脊椎圧迫骨折

脊椎圧迫骨折の整形外科的治療~コルセットを装着すると腹筋が弱くなる?~

前回は脊椎圧迫骨折の診断方法についてご紹介させていただきました.診断がつけばあとは治療ということになります.今回は脊椎圧迫骨折の整形外科的治療と理学療法の流れについて考えてみたいと思います.
脊椎圧迫骨折

脊椎圧迫骨折の診断

脊椎圧迫骨折の病態や重症度は,X線・CT・MRI等の画像検査によって診断されます.さらに再骨折のリスクについては骨密度の検査結果から把握できます.圧迫骨折の診断にはX線・CT・MRIが使用されます.まずは圧迫骨折の診断におけるX線・CT・MRIの特徴をご紹介させていただきます.
脊椎圧迫骨折

圧迫骨折と破裂骨折~違いを理解していないと危険~

脊椎の骨折は大きく分類すると脊椎圧迫骨折と脊椎破裂骨折の2種類の骨折に分類されます.一般的に前方支柱の骨折を圧迫骨折,中央~後方支柱の骨折を破裂骨折とよびます.臨床では1983年にDenisが提唱したthree column theoryをもとに,脊柱を3つの構成要素に分類し,3つの構成要素のどこに損傷が及んでいるかによって,脊椎圧迫骨折と脊椎破裂骨折に分類します.
介護予防

体操で介護予防~なぜ介護予防に体操なのか?~

介護予防に向けて全国の多くの地域の通いの場で,様々な体操が行われております.理学療法士の視点からすると,特に音楽に合わせて運動するような体操では,正しく運動ができないのではといった思いを抱く方も多いと思いますし,DVDを流してしまえば終わってしまうような状況の中で,われわれ専門職としての理学療法士の役割は何なのかと私自身も考えたりしました.
脊椎圧迫骨折

脊椎圧迫骨折の疫学

今回からは代表的な高齢者の骨脆弱性骨折として大腿骨近位部骨折と同様に非常に多い脊椎圧迫骨折についてご紹介させていただきます.まずは脊椎圧迫骨折の疫学的なデータについてご紹介いたします.
介護予防

バランス評価の難易度を考えよう

全ての評価を対象者に行うのも間違いではないと思いますが,時間が無い場合には全ての評価を行うことが難しいといった場合もあるでしょう.バランス評価を選択する際には,階層構造だけでなく検査の難易度も考慮する必要があります.今回はバランス評価の難易度について考えてみたいと思います.
介護予防

Timed Up and Go testとは?~カットオフ値13.5秒の過信は危険~

今回は高齢者の転倒予防のみならず理学療法評価としても用いられる頻度の高いTUG(Timed up and Go test)の文献的な年齢別標準値・カットオフ値・評価方法・目的,13.5秒の意義,パーキンソン病や大腿骨骨折例のカットオフ値も含めTUGとは何かについて解説いたします.
介護予防

Functional Reach test(ファンクショナルリーチテスト)について~本当にバランスを測定しているのか?~

前回は転倒予防におけるバランス評価として使用頻度の高い片脚起立テストについて紹介させていただきました.今回は転倒予防で用いられることの多いFunctional Reach test(ファンクショナルリーチテスト)の利点・欠点について考えてみたいと思います.
介護予防

開眼片脚起立テスト~何秒できたらいいの?~

前回はバランスの階層構造を考慮したバランス機能の捉え方についてご紹介させていただきました.今回はバランス機能評価の中でも使用頻度の高い開眼片脚起立テスト(OLS: One leg standing-test)について測定結果の解釈の仕方,測定における注意点を考えてみたいと思います.
介護予防

バランス機能の捉え方~そもそもバランスって何?~

前回までは高齢者の転倒予防におけるバランストレーニングの重要性,バランス機能評価の重要性についてご紹介いたしました.そもそも「バランス」って何でしょうか?今回は「バランス」を支持基底面と重心位置との関連から代表的なバランス評価と絡めながら考えてみたいと思います.
介護予防

転倒予防におけるバランス評価の重要性

バランストレーニング・バランス運動に関しては唯一,単独でも転倒予防効果が確認されております.つまり転倒予防を図る上ではバランストレーニングを実施することが必須であると考えられます.われわれリハビリテーション専門職である理学療法士の介護予防事業におけるIdentityの1つは対象者の評価をきちんと行えるというところだと思います.
介護予防

転倒予防に有効なトレーニングとは?

前回は二重課題トレーニングについて紹介させていただきました.転倒予防を図る上では筋力・バランス能力・歩行能力といった運動機能を向上させることが重要となりますが,実際にどういったトレーニングが最も有効なのかに関しても様々な研究で明らかにされてきております.
介護予防

転倒予防に有効な二重課題トレーニング

前回は高齢者の転倒の原因が身体機能レベルによって異なることを紹介させていただきました.虚弱高齢者は筋力トレーニングを元気高齢者は二重課題トレーニングをおこなうことが転倒予防を図る上では重要です.今回は具体的な二重課題トレーニングについて紹介させていただきます.
介護予防

元気高齢者の転倒の原因とは?~元気なのになぜ転ぶの?~

転倒予防を目的として運動を行う場合には,前回ご紹介した「筋力」・「バランス能力」・「歩行能力」を改善することが重要となります.一方でこれら「筋力」・「バランス能力」・「歩行能力」といった機能が比較的良好であるにもかかわらず転倒してしまう人が数多く存在するということが最近の研究でわかってきました.
介護予防

高齢者はなぜ転ぶのか?

