人工股関節全置換術

人工股関節置換術後例の股関節外転筋の質的評価の有用性

今回は人工股関節術後例を対象として股関節外転筋の質的評価の有用性を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. これは非常に興味深い結果ですね. 股関節外転筋(中殿筋)の脂肪浸潤が進行しているクライアントは,術後にトレンデンブルグ歩行を呈する期間が長くなるといった結果ですので,われわれ理学療法士・作業療法士も中殿筋の質の向上に向けたアプローチが必要になると考えられます.
臨床実習・国家試験

臨床実習指導者会議がオンラインになって得られたものと失ったもの

今回は理学療法士・作業療法士の臨床実習指導者会議がオンラインになって得られたものと失ったものについて考えてみました. 時間短縮にもなりましたし,自宅から参加できるというのは便利になりましたが,一方で学生と対面で面談できないとか,以前実習にきた学生と会えないというのはなんとなく寂しいですね.
変形性膝関節症

やはりPF関節障害に大腿筋膜張筋の過緊張が関連している?

今回はボツリヌス毒素(BT)注射を使用して,PF関節障害に大腿筋膜張筋の過緊張が関連しているのか否かを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い結果ですね. この結果から考えてもPF関節障害を有する症例に対しては大腿筋膜張筋をはじめとする外側支持機構のtightnessを改善する方策が有効であることが示唆されますね.
働き方

理学療法士・作業療法士が二度寝を防止するには?

今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい二度寝を解消する方法について考えてみました. 二度寝ほど気持ち良いものもありませんが,遅刻してしまうと一気に信用を失ってしまいます. 理学療法士・作業療法士の皆様も遅刻を防止する策を講じて,遅刻しないように注意したいですね.
介護予防

歩行速度の変化によって転倒を予期できる?

今回は自宅に設置したセンサーで廊下歩行中の歩行速度を計測し,この老化歩行中の歩行速度の変化と転倒との関連を調査した研究をご紹介させていただきました. こういった自然な形で歩行速度を計測し,転倒を予測できるというのは良い仕組みですね.
学会発表・論文投稿

理学療法士・作業療法士が学会や研修会の司会を行う際に注意すべきこと

今回は理学療法士・作業療法士が学会や研修会の司会を行う際に注意すべきことについて考えてみました. 何事も準備が大変ですね. 司会を務める機会を得たら,しっかりと準備をして臨めるとよいですね.
運動療法・物理療法

むやみに筋トレしても無意味?血清アルブミンが4.1g/dl未満は筋トレ効果が限定的に

今回は血清アルブミンが4.1g/dl未満は筋トレ効果が限定的になることを示唆する研究論文をご紹介させていただきます. 血清アルブミン値が4.1g/dl未満は筋トレ効果が低いといった結果ですね. この血清アルブミン値が4.1g/dl未満というのは術後の方はかなりの方が該当する気がします. いまさらですがレジスタンストレーニングより栄養を重要視しないとむやみにレジスタンストレーニングを行っても結果は見えているということでしょうね.
働き方

ポスドク理学療法士・作業療法士問題

今回はポスドク理学療法士・作業療法士問題について考えてみたいと思います. 理学療法士・作業療法士界隈でも博士後期課程を修了後に研究職としてのポストが無いといった方は少なくありません. 博士後期課程を修了しながらも臨床で理学療法士・作業療法士として勤務している方も多くいらっしゃいます. 大学院進学の目的をどこに置くかですが,大学教員のポストに就くというのはポスドク理学療法士・作業療法士が増える現在においては容易なことではないのかもしれませんね.
働き方

理学療法士・作業療法士の皆様は定時ハラスメントって知っていますか?

