2024-04

運動療法・物理療法

ストレッチで血糖が低下する?

今回は糖尿病症例に対してストレッチングを行うことが血糖コントロールにつながるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果からストレッチングを行うことで血糖値が低下する可能性がありますね. 特に2型糖尿病症例においては運動プログラムの一環としてストレッチングを導入するのがよさそうです.
人工膝関節全置換術

TKA前の脚長差が合併症および再置換と関連

今回はTKA前の脚長差が合併症および再置換と関連する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 脚長差があるとさまざまな合併症が生じやすいといった結果ですね. 脚長差というと股関節疾患の印象がありますが,TKA前後でも脚長差に着目する必要がありますね.
働き方

理学療法士・作業療法士の仕事へのモチベーションあるある

今回は理学療法士・作業療法士の仕事へのモチベーションあるあるについて考えてみたいと思いました. 長期にわたって高いモチベーションを保つのは難しいですが,障害を持ったクライアントにとっては毎日場勝負です. 高いモチベーションでクライアントに最高のサービスを提供し続けることができると良いですね.
運動療法・物理療法

ICUでの効果的な理学療法は?

今回はICUにおける効果的な理学療法について考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると早期離床に加えてベッド上でエルゴメーター運動を実施することがICU-AWの予防につながるかもしれませんね.
脳卒中

パーキンソン病症例のすくみ足と歩行姿勢の関連

今回はパーキンソン病症例のすくみ足と歩行姿勢の関連を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 予想通りではありますが脊柱伸展が関連があるということですね. 脊柱の伸展運動をどのように賦活するかがポイントになるでしょうね.
運動療法・物理療法

どの筋肉の硬さが慢性的な頸部痛と関連するのか?

今回はどの筋肉の硬さが慢性的な頸部痛と関連するのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると僧帽筋上部線維の硬さを軽減することが慢性的な頸部痛の軽減につながる可能性がありますね.
脳卒中

立ち上がり動作時にボールを挟むことにこんな意味があったとは

今回は立ち上がり動作時にボールを挟むことの意味を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. ボールをはさんで立ち上がり動作を行うことで麻痺側への荷重が促され,より対照的な立ち上がり動作が行えるということですね. ボールをはさんでの運動というのは簡単に導入できますので試してみるとよいかもしれませんね.
足関節周囲外傷

足関節骨折術後の前方軟部組織の硬さって本当に足関節背屈可動域制限に関連するの?

今回は足関節骨折術後の前方軟部組織の硬さが本当に足関節背屈可動域制限に関連するのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると前方軟部組織の硬さは足関節骨折術後に増加する可能性があるものの,足関節背屈可動域制限を引き起こすかどうかは結論付けられない結果ですね. 後方組織を含めた関節可動域制限の原因に関する精査が必要でしょう.
人工股関節全置換術

THA後のFJSに関する最新論文

今回はTHA後のFJSに関する最新論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとFJSはおおむね使用には問題ありませんが,単調性と局所独立性に一部問題がありそうです. Forgotten Joint Scoreを使用される方は一度フルテキストに目を通して見てもよさそうです. かなり難解な内容ですが.
変形性膝関節症

変形性膝関節症患者に対するrTMSと大腿四頭筋筋力トレーニングの併用効果

今回は変形性膝関節症患者に対するrTMSと大腿四頭筋筋力トレーニングの併用効果を検証する研究計画をご紹介させていただきました. 結果が出るのが楽しみですね.
書籍紹介

2024年4月以降発刊の理学療法関連書籍5選

今回は2024年4月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきました. 今月も良書が多く発刊されております. 理学療法士・作業療法士の皆様もこの機会に新たな学びに挑戦してみてはいかがでしょうか?
人工膝関節全置換術

膝蓋下脂肪体の温存が人工膝関節全置換術例における膝蓋骨高位に及ぼす影響は?

膝蓋下脂肪体の温存が人工膝関節全置換術例における膝蓋骨高位に及ぼす影響を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これは興味深い結果ですね. 膝蓋下脂肪体を切除すると膝蓋骨低位を起こしやすいということですね. この結果は術後の関節可動域運動を行ううえで重要な知見になりそうです.
変形性膝関節症

変形性膝関節症例はガーデニングや畑仕事をやめるべき?

今回は変形性膝関節症例はガーデニングや畑仕事をやめるべきなのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとガーデニングや畑仕事そのものが直接的に変形性膝関節症を増悪させる可能性は低そうですね. 理学療法士・作業療法士もガーデニングや畑仕事に関する指導を改める必要があるかもしれません. 椅子を使用する等膝関節に負担のかからない動作指導を行いながらガーデニングや畑仕事を継続してもらえるとよいですね.
脳卒中

NMESに随意筋収縮を組み合わせることで筋トレ効果はアップする?

今回は電気刺激に随意的な筋収縮を組み合わせることで筋力トレーニング効果というのは高まるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 興味深い結果ですね. この結果から考えると筋力強化を目的として電気刺激を用いる場合には随意運動による筋収縮を組み合わせることが重要であると考えられます.
運動療法・物理療法

血糖コントロールには短時間の運動でも座位時間を一時的に中断することが重要

今回は血糖コントロールには短時間の運動でも座位時間を一時的に中断することが重要であることを示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると時間は短くても少し歩いたり,少しの時間立位をとったりといった座位を中断する行動がとても重要であるということですね. 糖尿病の方の運動療法を考えるうえで非常に参考になる論文だと思います.
変形性股関節症

梨状筋を効果的に伸張するにはどういった肢位が良い?

