脳卒中

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血液型が脳卒中発症に関連?

今回は血液型が脳卒中発症に関連する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると血液型がA型の方は脳卒中を発症しやすいということになりますね. A型といえば几帳面な性格が特徴とされておりますが,神経質な性格が脳卒中発症と関連があるのでしょうか? そもそも性格と血液型に関するエビデンスがどこまで存在するのかわかりませんが・・・
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脳卒中片麻痺症例の分廻し歩行はClearanceを代償するものではない?

非常に興味深い結果ですね. 脳卒中片麻痺症例では骨盤挙上によってクリアランスを確保しているということですね. 分廻しは他の要因が大きいといったことを考慮する必要がありますね.
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早期リハビリテーションの弊害も?早期にリハリハビリテーションを開始すると代償運動が強くなる?

今回は早期にリハリハビリテーションを開始すると代償運動が強くなる可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. あくまで動物実験の結果ではありますが,早期にトレーニングを開始すると代償運動が増え,維持されるといった結果です. 在院期間は短縮しておりますがあまり早期から代償手段を用いた動作パターンを学習してしまうのは良くないのかもしれませんね.
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土日のリハビリって本当に効果があるのか?

今回は土日のリハビリって本当に効果があるのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 週末のリハビリは有効であるといった結果ですね. 効果量は小さいですがPT・OTの両方を増やすことが有効だと考えられる結果ですね. OTが不足している施設も多いですがOTの増員も必要でしょう.
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脳卒中症例に対する神経学的治療アプローチの効果は?

今回は脳卒中症例に対する神経学的治療アプローチの効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. やはり歩行能力を向上させたければ歩行トレーニングを行わなければ歩行能力は改善しない可能性がありますね. 当たり前といえば当たり前なのですが… こういった論文が既に10年近く前に出ているわけですがまだまだ昔ながらのコンセプトで理学療法をされている方も多いですね.
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脳卒中症例のStiff knee gaitの原因は大腿直筋ではなく外側広筋?

今回は脳卒中症例のStiff knee gaitの原因を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これは非常に興味深い結果ですね. 症例によってもStiff knee gaitの原因が異なるというのは臨床上の印象と全く同じですね. やはり症例毎にStiff knee gaitの原因を考えたうえで対処する必要がありますね.
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脳卒中後の転倒予防に有効な運動介入は?歩行練習は効果なし?

今回は脳卒中後の転倒予防に有効な運動介入を明らかにしたメタアナリシス論文をご紹介させていただきました. この結果からも転倒予防と称してただただ漫然と歩行練習を行っても転倒予防にはつながらない可能性が高いですね. バランストレーニングとマルチタスクトレーニングが転倒予防のためのカギになりそうですね.
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理学療法の60%が座位ってどうなの?

今回は脳卒中片麻痺症例の理学療法の60%が座位ってどうなのかといったお話でした. 21単位を毎日となると理学療法士にとっても身体的にも厳しいですし,座位時間が増えても仕方ありませんよね. 組織の中で単位数の設定を考え直さないとこういった問題も根本的な解決にはつながらないでしょうね.
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脳卒中片麻痺症例に対する非麻痺側の筋力トレーニングの効果は?

今回は脳卒中片麻痺症例に対する非麻痺側の筋力トレーニングの効果を明らかにしたRCT論文をご紹介させていただきました. 非麻痺側の筋力トレーニングによって麻痺側の筋力にも改善が得られているというのは興味深いですね. クロスエデュケーション効果でしょうか. 半球間抑制という概念も重要ですが,麻痺側の機能改善と合わせて非麻痺側機能のトレーニングを行うことは改めて重要だと感じさせる研究結果だと思います.
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脳卒中片麻痺症例の歩行開始は麻痺側から?非麻痺側から?どちらが理想?

今回は脳卒中片麻痺症例の歩行開始は麻痺側から行った方が良いのか,非麻痺側から行った方が良いのか,どちらが理想的なのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これは興味深い結果ですね. この結果をふまえると対象者の機能にもよりますが,非麻痺側から歩行を介するのも1つの戦略になる可能性がありますね. 麻痺側からと決めつけず,麻痺側から非麻痺側から両者の運動パターンを観察した上でどちらから行うのが妥当かを考える必要があるでしょうね.
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脳卒中リハでは高齢層のリハ量を増やすことが重要?

