介護予防

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理学療法士・作業療法士の転倒に関する注意を喚起する声かけは有効なのか?

今回は理学療法士・作業療法士の転倒に関する注意を喚起する声かけは有効なのかを考えるうえで参考にできる研究論文をご紹介させていただきました. この結果から考えると転倒に対する注意喚起も場合によってはクライアントにとって有益でない可能性がありますね. クライアントが転倒を自己にてコントロール可能かどうかについてどう考えているかによって,理学療法士・作業療法士の「転ばないように気をつけてくださいね」といった声掛けが良く働く場合もあれば悪く働く場合もあるということですね. 非常に興味深い結果だと思います.
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理学療法士・作業療法士も知っておきたい「80GO」(ハチマルゴー)運動

今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい「80GO」(ハチマルゴー)運動について解説させていただきました. まだあまり耳慣れない「80GO」(ハチマルゴー)運動ですが今後どんどん一般の方の中でも認識が広がっていくとよいですね.
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健常高齢者はタンパク質摂取量を増やしても骨格筋量や筋力は増えない

今回は,健常高齢者はタンパク質摂取量を増やしても骨格筋量や筋力は増えないことを示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 健常高齢者では日常的な食事から十分にたんぱく質を摂取できている場合が多いため,このような場合にはたんぱく質を追加摂取することの意義が現れにくいものと思われます. 誰でもかれでもタンパク質摂取を勧められば良いというわけではなさそうですね.
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ケアマネージャー?ケアマネジャー?正しいのはどっち?

今回は介護支援専門員のことを「ケアマネジャー」と呼ぶのと「ケアマネージャー」と呼ぶののどちらが正しいのかについて考えてみました. 皆様も介護支援専門員のことをカタカナ表記する場合には注意して見てください.
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買い物リハビリテーションの効果はいかに?認知機能・身体機能改善効果は?

今回は買い物リハビリテーションの効果はいかに?認知機能・身体機能改善効果を明らかにした研究論文をご紹介させていただきます. ポジティブな結果ですが結論にもあるように今後は長期的な効果の検証が待たれますね.
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ロコモの進行は40歳過ぎから加速する 全国8千人超の調査結果

今回は全国8000例を超える対象から得たデータからロコモの進行が40歳過ぎから加速することを示唆する興味深いデータをご紹介させていただきました. 40歳から徐々にロコモが進行するというのは非常に興味深いですね. こう考えると高齢者に対して予防的な介入が必要ということではなく,理学療法士・作業療法士も中年の住民に対してもこういったロコモの概念を啓発することが重要になりそうですね.
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Natureから衝撃論文 コロナに感染すると脳萎縮・認知機能低下が進む?

今回はコロナに感染すると脳萎縮・認知機能低下が進む可能性を示唆するNatureからの衝撃論文をご紹介させていただきます. コロナに罹患すると脳が萎縮,認知機能低下が認められる可能性があるということですね. まだこの論文だけから結論付けるのは難しいですが,風邪やインフルエンザのように罹っていいものとなるかどうかはまだわからないというのが実際でしょうね.
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理学療法士・作業療法士も知っておきたいPhase angle

今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたいPhase angleについてご紹介させていただきました. 新しいPhase angleという概念をご紹介させていただきました. 今後も耳にする機会は多いと思いますので,皆様もPhase angleを頭の片隅にでも入れておきましょう.
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二重課題を負荷した際のTUGの標準値が明らかに

Dual-task能力の重要性が叫ばれてから久しいですが,理学療法士・作業療法士であればDual-task環境下でTUGを測定することって多いと思います. しかしながらDual-task環境下でTUGってその標準値が明らかにされておりませんでした. 今回は二重課題を負荷した際のTUGの標準値を明らかにした論文をご紹介させていただきます.
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聴力低下って運動機能と関連があるのか?

