股関節外転筋力が低下してもTrendelenburg徴候やDuchenne徴候は出現しない?
今回は股関節外転筋力が低下してもTrendelenburg徴候やDuchenne徴候は出現しない可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました.
今回の結果から考えると股関節外転筋力が低下しても歩容や関節モーメントに変化はないという結果ですね.
股関節外転筋力は26~46%低下しておりますが,若年健常例が対象ですので高齢者だとどうですかね.
また他の筋群での代償も気になりますね.
ただこの結果から見てもTrendelenburg徴候・Duchenne徴候=外転筋力低下とはなりそうにないですね.