運動療法・物理療法

運動療法・物理療法

筋力トレーニングだけでも脂肪は燃焼する?

今回は筋力トレーニングだけでも脂肪は燃焼するのかどうかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると筋力トレーニング単独でも体脂肪を減少させる効果があるということになりますね. これは理学療法士・作業療法士が原力を目的とした運動指導を行ううえでも生かせる結果ですね.
運動療法・物理療法

ブリッジ運動を行う場合にはこんな代償動作に注意しよう

今回はブリッジ運動を行う際に注意すべき代償動作について考えてみました. たかがブリッジ運動,されどブリッジ運動です. 方法を少し変えるだけでも得られる効果は異なるものとなります. 運動の目的を考慮した上で代償運動に注意した方法を指導できるとよいですね.
運動療法・物理療法

長期にわたって拘縮予防で税金使っていいの?

今回は長期にわたって拘縮予防で税金使っていいのかを考える上で一つの参考になる研究論文をご紹介させていただきました. 悩ましい結果ですね. ただこの論文内における「ストレッチ」というのは,理学療法士・作業療法士が行う他動的な関節可動域運動ではなく,ギプス固定やポジショニング等によるストレッチも含まれているといった点に注意が必要です.
運動療法・物理療法

病棟で歩行練習・日常生活動作練習を行って他職種にアピールしよう

今回は病棟で歩行練習・日常生活動作練習を行って他職種にアピールしようといったお話でした. 病棟での練習は大切ですがただただ毎日病棟で散歩をすればよいというものでもありません. 理学療法士・作業療法士は目的を明確にした上で病棟での練習とリハビリテーション室での練習をうまく使い分けてプログラムを組めるとよいですね. 時間が無いから今日は病棟でなんてやり方はあまり勧められませんね…
運動療法・物理療法

むやみに筋トレしても無意味?血清アルブミンが4.1g/dl未満は筋トレ効果が限定的に

今回は血清アルブミンが4.1g/dl未満は筋トレ効果が限定的になることを示唆する研究論文をご紹介させていただきます. 血清アルブミン値が4.1g/dl未満は筋トレ効果が低いといった結果ですね. この血清アルブミン値が4.1g/dl未満というのは術後の方はかなりの方が該当する気がします. いまさらですがレジスタンストレーニングより栄養を重要視しないとむやみにレジスタンストレーニングを行っても結果は見えているということでしょうね.
運動療法・物理療法

関節負荷の少ないスクワットの方法が明らかに

小さな関節負荷で筋力トレーニングを行うには,中程度のスタンスかつ足部中間位でのスクワットが推奨される可能性がありますね. 今回の研究のポイントは大腿四頭筋力と大殿筋力を維持しながら内側膝関節接触力が少ないスクワットの方法が検討されている点ですね. 臨床に汎化できる素晴らしい研究ですね.
運動療法・物理療法

腹部マッサージは消化管機能の向上に有効なのか?

今回は腹部のマッサージが消化管機能の向上に有効なのかどうかを検討した研究論文をご紹介させていただきました. 今回の論文はメタアナリシスまで実施されておりませんので,その効果に関して結論付けることは難しいですが,今後さらに研究がすすめられることを期待したいですね.
運動療法・物理療法

Anatomy TRAINSの弊害

今回はAnatomy TRAINSの弊害について考えてみました. 理学療法士・作業療法士がAnatomy TRAINSに記されている筋膜のつながりを理解することは運動療法の幅を広げる上で意味があると思いますが,筋膜のつながりのみに固執して基本的な解剖学・運動学の知識を蔑にしてしまうとよい結果にはつながりません. 視野を広く持つことが重要でしょうね.
運動療法・物理療法

フォームローラーによるマッサージが対側下肢の柔軟性も改善させる?

今回はフォームローラーによるマッサージが対側下肢の柔軟性も改善させる可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. これは非常に興味深い結果ですね. 対側においても可動域が改善し,その機序として感覚入力の変化といったメカニズムが考えられるといった話です. これが本当であれば著者らも記載しているように遠隔からの介入が可能となりますね.
運動療法・物理療法

ストレッチングで筋疲労が回復するというのは迷信?

今回はストレッチングによる疲労回復効果を検討したシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとストレッチングは休息と比べて回復を促進する効果はなく,回復目的で行うことを推奨することは誤解を招く恐れがある可能性があります. 残念ながら現在のところストレッチングによる疲労回復の効果は確認できないといった結果ですね.
運動療法・物理療法

健康を維持するためには身体活動量だけでなく活動強度にも着目する必要がある?

