介護予防 フレイルと骨粗鬆症を合併すると骨折リスクがさらに上昇する? 今回はフレイルと骨粗鬆症を合併すると骨折リスクがさらに上昇するのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとフレイルと骨粗鬆症を合併すると骨折リスクが高くなるということですね. 当然と言えば当然の結果ですが,フレイル,骨密度の双方を評価する必要がありそうですね. 2024.10.18 介護予防
介護予防 筋肉量を判断する上腕周囲長のカットオフ値は? 今回は筋肉量を判断する上腕周囲長のカットオフ値を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると上腕周囲長のカットオフ値としては男性27cm,女性25cmというのが1つの基準になりそうですね. 臨床上も役に立つ研究結果だと思います. 2024.10.13 介護予防
介護予防 胸腰椎それぞれの後弯変形よりも脊椎全体の後彎が高齢者の身体機能低下と関連 今回は胸腰椎それぞれの後弯変形よりも脊椎全体の後彎が高齢者の身体機能低下と関連することを示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 興味深い結果ですね. 後彎変形が身体機能低下と関連するのはわかりますが,胸椎単独の後彎変形ではなく脊椎全体の変形を評価することが重要であるといった結果ですね. 胸椎が後弯していても腰椎で代償できる症例とできない症例では当然姿勢アライメントも大きく変化しますからね. 2024.10.02 介護予防
介護予防 オステオサルコペニアが死亡率を高める? 今回はオステオサルコペニアと死亡率との関連性を検討した論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとサルコペニア単独よりもサルコペニアに骨粗鬆症を合併すると死亡率が上がるといった結果ですね. サルコペニアのみならずオステオサルコペニアに注目する必要がありますね. 2024.07.20 介護予防
介護予防 衝撃を加えた運動が高齢者の骨密度低下を抑制 今回は骨粗鬆症の予防にどういった運動が有効なのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると一定以上の身体活動量を維持することが骨粗鬆症の予防につながるものと考えられます. また骨粗鬆症の予防に対しては骨に一定以上の負荷を加えるインパクトトレーニングが有効だと考えられます. 2024.07.13 介護予防
介護予防 サルコペニアスクリーニングのゴールドスタンダードは? 今回はサルコペニアスクリーニングのゴールドスタンダードを考えるうえで参考になるスコーピングレビュー論文をご紹介させていただきました. これだけ多くのスクリーニングツールが存在するというのは驚きですね. 対象者や環境に応じてスクリーニングツールを選択する必要がありそうですね. サルコペニア評価について学びたい人はフルテキストを一読する価値がありそうなスコーピングレビューだと思います. 2024.07.07 介護予防
介護予防 地域在住高齢者の転倒の特徴を改めて考える 今回は地域在住高齢者の転倒の特徴を知るうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると地域在住高齢者が転倒しやすい環境因子を知り,環境調整を行うことも理学療法士・作業療法士にとって重要な視点になりそうですね. 2024.06.22 介護予防
介護予防 80歳以上の高齢者の転倒を予測するTUGのカットオフ値は? 今回は80歳以上の高齢者の転倒を予測するTUGのカットオフ値に関する論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとTUGに加えて複合平衡スコア(SOTcom)を併用することが転倒予測を行ううえで有益であるといった結果ですね. またTUGのカットオフ値は12.03秒ということになりますね. 2024.06.03 介護予防
介護予防 会話の時間が短いと嚥下障害を起こしやすい? 今回は会話の時間と嚥下障害の関連性を検討した興味深い論文をご紹介させていただきました. この研究は医師を対象としているというところが面白いですよね. 会話の時間を増やすことが嚥下障害の発生の抑止につながるかもしれませんね. 2024.05.16 介護予防
介護予防 座位での脊椎アライメントが嚥下障害と関連? 今回は脊椎アライメントが嚥下障害に与える影響を検討した論文をご紹介させていただきました. この結果から考えると理学療法士・作業療法士が嚥下障害に対してアプローチを行う際には座位での胸椎伸展を獲得することが重要であると考えられます. 胸椎の後彎姿勢をいかに改善するかがポイントになりそうですね. 2024.05.07 介護予防
