2023-06

人工股関節全置換術

DVT予防のためにはどのくらいのペースで足関節運動を行うのが効果的なのか?

今回はDVT予防のためにはどのくらいのペースで足関節運動を行うのが効果的なのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると1分間に60回のペースが深部静脈血栓症を予防するためには有効ということですね. これは臨床的にも役立ちそうな結果ですね.
変形性膝関節症

変形性膝関節症例では大腿骨前捻角が小さい?

今回は変形性膝関節症例では大腿骨前捻角が小さい可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 問題となるのは前捻角の減少が先か内反変形が先かといった点です. おそらく前捻角の減少は内反変形に伴う代償的な反応と考えられますが,こういった結果を考えると内側型変形性膝関節症例では大腿骨前捻角を評価することが重要になりそうですね.
足関節周囲外傷

歩行時・走行時にはアキレス腱にどのくらいの負荷が加わるのか?

今回は歩行時・走行時にはアキレス腱にどのくらいの負荷が加わるのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. こういった基礎研究は理学療法士・作業療法士がアキレス腱断裂例やアキレス腱炎の症例を対象として運動療法を行う際に非常に参考になりますね.
変形性膝関節症

変形性膝関節症例に対する股関節モビライゼーションと股関節周囲筋の筋力強化運動の効果

今回は変形性膝関節症例に対する股関節モビライゼーションと股関節周囲筋の筋力強化運動の効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると股関節モビライゼーションが変形性膝関節症例に対して有効であるといった結果となりますね. いずれにいたしましても股関節のどの方向のモビリティ獲得が変形性膝関節症における内反モーメントを軽減させるかといった視点が重要になるでしょうね.
運動療法・物理療法

理学療法士・作業療法士が腹筋運動でお腹がスリムになるなんて言っていたら恥ずかしい?

今回は理学療法士・作業療法士が腹筋運動でお腹がスリムになるなんて言っていたら恥ずかしいといったお話でした. 今回の結果から考えても腹筋運動では腹筋群の筋持久力に向上がみられるものの腹部の皮下脂肪が減少するわけではなさそうですね. 当たり前といえば当たり前なのですが理学療法士・作業療法士が腹筋運動でお腹がスリムになるなんて言っていたら恥ずかしいですね.
働き方

仕事を覚えられない理学療法士・作業療法士の特徴

皆様の職場の新人理学療法士・作業療法士はどうですか? いつまで経っても仕事を覚えられない理学療法士・作業療法士っていますよね? 今回は仕事を覚えられない理学療法士・作業療法士の特徴について考えてみたいと思います.
働き方

理学療法士・作業療法士忙しい日あるある

理学療法士・作業療法士として働いていれば忙しい日とそうでもない日と日によって仕事の量にも差があることが多いと思います. 忙しい日って本当に時間がすぐにたってしまいますし,疲労感も半端ないですよね. 今回は理学療法士・作業療法士忙しい日あるあるについて考えてみたいと思います.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術(TKA)例に対する理学療法は不要?

今回はTKA例に対する理学療法は本当に必要なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとすべてのTKA症例に理学療法が必要なわけではなさそうですね. これはTKA症例に限ったことではありませんが,どういった症例に集中的な理学療法が必要なのかを明らかにすることが今後の課題になりそうですね. TKA症例の場合には疼痛が遷延する症例も少なくありませんので,難渋する症例に対して理学療法の効果を明確にする必要があるでしょうね.
脳卒中

脳卒中症例の感覚障害に対するアプローチを考えるうえで参考になる論文

今回は脳卒中症例の感覚障害に対するアプローチを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると感覚障害に対するエビデンスは限られているということですね. 能動的な介入が有効かと考えておりましたが,まだまだエビデンスは少ないようです.
大腿骨近位部骨折

大腿骨転子下骨折は大腿骨転子部骨折よりも予後が悪い?

