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理学療法士・作業療法士の週末開業ってどうなの?
理学療法士・作業療法士界隈で近年よく聞く言葉のなかに週末開業という言葉があります.
理学療法士・作業療法士がその技術を使って休みの週末に整体を副業で営むことを週末開業と呼びます.
ただぶっちゃけこの週末開業ってどうなのでしょうか?
今回は理学療法士・作業療法士の週末開業について考えてみたいと思います.
週末開業はやめたほうがいい?
理学療法士・作業療法士の週末開業については私個人は反対です.
もちろん週末に働くことで対価を得られるわけですがそんなに簡単な話ではありません.
ここからはなぜ理学療法士・作業療法士の週末開業はお勧めできないのかについて考えてみたいと思います.
週末開業がお勧めできない理由①:疲労感が半端ない
理学療法士・作業療法士として平日は勤務しながらも,週末や平日の空き時間に整体等を営むというのは,かなりのハードスケジュールになります.
平日頑張ってせっかくやってきた休みの週末も事前に予約をしていたお客さんに時間を取られるようになります.
疲労があろうがお客さんには関係ありません.
予約を店側からキャンセルすると信用問題にも関わりますので,体調が悪くとも対応せざるを得ません.
結果的に拘束時間は増え,お金は多少増えても疲労が蓄積されるばかりです.
週末開業がお勧めできない理由②:ポータルサイトの営業に騙される
整体を開業するとポータルサイトから営業の電話が来ます。
ポータルサイトというのは「店を紹介するからお金をください」といういわゆる広告屋です.
このポータルサイトの営業には要注意です.
本業でやっているならまだしも,副業でやるならば新規の数よりもいかにリピートされるかが重要になります.
こちら側としては高くてもリピートしてくれるお客さんが欲しいのにまったく必要としていないターゲット層が集まってしまうことになります.
結果として一時的に忙しいだけで,あまり儲けにはならず,広告システム代だけが無駄になってしまいます.
週末開業がお勧めできない理由③:そこまで大きく稼げない
理学療法士・作業療法士としての知識・技術さえあれば,お客さんは自然にやってくると思ってしまうかもしれませんが,そんなに簡単ではありません.
集客なんていうのはビジネスやマーケティングを勉強したことのない素人の理学療法士・作業療法士が簡単にできるものではありません.
いかに口コミを利用してお客さんを呼ぶかが重要なのですがなかなか苦戦します.
実際に来てもリピートをしてくれるような仕組みを作らないといけませんし,かなり大変です.
ビジネスやマーケティングについて素人の理学療法士・作業療法士が行う集客がそこまでうまくいくわけもありません.
集客するのって大変なんですよね.
病院や施設にいるとどんどんクライアントがやってきますのでこのあたりは盲点だったりします.
今回は理学療法士・作業療法士の週末開業について考えてみました.
結論から申し上げますと週末開業は簡単ではない,やめた方が良いという話です.
ビジネスやマーケティングに関して素人の理学療法士・作業療法士が簡単にできるものではありませんし,ポータルサイトのカモにされるのがオチです.
まだ休日にできる範囲でクリニックや訪問のバイトなんかをやった方が間違いがないでしょうね.