脳卒中

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長下肢装具(KAFO)の有効性を明らかにしたシステマティックレビュー論文紹介

今回は長下肢装具(KAFO)の有効性を明らかにしたシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. ケースシリーズを集積したシステマティックレビューは非常に価値がありますね. 今後も長下肢装具使用の効果に関するエビデンスの蓄積がまたれますね.
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低栄養が回復期脳卒中症例の体幹機能回復を阻害する?

今回は低栄養が回復期脳卒中症例の体幹機能回復を阻害する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. やはり体幹機能についても低栄養が回復を妨げるといった結果ですね.
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脳卒中片麻痺症例に対するストレッチングは痙縮および関節可動域の改善に有効か?

今回は脳卒中片麻痺症例に対するストレッチングは痙縮および関節可動域の改善に有効かどうかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 残念ながらストレッチングの有効性は明らかにできなかったということですね. 個人的な印象ですが他動的な運動の限界ではないかと思います. 自動運動も含めた介入が必要なのでしょう.
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嚥下障害に対する炭酸水の効果

今回は嚥下障害対する炭酸水の効果を検討したシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. 非炭酸飲料と比較して炭酸飲料の方が誤嚥リスクが少なく,嚥下時無呼吸時間が短いという結果ですね. こんごは炭酸飲料を嚥下障害の方へ積極的に提供できる可能性がありますね.
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脳卒中片麻痺症例に対するLoading responseにおけるステップトレーニングの効果

今回は脳卒中片麻痺症例を対象としてLoading responseに着目したステップトレーニングの効果を明らかにすることを目的とした研究をご紹介させていただきました. 非常に興味深いですね. こういった研究結果を考えてもただただ形だけステップトレーニングを行うのではなく,どういった反応を引き出したいかを考慮した上でトレーニング方法を選択することが重要になりそうですね.
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くも膜下出血症例に対しても早期離床が有効なのか?

今回はくも膜下出血症例に対しても早期離床が有効なのかを検討した研究論文をご紹介させていただきました. サンプルサイズは小さいですが,くも膜下出血症例においても早期離床が推奨される可能性を示唆する結果でしたね. ただ早期離床の定義が14日目に歩行練習を実施しているか否かとなっておりましたので,もう少し早いタイミングで離床を図ることの有用性はこの論文からはわかりませんね. 14日目にはさすがに離床していることが多いと思いますので…
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FIMの移乗で1~7のどの症例が最も転倒しやすいのか?

今回はFIMの移乗で1~7のどの症例が最も転倒しやすいのかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. FIM移乗が4つまり最小介助の症例が最も転倒しやすいということになりますね. またFIMが1の症例と,FIMが7の症例では転倒の状況も異なりますので移乗動作能力を目安として対象者毎に転倒予防策を考案することが重要になりそうですね.
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脳卒中発症1か月以内に歩行自立とならなかった症例の長期的な自立歩行の予測因子は何か?

今回は脳卒中発症1か月以内に歩行自立とならなかった症例の長期的な自立歩行の予測因子は何かを検討した研究論文をご紹介させていただきました. 発症後1か月以内に歩行自立になっていない症例に限定したリサーチであるといった点がポイントですね. こういった結果って回復期リハビリテーション病院で歩行予後に関して予測を行ううえでは非常に有用だと思います.
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失語症に対するリハビリテーションの頻度の増加は失語症の改善に有効なのか?

今回は失語症に対するリハビリテーションの頻度の増加は失語症の改善に有効なのかを明らかにしたメタアナリシス論文をご紹介させていただきました. 言語聴覚療法についても運動療法と同じようにdose dependentの効果が確認されたのはリハビリテーション専門職にとっても大きな意味があると思います.
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脳卒中片麻痺症例における自立歩行獲得のために必要な1日の歩数は?

今回は脳卒中片麻痺症例における自立歩行獲得のために必要な1日当たりの歩数を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 具体的な数値4286歩というのが導き出されましたね. ただ入院中の身体活動量としてはかなりハードルの高い数値だと思います. 理学療法士・作業療法士も身体活動量を増加する視点でクライアントの活動量のマネジメントを行っていく必要がありますね.
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長下肢装具を早期に作成すると脳卒中症例の機能予後は改善するのか?

