脳卒中

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脳卒中片麻痺症例の反張膝に対する固有感覚トレーニングの有用性

今回は脳卒中片麻痺症例の反張膝に対する固有感覚トレーニングの有用性を示した研究論文をご紹介させていただきました. 脳卒中片麻痺症例の反張膝に対するトレーニングとして知っておいて損はない結果ですね. 具体的な介入方法についても確認しておくとよいでしょう.
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脳卒中片麻痺症例に対する長下肢装具を用いた前型歩行トレーニングの効果

今回は脳卒中片麻痺症例に対する長下肢装具を用いた前型歩行トレーニングの効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 歩行における倒立振子モデルを再現しつつ実施する前型歩行トレーニングは歩行能力改善に有効だといった結果ですね. 長下肢装具を使用するだけではなくて歩行トレーニングの方法も重要だということですね.
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脳卒中片麻痺例に対する短下肢装具(AFO)の使用は本当に歩行中の背屈角度の改善に有効なのか?

今回は脳卒中片麻痺例に対する短下肢装具(AFO)の使用が歩行中の背屈角度の改善に有効なのかどうかを考えるうえで参考になるシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. エビデンスの確実性は低いものの短下肢装具(AFO)の使用は背屈角度や歩行速度の改善に有用と考えられる結果だと思います.
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早期離床って意識障害の改善に有効なの?

今回は早期離床が意識障害の改善に及ぼす影響を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 意識障害を合併した症例に対する早期離床って本当に意味があるのかななんて思ってしまいますが,今回の結果から考えると早期離床が意識障害の改善に有用な可能性がありますね. 粘り強く離床を繰り返すことが意識障害の改善につながると信じて離床を図っていくことが重要でしょうね.
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脳卒中症例に対する体幹トレーニングの効果は?システマティックレビュー論文紹介

今回は脳卒中症例に対する体幹トレーニングの効果を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると脳卒中症例に対する体幹トレーニングは体幹機能とバランス機能の改善には有効ですが歩行能力の改善に関してはその効果は不明であるといった結果であります. 興味深い結果ですが具体的な体幹トレーニングの内容が気になるところですね.
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パーキンソン病症例が寝返りや起き上がりといったベッド上移動動作ができなくなる原因は?

今回はパーキンソン病症例の寝返りや起き上がりといったベッド上移動動作改善を図るためのヒントになる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると上肢の筋緊張亢進の改善と股関節内転筋トルクの改善というのは1つのターゲットになりそうですね. このあたりを動きの中で強調しながらトレーニングするのがよさそうですね.
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短下肢装具(AFO)も適応を間違えると逆効果?

今回は短下肢装具も適応を間違えると逆効果になる可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 軽度者でも装具を導入する流れが一般的になってきておりますが,今回の結果から考えると軽度の足関節障害を有する症例の場合には短下肢装具を導入することが有害な可能性もあります. 理学療法士・作業療法士は短下肢装具の適応をきちんと見極める必要があるでしょうね.
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家事をするだけでも脳卒中発症を予防できる?

今回は家事をするだけでも脳卒中発症を予防できる可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. この結果から考えると少しでも座位時間を短くすることが脳卒中発症には重要だということですね. 家事動作のような比較的軽強度の身体活動を増やすだけでも脳卒中発症予防につながると考えられます. このあたりの結果をふまえて理学療法士・作業療法士も脳卒中発症予防を目的として身体活動に関する指導を行っていく必要がありますね.
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どういった脳卒中片麻痺症例が転倒しやすいの?

今回は6年にわたるフォローアップを通じてどういった脳卒中片麻痺症例が転倒しやすいのかについて明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 興味深いのは中等度の運動麻痺がある方の転倒リスクが高いといった点ですね. 重度ではなく中等度といった点がポイントでしょう. 重度になると歩行をされていない方も多いのだと思いますが,中等度で歩行をされている方ほど転倒リスクが高いということになるでしょう. またここでも女性といった性別が挙がっているところがポイントですね.
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車椅子自走距離が長い脳卒中症例ほど回復が良好?

