小脳性運動失調症例に対する重錘の使用は本当は効果的ではない?
今回は小脳性運動失調症例に対する重錘の使用は本当は効果的なのかどうかを考えるうえで参考になる研究論文をご紹介させていただきました.
これは非常に興味深い結果ですね.
重錘を負荷することで単関節運動が改善されたように見えたとしてもそれが必ずしも多関節運動に反映されるとは限らないということですね.
われわれ理学療法士・作業療法士も小脳性運動失調症例に対して重錘負荷を用いる場合には重錘負荷前後での評価を詳細に行うことが求められますね.
この結果から考えると重錘負荷が運動学習の妨げになる可能性すらありますね.