脳卒中

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脳卒中片麻痺症例の上肢の麻痺は近位部よりも遠位部が強いって本当?

今回は脳卒中片麻痺症例の上肢の麻痺は近位部よりも遠位部が強いって本当なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. この結果から遠位部障害型が47%,近位部障害型が23%,遠位・近位部障害型が30%に該当すると考えられます. 遠位部障害は一次運動野の病巣に近位部障害は一次運動野運動前野補足運動野線条体の病巣に関連するということですね. この結果は非常に重要ですね. 上肢麻痺は近位よりも遠位が強いなんていってたら問題でしょうね.
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脳卒中片麻痺症例の上肢の痙縮と歩行・バランス機能との関連性

今回は脳卒中片麻痺症例の上肢の痙縮と歩行・バランス機能との関連性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると上肢の痙縮は歩行・バランス機能と関連するということになりますね. 歩行やバランス機能を改善するためにも上肢の痙縮をいかにコントロールするかが重要になりそうですね.
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脳卒中症例に対するステップトレーニングの効果

今回は脳卒中症例に対するステップトレーニングの効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えても脳卒中症例に対するステップトレーニングは有効であると考えられますね. 導入も容易ですので歩行やバランス機能を改善するために取り入れてみても良いかもしれませんね.
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脳卒中例に対する座位でのトレーニングってやっぱり効果ない?

今回は脳卒中症例に対する座位でのトレーニングの効果についてご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとバランスや移動能力改善に寄与する可能性はありますが,歩行能力向上や心代謝系の機能改善には座位でのトレーニングでは不十分ということになりますね.
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脳卒中症例に対する後ろ歩き練習は有効なの?

今回は脳卒中症例に対する後ろ歩き練習の効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると前向き歩行練習と後ろ向き歩行練習では改善する機能が異なるということですね. 麻痺肢の機能改善に焦点を当てるのであれば前向き歩行練習,非麻痺肢の機能改善に焦点を当てるのであれば後ろ向き歩行練習ということになるでしょうか.
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脳卒中片麻痺症例に対するブリッジ運動の効果はいかに?

今回は脳卒中片麻痺症例に対するブリッジ運動の効果を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. この結果から考えると脳卒中片麻痺症例の起立・着座運動の改善を目的としてブリッジ運動の指導を行うのは有益であるといえますね.
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小脳性運動失調症例に対する重錘の使用は本当は効果的ではない?

今回は小脳性運動失調症例に対する重錘の使用は本当は効果的なのかどうかを考えるうえで参考になる研究論文をご紹介させていただきました. これは非常に興味深い結果ですね. 重錘を負荷することで単関節運動が改善されたように見えたとしてもそれが必ずしも多関節運動に反映されるとは限らないということですね. われわれ理学療法士・作業療法士も小脳性運動失調症例に対して重錘負荷を用いる場合には重錘負荷前後での評価を詳細に行うことが求められますね. この結果から考えると重錘負荷が運動学習の妨げになる可能性すらありますね.
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脳卒中症例の感覚障害に対するアプローチを考えるうえで参考になる論文

今回は脳卒中症例の感覚障害に対するアプローチを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると感覚障害に対するエビデンスは限られているということですね. 能動的な介入が有効かと考えておりましたが,まだまだエビデンスは少ないようです.
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脳卒中症例の移乗自立の判断に迷ったらBBSのカットオフ値を参照せよ

今回は脳卒中症例の移乗自立の判断に迷った際にはBBSのカットオフ値を参照するのが有用だといったお話でした. この論文はめちゃくちゃ役に立ちそうですね. 移乗動作自立を考えるうえではBBS41点というのが1つのポイントになりそうですね.
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脳卒中後には認知機能障害を合併していることが当たり前と思った方が良い?

今回は脳卒中後には認知機能障害を合併していることが当たり前と思った方が良い可能性が示唆される研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとかなりの割合で認知機能障害を合併しているということになりますね. われわれも脳卒中後には認知機能障害を合併しているのが当たり前と思った方が良さそうです.
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脳卒中片麻痺症例では下肢の運動麻痺のみならず上肢の運動麻痺がバランスに関連?

今回は脳卒中片麻痺症例における上肢の運動麻痺がバランスに及ぼす影響を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 体幹機能が交絡している可能性も考えられますが,やはりバランスを考えるうえでは上肢機能を考慮する必要があるでしょうね.
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新しいTUG,TUGO testに注目

今回は新しいTUGOテストをご紹介させていただきました. TUGOテストは従来のTUGの構成要素である直線歩行,ターン,起立・着座に加えて段差跨ぎなどが加えられているのがTUGOテストの特徴ですね. 今後使用される方が増えてくるかもしれませんね.
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脳卒中症例の歩行トレーニングとしてトレッドミル歩行は有用なのか?

今回は脳卒中症例の歩行トレーニングとしてトレッドミル歩行は有用なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. トレッドミル歩行も使い方によっては有効かもしれませんが,今のところ平地歩行よりも有効ということでもないようですね.
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脳卒中片麻痺症例に対する二重課題トレーニングの有効性

今回は脳卒中片麻痺症例に対する二重課題トレーニングの有効性を検討したメタアナリシス論文をご紹介させていただきました. 結果はポジティブなものでしたね. 実際には対象者に応じてどのような認知課題を負荷するかといった点も重要になりそうですね. このような視点でのレビューも今後期待したいですね.
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座位練習は意識障害の改善に有効なのか?

今回は座位練習をはじめとする離床が意識障害の改善に有効なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると意識障害がある対象者であっても積極的に座位練習を実施することで意識障害の改善につながる可能性がありますね.
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くも膜下出血後の早期離床は血管攣縮と関連するのか?