今回は車椅子自走距離が長い脳卒中症例ほど回復が良好なのかどうかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 車椅子自走であっても身体活動量を増加させることが能力改善に結びつくというのは興味深いですね. 自立歩行が困難であってもまずは車椅子でのADLを拡大させることが重要だということですね.
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急性期脳卒中症例におけるBBSと歩行速度のMCID

今回は急性期脳卒中症例におけるBBSと歩行速度のMCIDを明らかにした研究論文をご紹介させていただきます. 急性期脳卒中症例の場合にはデータの変動が大きいのも実際です. どこまでが誤差でどこからが真の変化を考えるうえではこういったMCIDを明らかにした研究というのはありがたいですね.
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積極的な歩行トレーニングが脳卒中後の嚥下障害改善に有効?

積極的な歩行トレーニングが脳卒中後の嚥下障害改善に有効? 最近は脳卒中片麻痺症例のリハビリテーションでは発症早期から長下肢装具を使用して積極的に歩行トレーニングが行われることが一般的となっております. この歩行トレーニング自体はガイ...
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どういった脳卒中片麻痺症例がアームスリングをつけるべきなのか?

ここ最近のシステマティックレビューではアームスリングの歩行効率に対する効果は乏しいとされておりましたが,症例によってはアームスリングの使用が必要な症例がいるといった結果だと思います. 症例の状況に応じてアームスリングの必要性について考える必要がありそうですね.
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脳卒中症例のサルコペニアを判定する下腿周径の基準は?

今回は脳卒中症例のサルコペニアを判定する下腿周径の基準を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると脳卒中症例を対象とする場合にはサルコペニアのスクリーニングとして非麻痺側の下腿周径を使用し,AGWS2019の基準である男性34cm,女性33cmよりそれぞれ1cm小さい男性33cm,女性32cmを基準とするとよいということになりますね.
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短下肢装具(AFO)の底屈制動は矢状面のみならず前額面の運動にも寄与する

今回は短下肢装具(AFO)の底屈制動が矢状面のみならず前額面の運動にも寄与する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 短下肢装具(AFO)の使用は矢状面のみならず前額面の運動にも関連するというのは興味深いですね.
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長下肢装具(KAFO)の有効性を明らかにしたシステマティックレビュー論文紹介

今回は長下肢装具(KAFO)の有効性を明らかにしたシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. ケースシリーズを集積したシステマティックレビューは非常に価値がありますね. 今後も長下肢装具使用の効果に関するエビデンスの蓄積がまたれますね.
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低栄養が回復期脳卒中症例の体幹機能回復を阻害する?

今回は低栄養が回復期脳卒中症例の体幹機能回復を阻害する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. やはり体幹機能についても低栄養が回復を妨げるといった結果ですね.
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脳卒中片麻痺症例に対するストレッチングは痙縮および関節可動域の改善に有効か?

今回は脳卒中片麻痺症例に対するストレッチングは痙縮および関節可動域の改善に有効かどうかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 残念ながらストレッチングの有効性は明らかにできなかったということですね. 個人的な印象ですが他動的な運動の限界ではないかと思います. 自動運動も含めた介入が必要なのでしょう.
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嚥下障害に対する炭酸水の効果

今回は嚥下障害対する炭酸水の効果を検討したシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. 非炭酸飲料と比較して炭酸飲料の方が誤嚥リスクが少なく,嚥下時無呼吸時間が短いという結果ですね. こんごは炭酸飲料を嚥下障害の方へ積極的に提供できる可能性がありますね.
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脳卒中片麻痺症例に対するLoading responseにおけるステップトレーニングの効果

今回は脳卒中片麻痺症例を対象としてLoading responseに着目したステップトレーニングの効果を明らかにすることを目的とした研究をご紹介させていただきました. 非常に興味深いですね. こういった研究結果を考えてもただただ形だけステップトレーニングを行うのではなく,どういった反応を引き出したいかを考慮した上でトレーニング方法を選択することが重要になりそうですね.
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くも膜下出血症例に対しても早期離床が有効なのか?

今回はくも膜下出血症例に対しても早期離床が有効なのかを検討した研究論文をご紹介させていただきました. サンプルサイズは小さいですが,くも膜下出血症例においても早期離床が推奨される可能性を示唆する結果でしたね. ただ早期離床の定義が14日目に歩行練習を実施しているか否かとなっておりましたので,もう少し早いタイミングで離床を図ることの有用性はこの論文からはわかりませんね. 14日目にはさすがに離床していることが多いと思いますので…
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FIMの移乗で1~7のどの症例が最も転倒しやすいのか?