今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい定時ハラスメントについて考えてみました. 見かけの残業時間にばかりに目が行き本質的な業務改善が全くなされていないと定時ハラスメントのような間違った働き方改革が執り行われてしまいます. 理学療法士・作業療法士の場合は,単位数=仕事量と考えてもよいほど非常に分かりやすい仕組みなわけですが,この単位数のノルマを軽減しないと定時ハラスメントに陥ってしまうケースが多いでしょうね.
働き方

理学療法士・作業療法士は絶対に上司から嫌われてはいけない

理学療法士・作業療法士の皆様も職場の上司のもとで仕事をされていると思います. 経営者や社長を除けば,理学療法士・作業療法士は管理監督職であっても上司の下で仕事をされるという方が多いでしょう. どの仕事にも当てはまることですが上司との関係性ってものすごく重要ですよね. 上司に嫌われると良いことはありません.
働き方

理学療法士・作業療法士も知っておきたい年末調整

今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい年末調整についてご紹介させていただきました. よくわからず年末調整をされていた方も多いと思いますが,なんとなくご理解いただけたでしょうか? いずれにしても早く書類を完成させて提出する必要がありますね.
働き方

理学療法士・作業療法士が「明日休みです」と伝えるとクライアントから「また休み?」と言われる件

今回は理学療法士・作業療法士が「明日休みです」と伝えるとクライアントから「また休み?」と言われる件について考えてみました. 「また休み?」と言われるのはクライアントに信頼されている証拠ですが,休暇を取得しにくくなるのも実際です. 課題は代行時のサービスの均一化といったところになるでしょうか?
介護予防

高齢者の転倒予防にイメージトレーニングが有効?

今回は高齢者の転倒予防にイメージトレーニングが有効であることを示唆する研究論文をご紹介させていただきました. これは非常に興味深い結果ですね. イメージトレーニングというのは導入はしやすいと思いますので,あとは具体的にどういったイメージトレーニングを導入するかがカギになりそうですね.
働き方

理学療法士・作業療法士にありがちな年金に関するよくある勘違い

今回は理学療法士・作業療法士にありがちな年金に関するよくある勘違いについてご紹介させていただきました. 理学療法士・作業療法士も年金制度についてきちんと理解しておきたいですね.
変形性股関節症

FAI症例に対する体幹トレーニングの有効性

FAI症例に対する体幹トレーニングの有効性 近年,股関節痛を引き起こす疾病の中で注目されているのが大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)という概念です. FAIの原因としては寛骨臼や大腿骨の形態異常が挙げられますが,骨盤の過度な前傾...
働き方

週108単位の上限設定って日曜日から土曜日で計算?それとも月曜日から日曜日で計算?

今回は週108単位の上限設定の計算方法について考えてみました. 結論から言えば厚生支局の担当者に問い合わせるというのが賢明でしょう. 返戻にならないように対策が必要ですね.
介護予防

自動車運転継続がフレイルと関連?

今回は自動車運転継続がフレイルと関連する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 高齢者の自動車運転による事故を考えると,ある程度機能低下が起こった段階で運転を中止することを勧めるのが理学療法士・作業療法士の役割になると考えられますが,一方でこういったデータが出てくると簡単に運転をやめてくださいなんて言えませんね. 早く自動運転や安全装置等の技術が発展し,当たり前のように安全装置に自動車に搭載される日が望まれますね.
臨床実習・国家試験

若手理学療法士・作業療法士の実習指導あるある

今回は若手理学療法士・作業療法士の実習指導あるあるについて考えてみました. 今年度初めて臨床実習指導を行った方はうなずける内容も多かったのではないでしょうか? 実習指導は大変ですが学生のため,自分のためと思って頑張りましょう.
運動療法・物理療法

関節負荷の少ないスクワットの方法が明らかに

小さな関節負荷で筋力トレーニングを行うには,中程度のスタンスかつ足部中間位でのスクワットが推奨される可能性がありますね. 今回の研究のポイントは大腿四頭筋力と大殿筋力を維持しながら内側膝関節接触力が少ないスクワットの方法が検討されている点ですね. 臨床に汎化できる素晴らしい研究ですね.
働き方

理学療法士・作業療法士も知っておきたい兼業と副業の違い

今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい兼業と副業の違いについて考えてみました. 兼業と副業の違いについて,法律上では特に明確に定義はありませんが、一般的にはある程度の基準で使い分けられているということですね.
脳卒中

