
TKA後に屈曲拘縮が残存しやすい症例の特徴は?
今回はTKA後に屈曲拘縮が残存しやすい症例の特徴を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました.
今回の結果から考えると片側例の場合や術前に重度の屈曲拘縮がある症例の場合には屈曲拘縮が残存しやすいと考えられます.
また注目すべきは腰椎変性後彎です.
腰椎後彎変形があると立位や歩行時に膝関節が伸展しませんのでこれが屈曲拘縮につながる可能性が高いということですね.
屈曲拘縮に対して介入する際には腰椎への介入の視点も重要になりそうです.