介護予防 家の近くにスーパーがあると要介護になりにくい? 今回は家の近くにスーパーがあると要介護になりにくいのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から近隣にスーパーがあると要介護になりにくい可能性がありますね. 高齢者の介護予防を考えるうえでは環境面にも目を向ける必要がありそうです. また理学療法士・作業療法士も住まいを構えるのであればスーパーの近くを選択することが要介護を予防することにつながりそうですね. 2024.05.04 介護予防
介護予防 転倒予測にアニマルネーミングテストが有用? 今回は転倒予測にアニマルネーミングテストが有用なのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 長谷川式の認知機能検査での野菜の名前の呼称は有名ですが,動物をテーマにするというのは面白いですね. クライアントとも動物ネタで盛り上がれそうですね. 干支まで考慮されているのがすごいですね. 2024.04.07 介護予防
介護予防 独居になると栄養不良と肥満が増える? 今回は独居高齢者の場合には栄養不良の者や肥満の者が増えるかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとやはり独居高齢者では栄養バランスが崩れ,栄養不良や肥満になる方が多いということですね. 独居高齢者に対しては運動のみならず食事面での介入が必須になりそうですね. 2024.03.15 介護予防
介護予防 牛乳の摂取は骨折の予防につながるのか? 今回は牛乳の摂取は骨折の予防につながるのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると牛乳の接種には効果がないばかりか牛乳摂取量が多い人ほど骨折率や死亡率が高い可能性もありますね. 今後さらなる検討が俟たれますね. 2024.02.18 介護予防
介護予防 睡眠時間とサルコペニアとの関連 今回は睡眠時間とサルコペニアとの関連性について明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると睡眠時間は長くても短くてもサルコペニアのリスクが上がるということになりますね. サルコペニアを考えるうえでは睡眠時間を考慮する必要がありそうですね. 2024.02.12 介護予防
介護予防 座位時間が長くなると認知症リスクも高くなる? 今回は座位時間が長くなると認知症リスクも高くなる可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 予想通り座位時間が長くなると認知症リスクが高くなるといった結果ですね. 地域での介護予防教室で身体活動量の指導を行う際には,いかに高齢者の座位時間を短くするかを考える必要がありますね. また仕事での座位時間は認知症発症と関連しないといった点もポイントですね. 2024.01.31 介護予防
介護予防 高齢者の栄養不良に対する上腕周径・下腿周径のカットオフ値 今回は高齢者の栄養不良に対する上腕周径・下腿周径のカットオフ値を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 上腕周囲径や下腿周囲径から栄養状態をスクリーニングできるというのは理学療法士・作業療法士にとっては有益ですね. 上腕周囲径は男性で24cm,女性では23cm,下腿周囲径は男性で31cm,女性で29cmというのが目安になりそうですね. 2024.01.27 介護予防
介護予防 男性では骨折リスクは何歳から上昇する? 今回は男性では骨折リスクは何歳から上昇するのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. この結果から考えると男性でも70歳以降には骨折リスクが高くなると考えた方が良いですね. 2024.01.21 介護予防
介護予防 社会交流の頻度が脳容積と関連する? 今回は社会交流の頻度が脳容積と関連する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきます. かなり大規模なデータですね. こういった結果から考えると通いの場をはじめとした社会交流の場を高齢者に利用してもらえるようなしかけを考えることが重要になりそうですね. 2024.01.07 介護予防
介護予防 インソール型センサーが易転倒性のスクリーニングに有用 今回はインソール型センサーが易転倒性のスクリーニングに有用である可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. このデバイスはインソール型で簡易に使用できるというのも魅力ですよね. 床反力計の無い環境で力学的データを収集できるのは良いですね. こういったウェアラブルデバイスを使用した研究報告が今後まだまだ増えそうですね. 2023.12.31 介護予防