今回は健康を維持するためには身体活動量だけでなく活動強度にも着目する必要があることを示唆させる研究論文をご紹介させていただきました. 今回の研究結果から考えると,トータルの身体活動量のみならず,座位のような不活動時間と中等度~高強度の身体活動に着目して運動指導を行うことが重要なポイントになりそうですね.
運動療法・物理療法

高齢者が筋力トレーニングを行って本当に筋肉量は増えるの?

今回は高齢者が筋力トレーニングを行って本当に筋肉量は増えるのかどうかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. これは興味深いですね. 脳卒中症例においても筋力トレーニングを行うことで,筋量は増加すること,また筋量の増加と関連する要因として入院期間とタンパク質摂取量がポイントになるようですね.
介護予防

認知症例に対する運動療法における高強度の運動療法は悪影響?

今回は認知症例に対する運動療法における高強度の運動療法は悪影響なのか否かを示した研究論文をご紹介させていただきました. 理学療法士・作業療法士が認知症例に対して運動療法を行う場合には運動強度を考慮する必要があることを示唆する論文ですね. 高強度の運動療法は認知症例にとって有害な可能性がありますね.
運動療法・物理療法

座位時間が長いほど死亡率「増」日本人6万人以上を平均7.7年間追跡調査したデータを用いて

今回は座位時間が長いほど死亡率が増加することを示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 理学療法士・作業療法士はなんちゃって管理者理学療法士・作業療法士を除いては座位時間は短いはずですよね. 理学療法士・作業療法士が身体活動に関する生活指導を行う上でも非常に参考になる結果ですね.
運動療法・物理療法

なぜフォームローラーによるマッサージが可動域や疼痛を改善させるかを考えるうえで重要な論文をご紹介

今回はなぜフォームローラーによるマッサージが可動域や疼痛を改善させるかを考えるうえで重要な論文をご紹介させていただきました. この研究結果から考えるとフォームローラーによる可動域や疼痛改善効果は組織の柔軟性改善というよりも脊髄の興奮性に起因するところが大きい可能性があります. 非常に興味深い結果ですね.
運動療法・物理療法

筋肉痛が出現しないと筋は肥大しないって本当?

今回は筋肉痛が出現しないと筋は肥大しないのかどうかを考えるうえで参考になる研究論文をご紹介させていただきました. この研究結果から考えると遅発性筋痛が出現しなくとも筋が肥大する可能性があるということになりますね. 理学療法士・作業療法士がクライアントに対して筋力トレーニング指導を行ううえで参考になる論文だと思います.
人工股関節全置換術

大腿筋膜張筋を効率的に伸張できる肢位は?

今回は大腿筋膜張筋を効率的に伸張できる肢位について調査した研究をご紹介させていただきました. 大腿筋膜張筋をストレッチする際には股関節回旋角度よりも膝関節屈曲角度を意識した方がよさそうですね.
運動療法・物理療法

ストレッチングが筋を肥大させるって本当なの?

今回はストレッチングが筋を肥大させるのかどうかを示した研究をご紹介させていただきました. 非常に興味深い研究ですね. 筋の肥大を目的としてストレッチングを行う場合には,ある程度の強度が必要であることが示唆されますね. ベッドレストのクライアントに対してあまり強い強度でストレッチングを行うことは難しいかもしれませんね…
運動療法・物理療法

頚部伸展筋群の効果的なストレッチング方法は?

今回は頚部伸展筋群の効果的なストレッチング方法を検討した研究論文をご紹介させていただきました. 頚部伸展筋は複数の筋で構成されておりますので,やはり筋毎に効果的なストレッチング肢位が異なるといった結果ですね. その結果,僧帽筋と頭板状筋は頚部屈曲と側屈を組み合わせたストレッチング, 肩甲挙筋は頚部側屈を含めたストレッチングが有効ということですね. 頸部伸展筋群のストレッチングの際にいかせる結果ですね.
運動療法・物理療法

Ring Fit Adventureを使ったExergameが慢性腰痛に有効?