今回は聴力低下が運動機能と関連するのかどうかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 仮説の通り聴覚障害が身体機能低下と関連するといった話ですね. 理学療法士・作業療法士も対象者の聴力障害を可能な範囲で評価して対応する必要がありそうです
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歩数・歩幅・ケイデンス,死亡率と最も関連が強いのは?

今回は歩数・歩幅・ケイデンス,死亡率と最も関連が強いパラメータを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると歩幅や歩行率よりも歩数がとにかく重要であるということが示唆されますね. このあたりをどのように運動指導に生かすかが重要になりそうですね.
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足趾把握運動によるホームエクササイズはバランス能力向上に有効?

今回は足趾把握運動によるホームエクササイズはバランス能力向上に有効かどうかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 理学療法士・作業療法士が指導することの多い足趾把握運動ですがポジティブな結果で嬉しいですね.
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新概念Respiratory sarcopeniaに注目が集まる

今回は呼吸に関連する新しいサルコペニアの概念Respiratory sarcopeniaに関連する報告をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとサルコペニア症例では呼吸機能にも目を向けて何かしらの介入を行っていく必要がありそうですね.
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ポケモンGoが身体活動量の増加,気分や感情の改善,注意力・集中力・記憶力の向上に有効 システマティックレビューによる検討

今回はポケモンGoが身体活動量の増加,気分や感情の改善,注意力・集中力・記憶力の向上に有効かどうかを明らかにしたシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. ポケモン GOは身体活動量の増加,気分や感情の改善,注意力・集中力・記憶力の向上に役立つかもしれませんね. リハビリテーションの中にどのように取り入れるかは難しいですけどね…
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ストライド長から高齢者の生命を脅かす臨床イベントを予測可能?

今回はストライド長から高齢者の生命を脅かす臨床イベントを予測可能であることを示唆する論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い結果ですね. 歩幅ではなくストライド長というところもポイントですね.
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日本老年医学会からCLINICAL FRAILTY SCALE(臨床虚弱尺度)日本語版が出される

今回は先日出された日本老年医学会から出されたCLINICAL FRAILTY SCALE(臨床虚弱尺度)日本語版についてご紹介させていただきました. 非常にざっくりとした分類ではありますが,クライアントに対して受傷前や発症前のフレイルの程度を思い出してもらいながら評価する際には使いやすそうですね.
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結局のところ高齢者の転倒予測に有効なパフォーマンステストって何なの?

今回は高齢者の転倒予測に有効なパフォーマンステストを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 理学療法士・作業療法士がやりがちですが,パフォーマンステストのみで転倒予測をするというのはやはり難しいようです. こういったパフォーマンステストはあくまで易転倒性を考えるうえでの一つの判断材料であるといった認識が必要でしょうね.
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高齢者の運動機能低下を予測する要因として股関節屈曲筋力が重要

今回は高齢者の運動機能低下を予測する要因として股関節屈曲筋力が重要であることを示唆する論文をご紹介させていただきました. 今回の結果からはフレイルの進行を予測する要因として股関節屈曲筋力が重要であるといったことが示唆されます. 股関節屈曲筋力は歩行速度を決定する要因としても重要ですね. フレイルの進行予防を考えるうえでは股関節屈曲筋力にターゲットを絞った介入が必要かもしれませんね.
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歩行速度の変化によって転倒を予期できる?

今回は自宅に設置したセンサーで廊下歩行中の歩行速度を計測し,この老化歩行中の歩行速度の変化と転倒との関連を調査した研究をご紹介させていただきました. こういった自然な形で歩行速度を計測し,転倒を予測できるというのは良い仕組みですね.
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高齢者の転倒予防にイメージトレーニングが有効?

今回は高齢者の転倒予防にイメージトレーニングが有効であることを示唆する研究論文をご紹介させていただきました. これは非常に興味深い結果ですね. イメージトレーニングというのは導入はしやすいと思いますので,あとは具体的にどういったイメージトレーニングを導入するかがカギになりそうですね.
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自動車運転継続がフレイルと関連?