前回までは高齢者の骨折の実態や骨折の怖さについて紹介させていただきました.転倒を予防する意義を理解していただけたかと思います.今回は転倒を予防するために,まず転倒を引き起こす原因について考えてみたいと思います.
介護予防

転倒による骨折だけが怖いわけではない

転倒して不運にも骨折をしてしまうと日常生活動作が制限されることが少なくありません.ここでは高齢者の4大骨折をお示ししております.
介護予防

どのくらいの方が転倒しているのか?~3秒に1人が転倒している~

前回は高齢化と転倒の関連についてご紹介させていただきました.転倒・骨折がきっかけとなって介護が必要な状態になってしまう方が多いわけですが,こういった話を聞いてもまだ自分には関係ないとか,どのくらい多いのかピンとこない方も少なくないと思います.
介護予防

わが国の高齢化率の推移と転倒・骨折

大腿骨近位部骨折のほとんどは転倒によって起こっているわけですが,大腿骨近位部骨折の多くは骨脆弱性骨折と呼ばれる軽微な外力によって生じた骨折がほとんどです.つまり自転車から転落したとか,階段から転落した,交通事故にあったといった強い外力を受けて骨折が起こったというよりも,歩いていて転倒したといった比較的小さな外力によって
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例に対する筋力トレーニング~強くすればよいってものではない~

前回は大腿骨近位部骨折例に対する関節可動域運動についてご紹介いたしました.今回は大腿骨近位部骨折例に対する筋力トレーニングについて考えてみたいと思います.
大腿骨近位部骨折

大腿骨転子部骨折例に対する関節可動域運動~浮腫に対する対策が重要~

今回は大腿骨転子部骨折例に対する関節可動域運動について考えてみたいと思います.大腿骨転子部骨折例の可動域運動を考える上では,骨折型や術式別に侵襲や起こりやすい機能低下を考える必要があります.今回は骨折型・術式別に可動域運動のポイントをご紹介したいと思います.
大腿骨近位部骨折

大腿骨頸部骨折例に対する関節可動域運動

今回は大腿骨頸部骨折例に対する関節可動域運動について考えてみたいと思います.大腿骨頸部骨折例の可動域運動を考える上では,骨折型や術式別に侵襲や起こりやすい機能低下を考える必要があります.今回は骨折型・術式別に可動域運動のポイントをご紹介したいと思います.
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例を担当した時に確認すべき血液検査マーカー

今回は大腿骨近位部骨折例を担当した時に確認すべき血液検査マーカーについて考えてみたいと思います.一昔前は血液検査データを確認するにも紙カルテから検査データを探して,術前の値と比べてと非常に大変でしたが,電子カルテが導入されてからは理学療法士でも簡単に血液検査データを把握できる時代になったと思います.
大腿骨近位部骨折

浮腫と腫張の違い,癒着とは?

今回は大腿骨転子部骨折例に起こりやすい大腿部の浮腫とそれに伴う癒着について考えてみたいと思います.以前の記事で大腿骨転子部骨折は,骨折に伴う出血量が多く,この出血の大腿部への浸潤によって大腿部に浮腫が生じやすいということをご紹介いたしました.
大腿骨近位部骨折

大腿骨転子部骨折例におけるスライディング機構とは?

大腿骨転子部骨折に対する骨接合術で用いられるcompression hip screw(CHS)とγ-nailですが,ともにスライディング機構が備わっているといった点が大きな特徴です.
大腿骨近位部骨折

大腿骨転子部骨折に対する手術療法と骨折型・術式別に見た起こりやすい機能低下

大腿骨転子部骨折例に対する手術療法はCHSとガンマネイル(γ-nail)に分類されますが,手術侵襲が術式によって異なります.筋への手術侵襲に加えて,骨折型による機能低下も含めて術後の運動機能低下をとらえる必要があるでしょう.
大腿骨近位部骨折

大腿骨転子部骨折における小転子骨片転位の重要性

骨折型を判定する際には内側骨皮質の連続性に着目する必要があることは前回の記事でも述べたとおりです. 大腿骨転子部骨折例のリハビリテーション(理学療法)を行う上では,小転子骨片転位の有無と腸腰筋の機能低下に関して理解しておくことが重要です.
大腿骨近位部骨折

大腿骨転子部骨折の分類~内側骨皮質の連続性に着目せよ~

大腿骨転子部骨折も大腿骨頸部骨折と同様に,骨折型によって病態が大きく異なりますので,看護やリハビリを行う上では骨折の分類を把握しておくことが重要となります.今回はエバンス分類(Evans分類)・ヤンセン分類(Jenssen分類)を中心にご紹介させていただきます.
大腿骨近位部骨折

深部静脈血栓症の予防

深部静脈血栓症予防のためのアプローチとして,以下の6つが挙げられますが,リハビリを行う理学療法士にとっては⑤足関節自動運動と⑥早期離床がとりわけ重要となります.
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折例における合併症

大腿骨近位部骨折例の合併症としては様々な合併症が挙げられますが,以下に代表的な合併症を挙げてみます.
大腿骨近位部骨折

大腿骨頸部骨折後に生じやすい機能低下について骨折型・術式別に考えてみました

今回は術式ごとに生じやすい機能低下について考えてみたいと思います.その前に非転位型骨折に対して行われる骨接合術の中でも使用頻度の高いHanson pinによる骨接合術と人工骨頭置換術(後方進入)についての手術記録を供覧したいと思います.
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