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脊柱管狭窄症例の脊椎・骨盤動的アライメント

今回は脊柱管狭窄症例の脊椎・骨盤動的アライメントについて考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると脊柱管狭窄症例の場合には歩行中の動的な脊椎・骨盤アライメントに着目することが重要であるということがうかがえます. 特に歩行の立脚終期にいかに腰椎の前彎アライメントを生じさせないかかがポイントになりそうですね.
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腰痛症例に対する股関節への介入の有効性は?

今回は腰痛症例に対する股関節への介入の有効性を検討した論文をご紹介させていただきました. 今回の研究結果から考えると腰痛症例に対する股関節への介入は短期的には有効であるということですね. 腰痛症例においては股関節の機能を改善することが1つのポイントになりそうですね.
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頸椎装具でどこまで頸椎の可動域を制限できるのか?

今回は頸椎装具でどこまで頸椎の可動域を制限できるのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. この研究結果から考えるとソフトカラーの場合には頚椎側屈方向の運動はほとんど制限できないと考えた方がよさそうですね. またソフトカラーよりもハードカラーの方が制限を強くできるものの頸胸椎サポートの場合にはハードカラーと比較してあまり大きな効果はなさそうですね.
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コルセットは腰痛軽減に本当に有効なのか?

今回はコルセットは腰痛軽減に有効なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとコルセットの使用は腰痛の軽減に有効だということですね. 腰痛の原因もさまざまですので腰痛の原因を考えたうえでコルセットの使用が適切かどうかを考える必要がありますね.
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コルセット装着により関節位置覚や姿勢制御は改善するのか?

今回はコルセット装着により関節位置覚や姿勢制御は改善するのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとコルセットの装着は脊椎の運動制限に加えて関節位置覚や姿勢制御の改善につながるということですね.
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腰痛患者では腹筋群・背筋群の収縮タイミングが遅延?

今回は腰痛患者では腹筋群・背筋群の収縮タイミングが遅延している可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. やはり筋力のみならず筋収縮のタイミングといった筋の質的な側面が腰痛と関連している可能性がありますね. 腰痛症例を担当するうえでは筋収縮のタイミングを考慮した上での介入が必須になるでしょうね.
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梨状筋症候群ってどうやって診断されるの?

今回は梨状筋症候群が疑われる際に行っておきたいテストをご紹介させていただきました. 側臥位姿勢での股関節屈曲・内転・内旋肢位で疼痛が出現するかどうかが梨状筋症候群を疑われる場合にはポイントになりそうですね. またこの肢位は梨状筋に対してアプローチするうえでも重要な肢位になりそうですね.
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非特異的腰痛に対しては筋を緩めるだけでは何の解決にもならない?

今回は非特異的腰痛に対しては筋を緩めるだけでは何の解決にもならない可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 結果としては筋弛緩薬の使用は痛みの強度にわずかではあるが臨床的に重要ではない減少をもたらす程度という結果でした. もちろんマッサージには筋のリラクセーション以外の効果も大きいと思いますが,筋のリラクセーションを目的として筋弛緩薬を使用したとしても,臨床的に意義のある腰痛の改善にはつながらない可能性が高いですね.
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腹横筋の筋活動を向上させると股関節・膝関節周囲筋群の活動も向上する?

今回は腹横筋の筋活動を向上させると股関節・膝関節周囲筋群の活動も向上する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. これは非常に興味深い結果ですね. この結果を考慮すると股関節周囲筋のトレーニングの前に腹横筋・内腹斜筋を活性化させることが有益だと考えられますね.
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仙腸関節の緩みは疼痛と関連があるのか?

今回は仙腸関節の緩みは疼痛と関連があるのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると重要なのは仙腸関節の緩みそのものではなく仙腸関節の緩みの左右差ということになりますね. おそらくもともとlaxityがある場合には問題にならないことが多く,一側にlaxityが生じることでさまざまな弊害を引き起こすのではないでしょうか?
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骨盤のランドマークの非対称性を評価することに何の意味があるのか?

今回は骨盤のランドマークの非対称性の評価に関して考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. やはり予想通りではありますが骨盤のランドマークの非対称性の評価そのものの信頼性が高くないといった結果ですね. 信頼性が低い左右差を取り上げて右が高いとか歪んでいるといった議論をしてもそこから何も生まれないはずですね.
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体幹筋群の強化にはプランクと両下肢挙上運動のどちらが有効?

今回は体幹筋群のトレーニングの使い分けを考えるうえで役に立つ論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い結果ですね. 今回の結果から考えるとプランクと下肢挙上運動をとってもそれぞれを目的に応じて使い分けることが重要になるでしょうね.
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仙腸関節の不安定性がある場合にはどこをトレーニングすればいいの?

今回は仙腸関節の不安定性がある場合にはどこをトレーニングすればいいのかを考えるうえで役に立つ論文をご紹介させていただきます. 今回の結果から考えると仙腸関節の不安定性を改善するためには脊柱起立筋,大腿二頭筋,大殿筋のトレーニングを積極的に行う必要があると言えるでしょうね.
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ブレーシングとドローインはどちらが効果的?

今回はブレーシングとドローインはどちらが効果的かを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとドローインよりもブレーシングの方が脊椎の安定性を向上させるためには有効だということになりますね. 結局のところうまく使い分けることが重要でしょうね.
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コア安定化エクササイズとコアの強化エクササイズではどちらが有効?

今回はコア安定化エクササイズとコアの強化エクササイズではどちらが有効なのかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると強化よりも安定化が重要だといった結果ですね. 予想撮りといえば予想通りの結果ですね.
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コルセットの使用は腰痛予防に有効なのか?

