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理学療法士・作業療法士が勝ち組になるには?
勝ち組という言葉もあまり耳にしなくなってきましたが,せっかく理学療法士・作業療法士になったのであれば勝ち組になりたいですよね?
理学療法士・作業療法士が勝ち組になるには,若いうちからキャリアアップに向けて戦略的に動くことが重要となります.
今回は理学療法士・作業療法士が勝ち組になるにはどうすればよいかについて考えてみたいと思います.
理学療法士・作業療法士における勝ち組とは?
理学療法士・作業療法士における勝ち組の定義もさまざまだと思いますが,今回は勝ち組の定義を理学療法士・作業療法士として年収500万円以上収入がある人とします.
厚生労働省の賃金構図基本統計調査によれば,理学療法士の平均年収は409万6,400円となっておりますので,年収500万円以上の理学療法士・作業療法士は収入の面では勝ち組と言ってよいでしょう.
勝ち組になるため知っておくべきこと
理学療法士・作業療法士が勝ち組になるために重要なのは給料相場と自分の市場価値を知っておくことです.
理学療法士・作業療法士の皆様なご自身の給料が近隣の同レベルの病院や施設と比べて,低いのかそれとも高いかご存じでしょうか?
また分野別(病院・クリニック・老健・訪問など)にどの程度年収に差があるかも知っておくことが重要となります.
給料相場なんて知らないし,調べかもわからないという理学療法士・作業療法士も多いと思いますが,そういった場合には年収査定サービスの利用もお勧めです.
個々に登録すると分野別・都道府県別など条件別に,非公開求人も含めて給与相場を知ることができます.
いわば自分自身の年収査定をすることができます.
年収査定サービスについては以前にもご紹介させていただきましたので,夏季の記事をご参照ください.
勝ち組理学療法士・作業療法士になるには期限がある
理学療法士・作業療法士が勝ち組になるためには,自分自身の市場価値を知ったうえで戦略的にキャリアアップを図る必要があります.
しかしながら戦略的にキャリアアップを図るためにも期限があります.
個々で重要なポイントとなるのが理学療法士・作業療法士の人口動態です.
特に理学療法士数はここ10年爆発的に増加しております.
年間10,000名以上の国家資格を有する理学療法士が誕生しているわけです.
平成31年4月5日に行われた厚生労働省の「医療従事者の需給に関する検討会 第3回理学療法士・作業療法士需給分科会」でも,理学療法士の供給数は2040年頃には供給数が需要数の約1.5倍となる見込みであると報告されております.
この需要推計では2026~2027年ぐらいに需要と供給が一致すると予測されています.
2026~2027年というとあと5年です.
つまり理学療法士の場合にはあと5年で数年で需要と供給が一致し,飽和状態を迎えるということになります.
理学療法士・作業療法士が勝ち組になるためには,まずはこの需要と供給が一致し飽和状態を迎える前に動き出すことが重要となります.
2026~2027年には,理学療法士の供給が需要を上回り転職や就職をしたくても求人が少なくなってしまうことが予測されます.
今のように給料や福利厚生の良い病院や施設の求人票が出回らない可能性が高くなります.
日本理学療法士協会によれば2021年3月時点で理学療法士の平均年齢は男性で34.8歳,女性で33.8歳となっています.
あなたの周囲を見ても20~30代の若い理学療法士ばかりのはずです.
つまりなるべく早いうちに給料が良いもしくは,役職や管理職に就けるところへ異動しなければ一生平社員で低賃金のままというわけです.
勝ち組理学療法士・作業療法士になるには?
まずは上述した年収査定サービスを利用して自分の市場価値を知るとともに,日ごろから求人情報をこまめにチェックして,条件が良いところがあれば早めに動けるようにしておくことがポイントです.
ただ求人情報をこまめにチェックするのにも限界があります.
そういった場合には転職サイトへの登録がお勧めです.
転職サイトへ登録しておけばあなたの希望する条件に合った求人をタイムリーに把握することが可能となります.
上述したPTOTSTワーカーへ登録すれば,年収査定サービスを利用することができるだけでなく,タイムリーに求人情報を受け取ることができます.
登録は無料ですし,登録したからといってすぐに転職をしないといけないというわけではありません.
まずは登録をしておいて自分の希望する条件に合った求人が出れば話を聞いてみたら良いと思います.
年収査定サービスを利用するには?
年収査定サービスを利用するには以下のリンクからまずPTOTSTワーカーへの登録が必要です.
登録時にまずは理学療法士の年収査定サービスを利用して自分の市場価値を知りたい,市場価値を知ったうえで年収をアップさせるためのコツを知りたいといった要望を備考に入力することが可能ですので要望を書き込んでおけば,年収査定サービスを受けることができます.
今回は理学療法士・作業療法士が勝ち組になるにはどうすればよいかについて考えてみました.
上述したように2026~2027年がリミットです.
勝ち組になるために早めに自分自身がどうしたいか再考する機会になれば幸いです.