今回は脳卒中リハでは高齢層のリハ量を増やすことが重要である可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. もちろん対象者の状況によるのでしょうが高齢層ほど長時間の介入が必要であるといった結果ですね. 長時間続けて難しい場合には少量頻回に関われるようなシステム作りも必要でしょうね.
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Erigo tilt tableによるトレーニングが脳卒中急性期リハビリテーションに有用

今回はErigo tilt tableによるトレーニングが脳卒中急性期リハビリテーションに有用かどうかを検討した論文をご紹介させていただきました. 従来のtilt tableってただ立ってるだけといった場合が多かったわけですが,Erigo tilt tableはtilt table上でステップ運動が可能であり,電気刺激療法とこのステップ運動を同期させることが可能です. これは日本でも普及しそうですね.
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半側空間無視の評価では机上検査よりも行動評価が重要?

今回は半側空間無視の評価では机上検査よりも行動評価が重要である可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 机上検査よりも行動評価が重要だという結果ですね. われわれ理学療法士・作業療法士も机上検査のみならず行動面の評価を行うことが必須となりそうですね.
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脳卒中後の肩の疼痛の原因は?システマティックレビュー論文紹介

今回は脳卒中後の肩の疼痛の原因を考えるうえで参考になるシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. 年齢,女性,筋緊張増大,感覚障害,左半身麻痺,出血性脳卒中,半側空間無視,過去の病歴,米国国立衛生研究所脳卒中スケールスコアの低さと肩の痛みの原因となる要因が非常に多いことが分かります. こういった結果を考えると肩痛の原因は一律ではなく症例によっても大きく異なる可能性がありますね. 症例毎に肩痛の原因を考慮した上で対処する必要があるでしょうね.
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急性期脳卒中症例の嚥下機能改善に対する体幹・四肢骨格筋量の影響

今回は急性期脳卒中症例の嚥下機能改善に対する体幹・四肢骨格筋量の影響を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. この論文結果から考えると体幹・四肢の骨格筋量を向上させることが嚥下機能改善に結び付く可能性がありますね.
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パーキンソン病症例のすくみ足に対する効果的な介入は?システマティックレビュー論文紹介

今回はパーキンソン病症例のすくみ足に対する効果的な介入を考えるうえで参考になるシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると一律にこの介入が有効とは言えない状況のようですね. すくみ足の誘因を熟考した上で誘因に対する対策をしてくという方策が必要でしょうね.
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脳卒中片麻痺症例の反張膝に対する固有感覚トレーニングの有用性

今回は脳卒中片麻痺症例の反張膝に対する固有感覚トレーニングの有用性を示した研究論文をご紹介させていただきました. 脳卒中片麻痺症例の反張膝に対するトレーニングとして知っておいて損はない結果ですね. 具体的な介入方法についても確認しておくとよいでしょう.
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脳卒中片麻痺症例に対する長下肢装具を用いた前型歩行トレーニングの効果

今回は脳卒中片麻痺症例に対する長下肢装具を用いた前型歩行トレーニングの効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 歩行における倒立振子モデルを再現しつつ実施する前型歩行トレーニングは歩行能力改善に有効だといった結果ですね. 長下肢装具を使用するだけではなくて歩行トレーニングの方法も重要だということですね.
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脳卒中片麻痺例に対する短下肢装具(AFO)の使用は本当に歩行中の背屈角度の改善に有効なのか?

今回は脳卒中片麻痺例に対する短下肢装具(AFO)の使用が歩行中の背屈角度の改善に有効なのかどうかを考えるうえで参考になるシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. エビデンスの確実性は低いものの短下肢装具(AFO)の使用は背屈角度や歩行速度の改善に有用と考えられる結果だと思います.
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早期離床って意識障害の改善に有効なの?