今回は長下肢装具を早期に作成すると脳卒中症例の機能予後は改善するのかについて検討した研究論文をご紹介させていただきました. 残念ながら今回の結果からは備品の長下肢装具で対応すべきか,新規に作成すべきかといった結論は出ませんが,いずれにしても早期から長下肢装具歩行トレーニングを導入することの有用性が明らかになりましたね. ただ後ろ向きの研究ですので,長下肢装具を早期に導入する症例ほど全身状態が安定している等,何らかの交絡が存在する可能性もありそうですね.
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慢性期脳卒中片麻痺症例における杖使用の意義を見直そう

今回は理学療法士・作業療法士が慢性期脳卒中片麻痺症例における杖使用の意義を見直す1つのきっかけになると思われる論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い結果ですね. 杖の使用が非対称性を増強するといった考え方もありますが,理学療法士・作業療法士は杖を使用することで活動・参加レベルでどういったベネフィットがあるかを考慮する必要がありますね. 杖を使用することで身体活動量が増えれば,結果的に機能維持につながるわけですね.
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長下肢装具(KAFO)の治療効果を検討した阿部先生の最新論文

今回は長下肢装具(KAFO)の治療効果を検討した阿部先生の最新論文をご紹介させていただきました. ポジティブな結果で嬉しいですね. アウトカムがFIMという点もポイントですね. 今後はどのような症例が長下肢装具トレーニングの適応になるのかが明らかにされるとよいですね.
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脳卒中後の反張膝に対する効果的なアプローチが明らかに システマティックレビュー論文紹介

今回は脳卒中後の反張膝に対する効果的なアプローチを明らかにしたシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. 現在のところ反張膝に対してエビデンスが認められているのは固有感覚トレーニングのみといった結果でしたね. 今後さらにエビデンスが蓄積されることが期待されますね.
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脳卒中症例に対する後進歩行の効果

今回は脳卒中症例に対する後進歩行の効果を検討した研究論文をご紹介させていただきました. 理学療法士・作業療法士としてはその効果機序が気になるところですが,歩行トレーニングの1つの引き出しとして後進歩行トレーニングを取り入れてみるとよいかもしれませんね.
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脳卒中片麻痺症例の体幹筋群は委縮しない?

今回は脳卒中後の体幹筋群の筋厚を調査した報告をご紹介させていただきました. 非常に興味深い結果ですね. この結果から考えると脳卒中片麻痺症例の体幹筋群の委縮は脳卒中発症によって非麻痺側と麻痺側で大きな差はないということになりますね. 体幹筋は内側運動制御系の支配だからというところが大きいのでしょうか?
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脳卒中片麻痺症例に対する短下肢装具(AFO)使用は有効なのか?最新システマティックレビュー論文紹介

今回は脳卒中片麻痺症例に対する短下肢装具の有効性に関する最新システマティックレビュー論文を紹介させていただきました. 改めてという話ではありますが,こういったデータは心強いですね.
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Core stability Exerciseは脳卒中症例の動的バランス機能の改善に有効?

今回は脳卒中症例に対するコアエクササイズが動的バランス機能に与える影響を調査した研究論文をご紹介させていただきました. 結果はポジティブな結果でしたね. 動的バランス機能を改善する上でコアエクササイズを実施するのは有益だと考えられますが,あとは具体的にどのようなエクササイズを実施するかがポイントになりそうですね.
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脳卒中症例に対するブリッジ運動による介入効果

今回は脳卒中症例に対するブリッジ運動による介入効果を検討した研究論文をご紹介させていただきました. ポジティブな結果で安心しました. ブリッジ運動というのは簡単に導入できますので,こういった論文はありがたいですね.
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理学療法単独と理学療法+作業療法ってどちらが脳卒中症例の機能回復に有効なの?

今回は理学療法単独と理学療法+作業療法ってどちらが脳卒中症例の機能回復に有効かを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 当たり前といえば当たり前ですが非常にクリアな結果で安心しました. もちろん症例にもよりますがやはりPT・OTそれぞれの視点での介入が重要だということですね.
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Pushingに対して腹臥位療法が有効?