今回は自動車運転継続がフレイルと関連する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 高齢者の自動車運転による事故を考えると,ある程度機能低下が起こった段階で運転を中止することを勧めるのが理学療法士・作業療法士の役割になると考えられますが,一方でこういったデータが出てくると簡単に運転をやめてくださいなんて言えませんね. 早く自動運転や安全装置等の技術が発展し,当たり前のように安全装置に自動車に搭載される日が望まれますね.
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要支援・要介護高齢者の歩行速度・握力のMDCが明らかに これは訪問・通所リハで役立ちそう

今回は要支援・要介護高齢者の歩行速度・握力のMDC(最小可検変化量)を示した研究論文をご紹介させていただきました. これは訪問・通所リハで役立ちそうですね. 握力は,全体では2.9kg,男性では3.2kg,女性では2.4kg以上の改善であれば真の改善と考えることができます. また通常歩行速度は0.18m/s,最大歩行速度は0.23m/s以上の改善であれば真の改善と考えてよさそうです.
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骨盤底筋群の弱化を簡単にスクリーニングできる?

今回は骨盤底筋群の弱化を簡単にスクリーニングできることを示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 握力から骨盤底筋力が推定できればこれは簡易で用いやすいですね. ただ相関係数は0.298とあまり高くありませんので,握力から骨盤底筋力を推定するのにも限界があるような気もします.
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運動と認知課題を組み合わせた介入が高齢者の認知機能改善に有効?

今回は運動と認知課題を組み合わせた介入が高齢者の認知機能改善に有効か否かを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. デュアルタスクのパフォーマンスのみならず認知機能低下の予防にも有効というのは興味深いですね. 地域での介護予防でも認知課題の負荷は必須となりそうですね.
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SPPB(Short Physical Performance Battery)はすべての死因と関連するといった驚きの結果が!!

SPPBが全ての原因の死亡と関連するというのは非常に興味深いですね. こういった結果を踏まえると理学療法・作業療法分野にとどまらず,今後さらにSPPB(Short Physical Performance Battery)が使用される機会は増えることが予測されますので,理学療法士・作業療法士もSPPB(Short Physical Performance Battery)についておさえておきたいですね.
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認知症例に対する運動療法における高強度の運動療法は悪影響?

今回は認知症例に対する運動療法における高強度の運動療法は悪影響なのか否かを示した研究論文をご紹介させていただきました. 理学療法士・作業療法士が認知症例に対して運動療法を行う場合には運動強度を考慮する必要があることを示唆する論文ですね. 高強度の運動療法は認知症例にとって有害な可能性がありますね.
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理学療法士・作業療法士も転倒の定義を見直そう

今回は理学療法士・作業療法士も転倒の定義を見直そうといったお話でした. 論文や書籍を読むときには,理学療法士・作業療法士も転倒という用語がどのように定義されて用いられているものかを考慮する必要がありそうですね.
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日常の移動手段がフレイルに影響を与える?

日常の移動手段がフレイルに影響を与える? 本邦でもフレイルといった概念が普及しております. フレイルは身体的フレイル・精神的フレイル・社会的フレイルなどに分類されますが,さまざまな側面からフレイルに関する研究が進められております. ...
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新しい高齢者の歩行能力評価法 円形歩行テスト

今回は新しい高齢者の歩行能力評価法として今後使用が増えそうな円形歩行テストに関する研究論文をご紹介させていただきました. この円形歩行テストが標準化されると介護予防の領域をはじめとしてさまざまな場面で使えそうですね.
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高齢者の立ち上がりテスト(5回立ち上がりテスト・CS-30)の標準値・基準値に関するメタアナリシス論文

今回は高齢者の立ち上がりテスト(5回立ち上がりテスト・CS-30)の標準値・基準値に関するメタアナリシス論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から5回立ち上がりテストは8.50秒[95%信頼区間(CI):7.93-9.07],CS-30は17.26回[95%CI: 15.98-18.55]といった基準値が導かれております. 95%CIまで算出されておりますので,この範囲を1つの基準と考えるとよいでしょうね.
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