今回はFIMの移乗で1~7のどの症例が最も転倒しやすいのかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. FIM移乗が4つまり最小介助の症例が最も転倒しやすいということになりますね. またFIMが1の症例と,FIMが7の症例では転倒の状況も異なりますので移乗動作能力を目安として対象者毎に転倒予防策を考案することが重要になりそうですね.
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脳卒中発症1か月以内に歩行自立とならなかった症例の長期的な自立歩行の予測因子は何か?

今回は脳卒中発症1か月以内に歩行自立とならなかった症例の長期的な自立歩行の予測因子は何かを検討した研究論文をご紹介させていただきました. 発症後1か月以内に歩行自立になっていない症例に限定したリサーチであるといった点がポイントですね. こういった結果って回復期リハビリテーション病院で歩行予後に関して予測を行ううえでは非常に有用だと思います.
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失語症に対するリハビリテーションの頻度の増加は失語症の改善に有効なのか?

今回は失語症に対するリハビリテーションの頻度の増加は失語症の改善に有効なのかを明らかにしたメタアナリシス論文をご紹介させていただきました. 言語聴覚療法についても運動療法と同じようにdose dependentの効果が確認されたのはリハビリテーション専門職にとっても大きな意味があると思います.
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脳卒中片麻痺症例における自立歩行獲得のために必要な1日の歩数は?

今回は脳卒中片麻痺症例における自立歩行獲得のために必要な1日当たりの歩数を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 具体的な数値4286歩というのが導き出されましたね. ただ入院中の身体活動量としてはかなりハードルの高い数値だと思います. 理学療法士・作業療法士も身体活動量を増加する視点でクライアントの活動量のマネジメントを行っていく必要がありますね.
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長下肢装具を早期に作成すると脳卒中症例の機能予後は改善するのか?

今回は長下肢装具を早期に作成すると脳卒中症例の機能予後は改善するのかについて検討した研究論文をご紹介させていただきました. 残念ながら今回の結果からは備品の長下肢装具で対応すべきか,新規に作成すべきかといった結論は出ませんが,いずれにしても早期から長下肢装具歩行トレーニングを導入することの有用性が明らかになりましたね. ただ後ろ向きの研究ですので,長下肢装具を早期に導入する症例ほど全身状態が安定している等,何らかの交絡が存在する可能性もありそうですね.
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慢性期脳卒中片麻痺症例における杖使用の意義を見直そう

今回は理学療法士・作業療法士が慢性期脳卒中片麻痺症例における杖使用の意義を見直す1つのきっかけになると思われる論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い結果ですね. 杖の使用が非対称性を増強するといった考え方もありますが,理学療法士・作業療法士は杖を使用することで活動・参加レベルでどういったベネフィットがあるかを考慮する必要がありますね. 杖を使用することで身体活動量が増えれば,結果的に機能維持につながるわけですね.
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長下肢装具(KAFO)の治療効果を検討した阿部先生の最新論文

今回は長下肢装具(KAFO)の治療効果を検討した阿部先生の最新論文をご紹介させていただきました. ポジティブな結果で嬉しいですね. アウトカムがFIMという点もポイントですね. 今後はどのような症例が長下肢装具トレーニングの適応になるのかが明らかにされるとよいですね.
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脳卒中後の反張膝に対する効果的なアプローチが明らかに システマティックレビュー論文紹介

今回は脳卒中後の反張膝に対する効果的なアプローチを明らかにしたシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. 現在のところ反張膝に対してエビデンスが認められているのは固有感覚トレーニングのみといった結果でしたね. 今後さらにエビデンスが蓄積されることが期待されますね.
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脳卒中症例に対する後進歩行の効果

今回は脳卒中症例に対する後進歩行の効果を検討した研究論文をご紹介させていただきました. 理学療法士・作業療法士としてはその効果機序が気になるところですが,歩行トレーニングの1つの引き出しとして後進歩行トレーニングを取り入れてみるとよいかもしれませんね.
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