今回は大腿骨転子下骨折は大腿骨転子部骨折よりも予後が悪いのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると大腿骨転子下骨折・大腿骨転子部骨折といった骨折部位だけでは歩行の予後を決定づけることは難しいということになりますね. 術式も含めて検討する必要があるということですね.
変形性股関節症

変形性股関節症例に対する体幹トレーニングがバランス能力に及ぼす影響

今回は変形性股関節症例に対する体幹トレーニングがバランス能力に及ぼす影響を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると股関節トレーニングに体幹トレーニングを組み合わせてもバランス能力には大きな影響はなさそうですね. 使用したバランススコアによっても結果は変わるのではないかと感じましたが,この結果から考えると変形性股関節症例の場合には股関節機能の改善に着目することがまず重要であると考えられますね.
運動療法・物理療法

筋力トレーニング前後のストレッチングは本当に必要か?

今回は筋力トレーニング前後のストレッチングの必要性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきます. この結果から考えると柔軟性を向上させるといった目的であれば筋力トレーニング前後にストレッチングを行う必要はないかもしれませんね. あくまでも可動域改善を目的とする場合にはということですね. 筋力トレーニングには柔軟性を向上させる効果もあると考えると素晴らしい種類の運動ですね.
働き方

理学療法士・作業療法士の有給消化の現実

理学療法士・作業療法士の有給消化の現実 理学療法士・作業療法士の皆様は年間でどのくらい有給休暇を消化できていますか? 有給休暇って消化しないと無くなってしまいますので,次年度の繰り越し分を考慮したうえで最大限消化するのが理想的です....
理学療法評価

理学療法士・作業療法士にお勧めのお役立ちサイト

今回は理学療法士・作業療法士にお勧めのお役立ちサイトをご紹介させていただきました. 皆様も今回ご紹介したサイトを利用して効率的に情報を収集できると良いですね.
介護予防

加齢によって肥大する筋と萎縮する筋があるって知っていました?

今回は加齢によって肥大する筋と萎縮する筋があるといったお話でした. これは非常に興味深い結果ですね. 萎縮する筋ばかりではなく肥大する筋もあるのですね. 腹直筋,ハムスト,大腿四頭筋,大腰筋は萎縮するものの側腹筋,傍脊柱筋は肥大するということですね. こういった結果をふまえたトレーニング指導が必要でしょうね.
肩関節

肩関節屈曲運動中の水平外転等尺性負荷が有効?

これは臨床的にも非常に参考になる論文ですね. 肩関節屈曲運動時に大胸筋や三角筋前部線維が過活動を引き起こす方って少なくないと思います. 一方で三角筋後部線維や寡婦の収縮が得られない方は多いですね. こういった症例に対してはこの論文のように水平外転方向の負荷を加えるのがよさそうですね.
脳卒中

脳卒中症例の移乗自立の判断に迷ったらBBSのカットオフ値を参照せよ

今回は脳卒中症例の移乗自立の判断に迷った際にはBBSのカットオフ値を参照するのが有用だといったお話でした. この論文はめちゃくちゃ役に立ちそうですね. 移乗動作自立を考えるうえではBBS41点というのが1つのポイントになりそうですね.
人工股関節全置換術

大腰筋の質がTHA後のアウトカムと関連

今回は大腰筋の質がTHA後のアウトカムと関連を調査した研究論文をご紹介させていただきました. THA後には大腰筋の質に着目した運動療法がポイントになりそうですね.
足関節周囲外傷

姿勢制御には足趾屈曲力よりも足趾圧迫力が重要

今回は姿勢制御には足趾屈曲力よりも足趾圧迫力が重要である可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い研究結果ですね. 足趾の屈曲力,足趾の圧迫力といった視点も重要ですが,やはり座位・立位といった姿勢の変化が大きいのではないでしょうか? 姿勢制御改善を目的に足趾のトレーニングを行う場合には立位で足趾を圧迫するような介入方法が理想でしょうね.
人工膝関節全置換術

TKA後の熱感はどのくらいで軽減するのか?