今回はコルセットの使用は腰痛予防に有効なのかどうかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると腰仙骨装具による腰痛予防効果は乏しいと言わざるを得ませんね. バイオメカニクスの視点から考えると若い時に腰仙骨装具を使用して,胸腰椎を屈曲せずに股関節・膝関節を使った動きを学習するというのは非常に意味があると思いますけどね. コルセットを半年装着しても筋力低下も起こっていないという点もポイントですね.
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SLR testで神経根症状と筋短縮を見分けるには?

今回はSLR testで神経根症状と筋短縮を見分けるにはどうすればよいのかについて考えてみました. 今回は角度毎に疼痛が出現した場合に一般的な解釈をご紹介させていただきました. しかしながら関節角度と疼痛との関連性はこれほど単純ではありません. 例外も存在することを考慮しておく必要があるでしょう.
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座位時間が長いと腰痛を発症しやすいというのは嘘?本当?システマティックレビューによる検討

今回は座位時間が長いと本当に腰痛を発症しやすいのかどうかを考えるうえでヒントになる論文をご紹介させていただきました. やはり一定以上の座位時間を強いられると腰痛を発症しやすいということですね. 産業理学療法分野においてもこのあたりも理学療法士が関わるうえで大きなヒントになりそうですね.
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ADLに必要な腰椎の可動域って?

今回はADLと腰椎の可動域を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 床から物を取る動作や,靴下をはく動作ではかなりの屈曲角度が必要であることが分かりますね. これらのADL動作を獲得するうえでは股関節の可動域と合わせて腰椎の可動域を改善させることが重要になりそうですね.
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コルセット装着でインナーマッスルは萎縮する?

今回はコルセット装着でインナーマッスルは萎縮する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきます. 対象者は健常者ですがインナーマッスルに限って検討をすると筋断面積が減少する可能性があるという話ですね. コルセットをすると腹筋が弱くなるといった話もインナーの話なのかアウターの話なのかを分けて考える必要があるかもしれませんね.
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四つ這いでの上下肢挙上運動は多裂筋の選択的トレーニングに有効?

今回は四つ這いでの上下肢挙上運動は多裂筋の選択的トレーニングに有効か否かを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 腹臥位での体幹伸展運動よりも四つ這いでの上下肢挙上運動の方が多裂筋の収縮を得られるというのは興味深いですね.
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医師と患者では腰痛に対する捉え方が大きく異なる?

今回は医師と患者では腰痛に対する捉え方が大きく異なるといったお話でした. この結果は理学療法士・作業療法士にとってもかなり重要な結果ですね. やはり患者は腰痛の原因について専門家に意見を聞きたいと思っているということです.
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腰痛だけじゃなく過去の腰痛体験による運動恐怖が体幹運動に関連?

腰痛によって重量物を持ち上げる際に体幹運動速度が緩慢となり,その緩慢さには動作中に腰部に生じる疼痛でなく,過去の疼痛経験によって引き起こされる運動への恐怖心が影響していることが明らかとなりました. こう考えると理学療法士・作業療法士も運動恐怖に着目した評価および介入が求められますね.
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ピラティスに基づくコアエクササイズが慢性腰痛に有効?

今回はピラティスに基づくコアエクササイズが慢性腰痛に有効かどうかを検討した研究論文をご紹介させていただきました. 結果はポジティブなものでしたね. 今回の対象群は患者教育と一般的なリハビリテーションということでしたが,一般的なコアエクササイズとピラティスをベースとするコアエクササイズで有効性に差があるのかどうかが気になるところですね.
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コルセットを装着すると体幹筋の廃用性機能低下が進むのか?

今回はコルセット装着によって体幹筋群の廃用性機能低下が進行するのかどうかを検討した研究論文をご紹介させていただきました. これもまた興味深い結果ですね. ただ実験の期間が非常に短いので,もう少し長く装着すると異なる結果になる可能性もあります.
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運動って本当に腰痛予防に有効なの?

今回は運動が本当に腰痛予防に有効かどうかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 中等度もしくは高強度の運動習慣の2年間の維持が,4年後の腰痛発症リスクを減らすことを明らかにするということですね. 非常に長期にわたる縦断データで価値のあるデータですね.
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MRI画像と腰痛には関連があるのか?

今回はMRI画像と腰痛には関連があるのかについて調査した報告をご紹介させていただきます. サンプルサイズも大きいですし,やはり疼痛と画像情報は関連しないということになりますね. もちろん画像情報が重要でないということではありませんけどね.
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腰部脊柱管狭窄症の歩行能力改善ってどのくらい連続歩行距離が改善すれば改善したと言っていいの?

今回は腰部脊柱管狭窄症の歩行能力改善はどのくらい連続歩行距離が改善すれば改善したと言っていいのかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 50~100m以上の改善でないと意味のある変化ではないといった結果ですね. 腰部脊柱管狭窄症例の6MDを評価する際に使える結果ですね.
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非特異的腰痛に対するマッサージの有効性って本当にあるの?

今回は非特異的腰痛に対するマッサージの有効性を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 結果から考えると非特異的腰痛に対するマッサージは短期的には有効という結果ですね. いずれにしても非特異的腰痛の原因を考えた上での理学療法・作業療法アプローチが必須となるでしょうね.
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徒手療法(Osteopathic Manipulative Treatment)は非特異的腰痛に効果的なのか? Sham therapyとの比較研究

今回は徒手療法技術の中でもOsteopathic Manipulative Treatmentを取り上げ,Osteopathic Manipulative TreatmentがSham therapyに比較して効果的か否かを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると,慢性腰痛に対するOMTの効果はあっても臨床的に意義のあるものではない可能性が示唆されます. やはり昨今の慢性腰痛の機序を考えると,運動恐怖や破局的思考に対する認知行動療法的なアプローチが必要だといったことが示唆される内容ではないでしょうか?
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