今回はくも膜下出血後の早期離床は血管攣縮と関連するのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 離床を進めることが症候性脳血管攣縮とは関連しないというのはわれわれ理学療法士・作業療法士としては心強い結果ですね.
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不全脊髄損傷例の歩行のふらつきの原因は足の振り出し位置のバラツキに原因がある?

今回は不全脊髄損傷例の歩行のふらつきの原因は足の振り出し位置のバラツキに原因がある可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 興味深い結果ですね. この結果から考えると足部の振り出し位置を安定させるための運動療法が必要ですね.
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パーキンソン病のすくみ足に対する新しい介入方法

今回はパーキンソン病のすくみ足に対する新しい介入方法に関する研究論文をご紹介させていただきました. この結果から考えるとすくみ足のある症例とすくみ足のない症例では内的焦点と外的焦点によるアプローチを使いわける必要があるかもしれませんね.
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脳卒中片麻痺症例では快適歩行速度と最大歩行速度との差に着目

これは非常に興味深い結果ですね. 脳卒中片麻痺例は最大歩行速度は快適歩行速度の1.41倍,地域在住高齢者最大歩行速度は快適歩行速度の1.20倍となっております. この結果から考えると脳卒中片麻痺症例は潜在能力を使い切れていない可能性がありますね. 転倒しないように快適歩行時に速度を落としているということになるでしょうか.
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くも膜下出血症例に対しても早期離床は安全なのか?

今回はくも膜下出血症例に対しても早期離床は安全なのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 早期リハビリテーション群の歩行開始までの期間が5日ですからこれは従来の離床を考えると非常に早いですね. また早期に離床を図ってもリスク管理を適切に行えば合併症が増加することはないということですね.
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脳卒中症例に対する歩行指導では安易に前を向きましょうと指導すべきではない?

今回は脳卒中症例に対する歩行指導では安易に前を向きましょうと指導すべきではない可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると安易に前を向きましょうといった指導は姿勢の安定性を低下させ,転倒を引き起こす可能性があります. 対象者が視覚情報を用いてどのように姿勢制御を行っているかを考慮した上で歩行指導を行う必要がありますね.
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AFOは歩行動作の改善には有効だが起立動作の妨げになる?

今回は短下肢装具が起立動作に及ぼす影響を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 装具装着によって規律のパフォーマンスが変化するというのは臨床上の印象の通りですね. また前方支柱付のAFOと後方支柱付のAFOでは立ち上がり動作方略が異なるといった点もポイントですね. 装具を装着した場合には歩行のみならず起立動作の変化もしっかりと観察する必要がありますね.
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脳卒中症例の歩行自立に関連する要因は?決定木分析を用いた論文紹介

今回は脳卒中症例の歩行自立に関連する要因について決定木分析を用いて検討した研究論文をご紹介させていただきました. 歩行獲得を目標とする場合には体幹機能の重要性が改めて認識できる結果ですね.
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脳卒中後の固有感覚評価のスタンダードは?

今回は脳卒中後の固有感覚評価のスタンダードは何かを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると固有感覚評価の中で臨床で使用されるべきはFugl-Meyer Assessment Scaleということになるでしょうか? 各検査の特性を考慮する必要はあるでしょうが,運動麻痺のBrunnstrom recovery stageにしてもこのFugl-Meyer Assessment Scaleに統一した方がわかりやすいんですけどね. 日本ではいつになったらBrunnstrom recovery stageから脱却できるのでしょうか?
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脳卒中片麻痺症例のADL改善には四肢の筋量よりも体幹の筋量が重要

今回は脳卒中片麻痺症例のADL改善には四肢の筋量よりも体幹の筋量が重要である可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. この結果から考えると脳卒中片麻痺症例のALD改善には体幹機能が重要であり,体幹筋量を把握することが重要だと言えるでしょう.
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血液型が脳卒中発症に関連?

今回は血液型が脳卒中発症に関連する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると血液型がA型の方は脳卒中を発症しやすいということになりますね. A型といえば几帳面な性格が特徴とされておりますが,神経質な性格が脳卒中発症と関連があるのでしょうか? そもそも性格と血液型に関するエビデンスがどこまで存在するのかわかりませんが・・・
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脳卒中片麻痺症例の分廻し歩行はClearanceを代償するものではない?

非常に興味深い結果ですね. 脳卒中片麻痺症例では骨盤挙上によってクリアランスを確保しているということですね. 分廻しは他の要因が大きいといったことを考慮する必要がありますね.
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早期リハビリテーションの弊害も?早期にリハリハビリテーションを開始すると代償運動が強くなる?

今回は早期にリハリハビリテーションを開始すると代償運動が強くなる可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. あくまで動物実験の結果ではありますが,早期にトレーニングを開始すると代償運動が増え,維持されるといった結果です. 在院期間は短縮しておりますがあまり早期から代償手段を用いた動作パターンを学習してしまうのは良くないのかもしれませんね.
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土日のリハビリって本当に効果があるのか?

今回は土日のリハビリって本当に効果があるのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 週末のリハビリは有効であるといった結果ですね. 効果量は小さいですがPT・OTの両方を増やすことが有効だと考えられる結果ですね. OTが不足している施設も多いですがOTの増員も必要でしょう.
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脳卒中症例に対する神経学的治療アプローチの効果は?

今回は脳卒中症例に対する神経学的治療アプローチの効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. やはり歩行能力を向上させたければ歩行トレーニングを行わなければ歩行能力は改善しない可能性がありますね. 当たり前といえば当たり前なのですが… こういった論文が既に10年近く前に出ているわけですがまだまだ昔ながらのコンセプトで理学療法をされている方も多いですね.
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