや減少

今回は新しい大腿骨頸部/転子部骨折診療ガイドライン2021では人工骨頭置換術の脱臼発生率はやや減少しているといったお話でした. 個人的には脱臼発生率は大きくは減少していないなといった印象でありましたが,執刀医としっかりとコミュニケーションを取って適切な日常生活指導を行えるようにしたいですね.
大腿骨近位部骨折

ビデオカメラで大腿骨近位部骨折受傷の瞬間を捉えた研究の紹介

理学療法士・作業療法士であればクライアントの転倒の受傷機転を確認することは多いと思います. クライアントがどのように転倒したのかを知ることができれば再転倒の予防にもつながります. ただ症例の話だけからどのように転倒したのかを把握するのってけっこう難しいですよね. 今回は施設に設置されたビデオカメラで大腿骨近位部骨折受傷の瞬間を捉えた研究の紹介をご紹介させていただきます.
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例の嚥下・摂食障害

今回は大腿骨近位部骨折例の嚥下障害の合併率および嚥下・摂食障害に関連する要因を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 非常に高齢な方が多い骨折ですから,理学療法士・作業療法士も大腿骨近位部骨折例の運動機能のみならず摂食・嚥下も含めてトータルに診ないといけないというわけですね.
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例に対する栄養療法の効果は?1000例を超えるシステマティックレビューの結論はいかに?

今回は大腿骨近位部骨折例に対する栄養療法の効果を明らかにした1000例を超えるシステマティックレビューをご紹介させていただきました. 診療報酬上に栄養療法が加算として追加される日もそう遠くないのでしょうかね…
人工股関節全置換術

中殿筋・小殿筋の機能低下が大腿筋膜張筋を肥大させる

中殿筋・小殿筋の機能低下が大腿筋膜張筋を肥大させる 股関節外転筋群といえば理学療法士・作業療法士がアプローチすることも多いと思います. 股関節外転作用を有する筋群として中殿筋・小殿筋・大腿筋膜張筋等が挙げられますが,臨床上は中殿筋・...
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例の転倒方向と年齢との関係

今回は大腿骨近位部骨折例の転倒方向と年齢との関係を調査した研究論文をご紹介させていただきました. 高齢になるほど後方への転倒に伴う大腿骨近位部骨折が多く,比較的若い高齢者では側方への転倒に伴う大腿骨近位部骨折が多いことが明らかとなりました.
人工股関節全置換術

トレンデレンブルグ兆候の原因は中殿筋の筋力低下だけじゃない

トレンデレンブルグ兆候=中殿筋の筋力低下と短絡的に考えず,なぜ骨盤の水平位保持が困難なのかといった視点に立ち戻って考えることが重要になるでしょうね. 中殿筋の筋力低下がトレンデレンブルグ兆候の原因になっている場合もありますが,その他の原因も非常に多いので,理学療法士・作業療法士の皆様も原因を見極める姿勢を大切にしたいですね.
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例に対する中殿筋への電気刺激療法の効果

今回は大腿骨近位部骨折例に対する中殿筋への電気刺激療法の効果を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 多くのパフォーマンステストに改善が得られており,加えて疼痛にも改善が得られておりますので,非常に興味深い結果ですね. 今後多標本実験計画法を用いたデータの公表が待たれますね.
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例の疼痛に影響を与える要因が明らかに!!

大腿骨近位部骨折例の疼痛に影響を与える要因が明らかに!! 大腿骨近位部骨折後の理学療法や作業療法で難渋する症例の特徴として術後の疼痛の遷延が挙げられます. 高齢者に多い骨折だけに疼痛が遷延すると活動量が減少し,さまざまな廃用性の機能...
大腿骨近位部骨折

ついに大腿骨近位部骨折数が減少に転じる?

ついに大腿骨近位部骨折数が減少に転じる? 大腿骨近位部骨折といえば加速度的に増加しており,その医療・介護に要する費用が膨れ上がり,社会問題にもなっております. この大腿骨近位部骨折ですがこれまでの疫学調査では2043年まで増加の一途...
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例における骨折部位や骨折型は運動機能に影響を与えるのか?

大腿骨近位部骨折例における骨折部位や骨折型は運動機能に影響を与えるのか? 大腿骨近位部骨折といえば理学療法士・作業療法士が関わることの多い外傷の1つです. 大腿骨近位部骨折は大腿骨骨頭骨折・大腿骨頸部骨折・大腿骨頸基部骨折,大腿骨転...
大腿骨近位部骨折

せん妄症状の予防・改善に効果的なのは家族の面会

せん妄症状の予防・改善に効果的なのは家族の面会 理学療法士・作業療法士であれば術後早期や入院直後の環境変化等でせん妄症状を合併したクライアントを担当する機会は少なくないと思います. せん妄症状が続くとリハビリテーションも進みませんし...
人工股関節全置換術

Ober testでは腸脛靭帯のtightnessを評価できない?

Ober testでは腸脛靭帯のtightnessを評価できない? Ober testといえば理学療法士・作業療法士が大腿筋膜張筋や腸脛靭帯の短縮を評価する際に用いる整形外科テストの1つです. 昔からなじみ深いこのOber test...
大腿骨近位部骨折

小転子骨片転位を合併した大腿骨転子部骨折例の長期的予後はいかに?