今回は早期離床が意識障害の改善に及ぼす影響を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 意識障害を合併した症例に対する早期離床って本当に意味があるのかななんて思ってしまいますが,今回の結果から考えると早期離床が意識障害の改善に有用な可能性がありますね. 粘り強く離床を繰り返すことが意識障害の改善につながると信じて離床を図っていくことが重要でしょうね.
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脳卒中症例に対する体幹トレーニングの効果は?システマティックレビュー論文紹介

今回は脳卒中症例に対する体幹トレーニングの効果を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると脳卒中症例に対する体幹トレーニングは体幹機能とバランス機能の改善には有効ですが歩行能力の改善に関してはその効果は不明であるといった結果であります. 興味深い結果ですが具体的な体幹トレーニングの内容が気になるところですね.
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パーキンソン病症例が寝返りや起き上がりといったベッド上移動動作ができなくなる原因は?

今回はパーキンソン病症例の寝返りや起き上がりといったベッド上移動動作改善を図るためのヒントになる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると上肢の筋緊張亢進の改善と股関節内転筋トルクの改善というのは1つのターゲットになりそうですね. このあたりを動きの中で強調しながらトレーニングするのがよさそうですね.
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短下肢装具(AFO)も適応を間違えると逆効果?

今回は短下肢装具も適応を間違えると逆効果になる可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 軽度者でも装具を導入する流れが一般的になってきておりますが,今回の結果から考えると軽度の足関節障害を有する症例の場合には短下肢装具を導入することが有害な可能性もあります. 理学療法士・作業療法士は短下肢装具の適応をきちんと見極める必要があるでしょうね.
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家事をするだけでも脳卒中発症を予防できる?

今回は家事をするだけでも脳卒中発症を予防できる可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. この結果から考えると少しでも座位時間を短くすることが脳卒中発症には重要だということですね. 家事動作のような比較的軽強度の身体活動を増やすだけでも脳卒中発症予防につながると考えられます. このあたりの結果をふまえて理学療法士・作業療法士も脳卒中発症予防を目的として身体活動に関する指導を行っていく必要がありますね.
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どういった脳卒中片麻痺症例が転倒しやすいの?

今回は6年にわたるフォローアップを通じてどういった脳卒中片麻痺症例が転倒しやすいのかについて明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 興味深いのは中等度の運動麻痺がある方の転倒リスクが高いといった点ですね. 重度ではなく中等度といった点がポイントでしょう. 重度になると歩行をされていない方も多いのだと思いますが,中等度で歩行をされている方ほど転倒リスクが高いということになるでしょう. またここでも女性といった性別が挙がっているところがポイントですね.
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車椅子自走距離が長い脳卒中症例ほど回復が良好?

今回は車椅子自走距離が長い脳卒中症例ほど回復が良好なのかどうかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 車椅子自走であっても身体活動量を増加させることが能力改善に結びつくというのは興味深いですね. 自立歩行が困難であってもまずは車椅子でのADLを拡大させることが重要だということですね.
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急性期脳卒中症例におけるBBSと歩行速度のMCID

今回は急性期脳卒中症例におけるBBSと歩行速度のMCIDを明らかにした研究論文をご紹介させていただきます. 急性期脳卒中症例の場合にはデータの変動が大きいのも実際です. どこまでが誤差でどこからが真の変化を考えるうえではこういったMCIDを明らかにした研究というのはありがたいですね.
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積極的な歩行トレーニングが脳卒中後の嚥下障害改善に有効?

積極的な歩行トレーニングが脳卒中後の嚥下障害改善に有効? 最近は脳卒中片麻痺症例のリハビリテーションでは発症早期から長下肢装具を使用して積極的に歩行トレーニングが行われることが一般的となっております. この歩行トレーニング自体はガイ...
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どういった脳卒中片麻痺症例がアームスリングをつけるべきなのか?

ここ最近のシステマティックレビューではアームスリングの歩行効率に対する効果は乏しいとされておりましたが,症例によってはアームスリングの使用が必要な症例がいるといった結果だと思います. 症例の状況に応じてアームスリングの必要性について考える必要がありそうですね.
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脳卒中症例のサルコペニアを判定する下腿周径の基準は?

今回は脳卒中症例のサルコペニアを判定する下腿周径の基準を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると脳卒中症例を対象とする場合にはサルコペニアのスクリーニングとして非麻痺側の下腿周径を使用し,AGWS2019の基準である男性34cm,女性33cmよりそれぞれ1cm小さい男性33cm,女性32cmを基準とするとよいということになりますね.
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