今回はTKA後の熱感はどのくらいで軽減するのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 術後3ヶ月でもまだ非不穏は1.4℃も高いということですね. こういった基準となる値があれば術後の熱感の評価を行ううえでも有益ですね.
書籍紹介

2023年6月以降発刊の理学療法関連書籍5選

最近は発刊される理学療法関連の書籍も多いので,把握するのが大変です. 私も月1回は本屋で関連書籍をリサーチしております. 今回は2023年6月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきます.
変形性膝関節症

腰痛と変形性膝関節症の関連は?

今回は腰痛と変形性膝関節症の関連を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. Knee spine syndromeという言葉が表わすようにやはり膝と腰は切っても切り離せない関係にあるということですね. 膝と腰部の関連性を考慮した上で運動療法を行う必要がありますね.
変形性股関節症

変形性股関節症の進行には筋力よりも筋力バランスが重要

今回は変形性股関節症の進行には筋力よりも筋力バランスが重要であるといったお話でした. 今回の結果から考えると変形性股関節症の進行予防を図るうえでは筋力のみならず筋力バランスに着目する必要があるということですね. 特に股関節屈曲・内旋筋力が相対的に弱化している場合には相対的な筋力バランスを改善させることが重要と考えられます.
脊椎圧迫骨折

脊椎圧迫骨折例に対する疼痛管理プログラムの有効性

今回は脊椎圧迫骨折例に対する疼痛管理プログラムの有効性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 脊椎圧迫骨折例に対する理学療法って離床,排菌群・下肢伸展筋群のトレーニング,日常生活指導がメインとなることが多いですが,こういった視点での疼痛管理指導を加えることが疼痛の慢性化を予防するためには重要かもしれませんね.
変形性膝関節症

膝蓋下脂肪体に関する基礎研究の最新知見 膝蓋下脂肪体が変形性膝関節症の炎症過程に関連

今回は膝蓋下脂肪体に関する基礎研究の最新知見をご紹介させていただきました. 膝蓋下脂肪体が変形性膝関節症の炎症に関連するといった結果ですね. この結果だけで膝蓋下脂肪体の存在が問題であるとは考えにくいですが,膝蓋下脂肪体が炎症に関わる組織であるといった点は十分に理解しておく必要があるでしょうね.
脳卒中

脳卒中後には認知機能障害を合併していることが当たり前と思った方が良い?

今回は脳卒中後には認知機能障害を合併していることが当たり前と思った方が良い可能性が示唆される研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとかなりの割合で認知機能障害を合併しているということになりますね. われわれも脳卒中後には認知機能障害を合併しているのが当たり前と思った方が良さそうです.
働き方

理学療法士・作業療法士雨の日あるある

梅雨の季節になりましたね. 理学療法士・作業療法士の皆様も雨と戦いながらお仕事をされている方って多いと思います. 今回は理学療法士・作業療法士雨の日あるあるについて考えてみたいと思います.
介護予防

二重課題処理能力は何歳から低下する?

今回は二重課題処理能力(デュアルタスク)は何歳から低下するのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると二重課題処理能力(デュアルタスク)は50代から低下するということになりますね.
運動療法・物理療法

ノルディックハムストリングスって本当にハムストリングスの筋力評価になっているの?

今回はノルディックハムストリングスって本当にハムストリングスの筋力評価になっているのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. この結果から考えるとノルディックハムストリングスはハムストリングス以外の要因を多く含むものと考えられますね.
介護予防

これは便利!TUGの標準値を計算する回帰式に関する論文

これは非常に便利そうですね. 回帰式ですと細かな表を確認する必要もありません. 年齢,身長,体重から標準値を算出できますのでこれを基準に対象者のTUGが標準値と比較して劣っているのか優れているのかをフィードバックできるとよいですね.
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