小転子骨片転位を合併した大腿骨転子部骨折例の長期的予後はいかに? 大腿骨転子部骨折例については小転子骨片転位の合併によって腸腰筋の機能破綻が生じることが知られております. このブログの中でも大腿骨転子部骨折例における小転子骨片転位の...
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例における起立-着座動作時の非対称性が身体機能に与える影響

大腿骨近位部骨折例における起立-着座動作時の非対称性 大腿骨近位部骨折を受傷した後に,なかなか受傷側へ荷重をして起立-着座動作を行うことが困難な症例は少なくありません. 股関節・膝関節伸展筋力の低下や股関節屈曲可動域制限が起立-着座...
大腿骨近位部骨折

大腿骨転子部骨折例における頸部短縮は歩行に影響を及ぼすのか?

大腿骨転子部骨折例における頸部短縮は歩行に影響を及ぼすのか? 大腿骨転子部骨折といえば疼痛や筋力低下が残存しやすく理学療法士が歩行獲得に向けた支援を行う上で難渋するケースも少なくありません. 大腿骨転子部骨折例に対する手術療法として...
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例の術後1年におけるADL低下を予測できるか?多施設共同研究による検討

大腿骨近位部骨折例の術後1年におけるADL低下を予測できるか?多施設共同研究による検討 大腿骨近位部骨折例といえば受傷後に適切なリハビリテーションが行われてもその後にADL低下が残存します. ある報告によると50-70%のクライアン...
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例における股関節外転筋力と機能的アウトカムとの関連

大腿骨近位部骨折例における股関節外転筋力と機能的アウトカムとの関連 理学療法士にとって大腿骨近位部骨折例の機能的帰結の中でも歩行の獲得が重要であることは言うまでもありません. 大腿骨近位部骨折の歩行能力に影響を与える要因としてはさま...
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例におけるバランスのサブシステムの中でも歩行速度に関連するのは何?

大腿骨近位部骨折例におけるバランスのサブシステムの中でも歩行速度に関連するのは何? 大腿骨近位部骨折例は転倒を起因として起こることがほとんどでありますので,大腿骨近位部骨折例の理学療法・作業療法評価においてはバランス能力を評価することが重...
人工股関節全置換術

股関節疾患の理学療法に関連するお勧め書籍5選

股関節疾患の理学療法に関連するお勧め書籍5選 年度も変わりますが,しっかりと勉強しようと考えておられる理学療法士・作業療法士の方も多いと思います. 多関節運動連鎖の考え方から言えば,運動器疾患を関節毎に捉えることそのものに無理がある...
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例に対するTENSの効果はいかに?

 大腿骨近位部骨折例に対するTENSの効果はいかに?  大腿骨近位部骨折例といえば疼痛が遷延しやすく疼痛に伴うさまざまな機能低下をきたします. 理学療法士・作業療法士であれば誰しもが大腿骨近位部骨折例の疼痛に悩まされた経験をお持ちだ...
大腿骨近位部骨折

配偶者の死が大腿骨近位部骨折のリスクを増加させるって本当?

 配偶者の死が大腿骨近位部骨折のリスクを増加させるって本当?  本邦における大腿骨近位部骨折数は加速度的に増加しており,社会経済的にも大きな問題となっております. 大腿骨近位部骨折のリスクファクターについてもさまざまな要因が報告され...
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例を対象としてTUGで評価するのはNG?

 大腿骨近位部骨折例を対象としてTUGで評価するのはNG  大腿骨近位部骨折といえば高齢者に多く,骨折や手術に伴う機能低下も著しいため,骨折後に起立・歩行といった移動能力が著しく低下する症例が少なくありません. TUGについては以前...
大腿骨近位部骨折

理学療法士必見 工藤慎太郎研究室の最新論文 大腿骨転子部骨折例における組織間滑走性と大腿部痛との関連

 理学療法士必見 工藤慎太郎研究室の最新論文   大腿骨転子部骨折例における組織間滑走性と大腿部痛との関連  大腿骨転子部骨折といえば疼痛が遷延しやすく,歩行獲得に難渋するケースが少なくありません. また大腿骨転子部骨折の場合には...
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例の理学療法って本当に早く始めた方がいいの?

 大腿骨近位部骨折例の理学療法って本当に早く始めた方がいいの?  大腿骨近位部骨折における手術療法は本邦では準緊急手術の扱いとなっており,術前待機期間が長いといった特徴があります. 高齢者に多い大腿骨近位部骨折例を対象として理学療法...
大腿骨近位部骨折

米国では大腿骨頸部骨折に対する手術療法としてTHAが増えている

 米国では大腿骨頸部骨折に対する手術療法としてTHAが増えている  高齢者に多い大腿骨近位部骨折は関節包内の骨折である大腿骨頸部骨折と関節包外の骨折である大腿骨転子部骨折に分類されます. 大腿骨頸部骨折に対しては本邦では転位型の骨折...
大腿骨近位部骨折

軟部組織が硬いと骨折しやすいのか?

 加齢に伴う股関節周囲における軟部組織の硬度と  大腿骨近位部骨折リスクとの関連  大腿骨近位部骨折が起こる原因として骨粗鬆症が挙げられますが,以前から加齢に伴う軟部組織硬度が大腿骨近位部骨折リスクを上昇させるのではないかと考えられてき...
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