今回はPushingに対する運動療法の中でも腹臥位療法がPushingに与える影響を明らにした研究をご紹介させていただきました. 3例のデータではありますが,腹臥位によってPushing症状や体幹機能が改善するといった結果でしたね. やはり過剰な筋緊張をコントロールすることが重要だと考えられます. 今後は無作為化比較対照試験等の研究デザインを用いた報告が待たれますね.
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重度麻痺を呈する脳卒中片麻痺例における非麻痺側上肢への介入の有効性を示唆する論文

今回は重度麻痺を呈する脳卒中片麻痺例における非麻痺側上肢への介入の有効性を示唆する論文をご紹介させていただきました. ポイントは麻痺側上肢機能の改善を妨げることの無い介入方法というところでしょうか. 確かに運動麻痺が重度な症例ほど非麻痺側上肢の拙劣さというは顕著な印象がありますので,ここへの介入というのは必須でしょうね.
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iNPH症例における間欠性歩行障害

歩行障害が軽度な場合には長距離歩行時に出現する歩行障害に着目するとよさそうですね. また歩行距離の負荷をかけることによって顕在化する歩行障害がある場合には,iNPHを疑う必要がありますね. 脊柱管狭窄症や閉塞性動脈硬化症との鑑別は必要でしょうけどね.
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脳卒中発症後の体幹機能って上下肢と比較して改善しやすいの?しにくいの?

今回は脳卒中発症後の体幹機能って上下肢と比較して改善しやすいのか否かを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い研究ですね. 結論から言えば体幹機能も上肢や下肢の機能回復パターンと同等ということになりますね. 脳卒中症例の予後予測を行う上で役立てられる結果ですね.
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これは必見 脳卒中症例の上肢の運動機能と錐体路障害には関連があるが下肢の運動機能と錐体路障害には関連がない?

今回は脳卒中症例の上肢の運動機能と錐体路障害には関連があるが下肢の運動機能と錐体路障害には関連がないことを示唆する研究論文をご紹介させていただきました. これは非常に興味深い報告ですね. やはり下肢の運動麻痺の場合には網様体脊髄路の関連も大きいのでしょうか? この結果から考えると,理学療法士・作業療法士は錐体路の障害が高度であっても下肢の運動麻痺には改善が得られる可能性があることを考慮したうえで将来的な目標設定を行う必要がありますね.
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視覚を遮断したバランストレーニングが脳卒中症例のバランス機能向上に有効?

今回は視覚を遮断したバランストレーニングが脳卒中症例のバランス機能向上に有効かどうかを調査した報告をご紹介させていただきました. 視覚を遮断したバランストレーニングが有効だというのは興味深いですね. 脳卒中症例に対してバランストレーニングを実施する際にヒントになる論文ではないでしょうか
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脳卒中片麻痺症例を対象とした歩行トレーニングってトレッドミルと平地歩行とどっちがいいの?システマティックレビューによる検討

今回は脳卒中片麻痺症例を対象とした歩行トレーニングとしてトレッドミルと平地歩行とどちらが有効かを明らかにしたシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. 平地歩行に比較してトレッドミル歩行がその効果が高いといったことを示唆する結果ですね. やはり速度を規定できるといった点が大きなポイントになるでしょうね. もちろん平地歩行でのトレーニングについても意味があると思いますので,理学療法士・作業療法士は平地での歩行トレーニングとトレッドミルでの歩行トレーニングをうまく使い分ける必要があるでしょうね.
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理学療法士・作業療法士がクライアントのモチベーションを高めるには?

理学療法士・作業療法士がクライアントのモチベーションを高めるには? 理学療法士・作業療法士にとってクライアントのリハビリテーションに対するモチベーションを向上させるのは1つの役割であり,重要なスキルの1つです. ただモチベーションと...
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脳卒中片麻痺症例に対するHALの効果ってどうなの?

脳卒中片麻痺症例に対するHALの効果ってどうなの? 現在は難病患者においてHALが診療報酬上も保険適応され,2020年度からは限定的な部分は否めませんが脳卒中例に対するロボティクスが診療報酬上でも評価されることとなりました. ただ実...
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運動機能障害のない高次脳機能障害のみのクライアントへの理学療法はエルゴメーターでOK?

今回は運動機能障害のない高次脳機能障害のみのクライアントへの理学療法はエルゴメーターでOKかどうかについて考えてみました. 高次脳機能障害と一口にいっても様々な病態がありますが,理学療法士として何ができるかを熟考する必要がありそうですね.
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