今回はRing Fit Adventureを使ったExergameが慢性腰痛に有効かどうかを検討した研究論文をご紹介させていただきました. 疼痛や自己効力感には効果が確認されたといった結果ですね. これはとても有益ですが,破局的思考や運動恐怖には改善はみられておりませんので,このあたりはやはり別の方法による介入が必要なのでしょうね.
運動療法・物理療法

理学療法士・作業療法士が使う魔法の言葉「筋力が弱いから」

今回は理学療法士・作業療法士が使う魔法の言葉「筋力が弱いから」について考えてみました. 便利な魔法の言葉ですが,こればかり使っていてはクライアントもよくなりませんし,専門職としての成長にもつながりません. 疼痛や歩行能力低下の原因が何なのかをしっかりと考えた方が良いでしょうね.
運動療法・物理療法

ジャックナイフストレッチがハムストリングスの柔軟性に及ぼす影響

今回はジャックナイフストレッチがハムストリングスの柔軟性に及ぼす影響を検討した研究論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い研究ですね. ジャックナイフストレッチは自主トレーニングとしても有用性も高いのでセルフトレーニングの指導にも役に立ちそうですね.
運動療法・物理療法

仕事中の身体活動量の増加は健康には結びつかない? デンマークの一般住民10万人超の疫学研究

今回は仕事中の身体活動量の増加は健康には結びつかない可能性を示唆するデンマークの一般住民10万人超の疫学研究をご紹介させていただきました. この結果から考えると仕事中の身体活動量が多い場合にも,健康のために行う運動は仕事とは別に指導を行う必要がある可能性があります. 身体活動に関する現行のガイドラインでは,余暇時間の運動と仕事上の身体活動が区別されておりませんが,こういった結果を考えると余暇時間と仕事での身体活動は分けて考える必要がありそうですね.
運動療法・物理療法

裸足で走るのって足にとってどうなの?

裸足で走るのって足にとってどうなの? 私が子供のころには運動会のと競争なんかは裸足で走る学生が多かったと思います. 最近は裸足で走る学生ってあまり見かけなくなった印象ですが,裸足で走るのってそもそもバイオメカニクスの観点から見たらど...
運動療法・物理療法

入院関連能力障害(Hospitalization-Associated Disability)に対する運動プログラムの効果

今回は入院関連能力障害(Hospitalization-Associated Disability)に対する運動療法の効果を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 歩行と起立運動といった非常に単純な運動介入によって入院関連能力障害(Hospitalization-Associated Disability)が予防できるというのは非常に興味深いですね. 一定以上の年齢の高齢者は入院関連能力障害(Hospitalization-Associated Disability)を考慮すると全例理学療法や作業療法の対象になり得るでしょうね.
運動療法・物理療法

フェイスマスクの装着によって運動パフォーマンスは低下するのか?

今回はフェイスマスクの装着によって運動パフォーマンスが低下するのかどうかを明らかにして研究論文をご紹介させていただきました. 自覚的な疲労感は強いものの,意外にも運動パフォーマンスは低下しないといった結果でしたね. いずれにしてもしばらくマスクを装着して運動を強いる機会が多くなると思いますので,理学療法士・作業療法士もいつも以上にリスク管理を徹底する必要がありそうですね.
運動療法・物理療法

日本のICUにおけるリハビリテーションは遅れている?

今回はICUのリハビリテーションにおける使用機器に着目した論文をご紹介させていただきました. 理学療法士の半数以上がICUでTilt Tableを用い,3割以上が床上エルゴを用いているという結果でありました. 本邦ではICTでのtilt tableの使用というのはまだまだ多くありませんので,このあたりが日本が海外に遅れを取っている部分でしょうね.
運動療法・物理療法

理学療法士・作業療法士も夜勤が必要?夜の9時から11時の離床がせん妄を防ぐ?

今回は理学療法士・作業療法士の夜勤の必要性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い結果ですね. 就寝前の離床はせん妄症状を軽減させる可能性がありますね. 理学療法士・作業療法士が夜勤帯に勤務するかどうかは別として夜間せん妄が著しいクライアントの場合には,介入方法の1つの選択肢となりそうですね.
運動療法・物理療法

関節可動域(ROM)改善に有効なのはストレッチによる他動運動?それとも自動運動?

今回はROM改善に有効なのはストレッチによる他動運動なのか,それとも自動運動なのかを明らかにしたシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. 臨床的にも他動的なストレッチよりもActive に動いた方がROM改善だけじゃなくてさらに付加効果は高いと思います. また筋の滑走性を考慮すると,他動運動のみならず収縮要素を用いて滑走性の改善を図ることが有益な場合もあります.
運動療法・物理療法

烏口腕筋の効果的なストレッチ方法が明らかに

今回は烏口腕筋の効果的なストレッチ方法が明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 効果量から考察すると臨床現場では最大伸展や最大水平外転,最大水平外転位での外旋が推奨されます. この結果は烏口腕筋のストレッチングを行ううえで大きなヒントになりそうですね.
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