今回は梨状筋を効果的に伸張するにはどういった肢位が良いのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 股関節を最大屈曲,股関節を最大内転させた肢位でさらに股関節を最大外旋させることが梨状筋に対する効果的なストレッチングにつながりそうですね.
脳卒中

結局,脳卒中後のバランス評価と移動能力評価って何使ったらいいの?

結局,脳卒中後のバランス評価と移動能力評価って何使ったらいいの? 最近はバランス評価にしても移動能力評価にしても新しいバッテリーが次々と登場しておりますね. これだけさまざまなバッテリーがあるとどのバッテリーを使用するのが良いのか迷...
脳卒中

脳卒中回復期には筋の量よりも筋の質に対する介入が必要?

今回は脳卒中回復期には筋の量よりも筋の質に対する介入が必要である可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 筋の量よりも筋の質の方が下肢機能と関連しているという非常に興味深い結果ですね. こういった結果をふまえるとどういった介入で筋の質が改善するのかといった視点でのデータが俟たれますね.
腰部

脊柱管狭窄症例の間欠性跛行に対する効果的な運動療法とは?

今回は脊柱管狭窄症例の間欠性跛行に対する効果的な運動療法を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると監視型の運動であること,腰椎の屈曲運動を含めることに加え,有酸素トレーニングが有効であると考えられますね.
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例のけっこうな割合が嚥下障害を合併

今回は大腿骨近位部骨折例のけっこうな割合が嚥下障害を合併しているといったお話でした. 頚椎疾患よりも大腿骨近位部骨折例で嚥下障害の合併率が高いというのは驚きですね. 大腿骨近位部骨折例に対してはルーチンで嚥下障害に関する評価が必要になりそうですね.
変形性股関節症

股関節への牽引は何秒やればよい?

今回は股関節への牽引は何秒やればよいのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると股関節に対して牽引モビライゼーションを実施する際には少なくとも45秒以上持続するというのがポイントになりそうですね.
変形性膝関節症

膝関節伸展可動域を評価するならheel-height differenceが有用

今回は膝関節伸展可動域を評価する際のheel-height differenceの有用性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると大腿周径の相違や膝関節をマットから出すかマット上の位置で行うかはあまり関係なさそうですね. 10°未満の膝関節屈曲拘縮を評価する際にはheel-height differenceは有用な評価だと考えられますね.
脳卒中

脳梗塞例の体幹機能・ADL改善には体幹筋量の改善が重要

今回は脳梗塞例の体幹機能を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これまでにも体幹機能を取り上げた研究というのは多くありましたが,このように体幹筋量の増加と体幹機能の改善に関連があるといった結果は重要ですね. 体幹機能を向上させるためには筋量を向上させるための取り組みが必要になりそうですね.
介護予防

転倒予測にアニマルネーミングテストが有用?

今回は転倒予測にアニマルネーミングテストが有用なのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 長谷川式の認知機能検査での野菜の名前の呼称は有名ですが,動物をテーマにするというのは面白いですね. クライアントとも動物ネタで盛り上がれそうですね. 干支まで考慮されているのがすごいですね.
働き方

理学療法士・作業療法士が電話対応する際のポイント-外線編

今回は理学療法士・作業療法士が電話対応する際のポイントについて主に外線の場合を想定してご紹介させていただきました. 特に新人理学療法士・作業療法士にとっては電話対応って緊張しますよね. 電話対応も立派な仕事の一つです. 適切に対応できるようにしたいですね.
脊椎圧迫骨折

椎体圧迫骨折例に対する土日リハビリは不要?

椎体圧迫骨折例に対する土日リハビリは不要なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきます. この結果から考えても脊椎圧迫骨折症例に対しては土日にリハビリを実施した方が良いということですね. リハビリテーション・栄養・口腔機能加算の兼ね合いもあってますます土日リハビリの流れが加速しそうですね.
足関節周囲外傷

足関節固定中のマッサージが足関節可動域改善に有効?

今回は足関節固定中のマッサージが足関節可動域改善に有効かどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これは臨床上も有益な情報ですね. マッサージを定期的に行うことで足関節可動域制限の発生を予防できるというのは興味深いですね. 固定期からしっかりと介入を行うことが重要ですね.
運動療法・物理療法

血清アルブミンは本当に低栄養のマーカーになるのか?

今回はアルブミンは本当に低栄養のマーカーになるのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 15年以上前に既に高齢者を対象とした場合には血清アルブミン値は栄養状態の使用にならないことが報告されていたのですね. 身体機能の低い高齢者の場合には血清アルブミン値が栄養状態を反映しない可能性が高いですね. 日本ではなぜこれまでに血清アルブミン値=栄養状態となってしまったのでしょうか…
脳卒中

脳卒中症例に対しても遠心性収縮トレーニングが有効?

今回は脳卒中症例に対する遠心性収縮トレーニングの効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると脳卒中症例に対しても求心性収縮トレーニングよりも遠心性収縮トレーニングの方が有益な可能性がありますね. 脳卒中症例のweaknessに対して筋力トレーニングを実施する場合には遠心性収縮トレーニングを用いることが勧められることが示唆される結果だと思います.
足関節周囲外傷

足趾の筋力と巧緻性とどっちが重要?

今回は足趾の筋力と巧緻性とどっちが重要なのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると足趾の筋力のみならず巧緻性を改善することがさまざまなパフォーマンスを向上させることになりますね. 昔から行われてきた足趾じゃんけんなんかも意味がありそうですね.
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