介護予防 車椅子使用者の転倒は多い?少ない? これは非常に興味深い結果ですね. 車椅子使用者者は,歩行可能な者に比べて骨折や転倒による外傷のリスクが低いという結果ですね. 活動性低下は骨折のリスク因子とされますが,車椅子使用に関連する不動は話が違うということですね. 2023.12.24 介護予防
介護予防 高齢者の転倒に関する興味深い最新報告 これは興味深い結果ですね. 実に予見可能な死亡のうち8件に1件に転倒が関連しているというのは驚きですね. 改めて理学療法士・作業療法士が転倒予防にどうかかわるかが重要であることが認識できる結果ですね. 2023.12.19 介護予防
介護予防 高齢者の足部機能が転倒と関連する? 今回は高齢者の足部機能が転倒と関連する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 高齢者の足部機能は転倒と関連するということですね. 重要なポイントとしては足部の疼痛,外反母趾,小趾変形,足底筋膜炎,足関節背屈可動域減少,足趾底屈筋力減少,触覚感度の低下,歩行時の足底圧上昇を評価しておく必要がありそうですね. 2023.12.05 介護予防
介護予防 骨折後はやっぱり転倒しやすい? 今回は骨折後はやっぱり転倒しやすいのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. この研究の結果から考えると骨折後早期はより転倒しやすいということになりますね. この結果をふまえて退院時には介護保険サービスの利用も含めて再転倒を予防する策を講じる必要がありますね. 2023.11.16 介護予防
介護予防 タンパク質の過剰摂取がサルコペニアの原因になる? 今回はタンパク質の過剰摂取がサルコペニアの原因になる可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い研究結果ですね. タンパク質の過剰摂取はサルコペニアの原因になり得るということですね. やはり適量の摂取が求められるということですね. 2023.11.15 介護予防
介護予防 歩きスマホは本当に危険かを考えるうえで参考になる論文紹介 今回は歩きスマホが本当に危険かを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 当然の結果ですが,スマホでのテキスト入力による歩行はパフォーマンスを低下させるということですね. 2023.10.17 介護予防
介護予防 補聴器の使用が転倒予防につながる? 今回は補聴器の使用と転倒との関連性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これは興味深い結果ですね. 補聴器を使用することで社会活動が増え活動性が高くなるといった点が補聴器使用による転倒発生現象の機序でしょうか? いずれにしても聴覚機能に応じて必要な補助具を使用することが勧められますね. 2023.10.11 介護予防
介護予防 難聴の方に対する認知機能評価ってどうしたらいい? 今回は難聴の方に対する認知機能評価を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとこの研究で開発されたテストは軟調を有する対象にも十分に使用できそうですね. HDS-RやMMSEのような日本で使用されることの多い認知機能評価についてもこういった聴覚障害者用のスコアが開発されることが期待されますね. 2023.10.07 介護予防
介護予防 IADL障害が将来的な栄養不良と関連 今回はIADL障害と将来的な栄養不良との関連性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 予想通りの結果ですね. やはり買物ができにくくなったり,調理ができにくくなるといったIADLの低下が将来的な栄養状態と関連する可能性がありますね. こういった結果を考えると地域在住高齢者の栄養状態を評価する際には買物や調理の能力を合わせて評価することが重要でしょうね. 2023.09.16 介護予防
介護予防 2型糖尿病高齢者は早食いの方が良い? 今回は2型糖尿病高齢者にとっては早食いの方が良い側面がある可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 食べるのが遅くことと筋肉量減少が関連しているといった結果ですね. こういった結果を考えるとサルコペニア対策の観点からは,摂食速度にも細心の注意を払う必要性があるかもしれません. 早食いが筋肉量の維持に有利に働く機序としては,ゆっくり食べることでGLP-1やペプチドYYなどの食欲を抑制するように働くホルモンが分泌され摂取量が減ることや,食事誘発性熱産生が亢進することなどの影響が考えられるとされております. 一方で筋肉量が減少しているために嚥下機能が低下していて摂食速度が遅くなるという因果の逆転の影響も十分に考えられますね. 誤嚥のリスク等も含めて考える必要がある結果だと思います. 2023.08.31 介護予防