脳卒中片麻痺症例に対する短下肢装具(AFO)使用は有効なのか?最新システマティックレビュー論文紹介

今回は脳卒中片麻痺症例に対する短下肢装具の有効性に関する最新システマティックレビュー論文を紹介させていただきました. 改めてという話ではありますが,こういったデータは心強いですね.
働き方

理学療法士・作業療法士は体調を崩してまで働くべきではない

今回は理学療法士・作業療法士は体調を崩してまで働くべきではないといったお話でした. 命あっての人助け,健康あっての仕事です. まずは自分の体調を第一優先に考えて,無理をしないことも長く仕事を続けていくには重要です. 時にはしっかりと休暇を取って身体を休めることがクライアントや同僚のためになることもあるんだという認識も必要でしょう.
働き方

理学療法士・作業療法士関連のセミナーの無断欠席

今回は理学療法士・作業療法士関連のセミナーの無断欠席について考えてみました. 社会人理学療法士・作業療法士の皆様はくれぐれも無断欠席することの無いようにしたいですね. 急な用事で欠席を余儀なくされる場合には必ず主催者に連絡しましょう.
働き方

そろそろ目標設定等支援・管理料の書類作成の負担を軽減してほしい

今回は令和4年度診療報酬改定に向けた要望書の中から目標設定等支援・管理料の負担軽減およびがん患者リハビリテーション料の適応拡大に関する要望について考えてみました. 今後の診療報酬改定情報に注目しておく必要がありますね.
学会発表・論文投稿

新学術誌「運動器理学療法学」が発行される

今回は新学術誌「運動器理学療法学」の発行について考えてみました. 分科学会の法人化に伴い,運動器に限らず今後さまざまな分野で新しい雑誌が発行されそうですね. 理学療法士が和文雑誌へ投稿する選択肢が増えるのは嬉しいことですね.
就職活動

理学療法士・作業療法士が転職で失敗しないための7つの確認

今回は転職する際に理学療法士・作業療法士が見落としがちなポイントについてご紹介させていただきました. 今回ご紹介させていただいた7つのポイントは理学療法士・作業療法士が転職を成功させるためには非常に重要ですが,一方で九票から情報を得ることが難しいことが多いです. かといって面接や職場見学で担当者から聞き出すにも勇気がいります.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術後の屈曲可動域を考えるうえでの新しい視点

今回は人工膝関節全置換術後の屈曲可動域を考えるうえでの新しい視点となりうる研究をご紹介させていただきました. 意外と当たり前のようで理学療法士・作業療法士にかけている視点ではないでしょうか? 膝関節屈曲可動域拡大を目的とする場合には,股関節屈曲・外旋方向の可動域にも着目する必要がありますね.
働き方

回復期リハビリテーション病棟におけるFIM評価に第3者評価が組み込まれる?

今回は回復期リハビリテーション病棟におけるFIM評価に第3者評価が組み込まれるかもしれないといったお話でした. FIM操作問題については以前から話が出ているものの現状では大きな変化はない状況ですので,また新たな仕組みや書類が増えることで業務が煩雑にならないことを祈るばかりです.
変形性股関節症

ケイデンスの減少が股関節モーメントを増加させる?

今回はケイデンスと股関節モーメントとの関連性を調査した研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると変形性股関節症例に対して進行予防を目的とした歩行指導を行う場合には歩幅を減少させることよりもケイデンスを増加させることに主眼を置いた指導が必要だと考えられますね.
働き方

生活期包括的リハビリテーション指導料を提案

今回は疾患別リハビリテーション料の算定期限を超過した場合にも理学療法士・作業療法士のかかわりが評価される生活期包括的リハビリテーション指導料について考えてみました. 今回の提案が次回の診療報酬改定にすぐに反映されるかどうかはわかりませんが,こういった提案は理学療法士・作業療法士にとっても今後大きな意味を持つことになるでしょうね.
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