人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術

膝蓋骨の傾斜はTKA後の治療成績に影響を与えるのか?

今回は膝蓋骨の傾斜はTKA後の治療成績に影響を与えるのかどうかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 膝蓋骨傾斜の変化量と術後1年のPROMSとの関連における有意確率が0.092ですので何かしら関連はありそうですが,サンプルサイズも比較的大きいので効果量を見てみないと分かりませんが,あまり強い関連ではないことが示唆されますね. ただ立ち上がり時の膝の機能に関する満足度と関連しているといった点は理学療法士・作業療法士にとっても非常に重要なポイントではないでしょうか?
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片側TKA後に脚長ってどのくらい変化するの?

今回は片側TKA後に脚長がどのくらい変化するのかを調査した研究論文をご紹介させていただきました. 平均的には10mmの変化ということになります. また股関節・膝関節・足関節軸の角度変化や屈曲・内反変形の変化の程度によって脚長の変化量が予測できるという点がポイントですね. X線画像からどの程度の脚長変化が起こり得るかを推測することが重要となるでしょう.
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目視による関節可動域の測定って信用できるの?

今回は目視による関節可動域の測定って信用できるかどうかを考える上でヒントになる研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると目視でもそれなりの信頼性を得られるといったところでしょうか? 個人的には目視は信用できませんが・・・
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理学療法士のTKA論文がJAMAに掲載される 理学療法の継続がオピオイド使用を減少させる

今回は理学療法の継続がオピオイド使用を減少させるといった新しい視点での研究をご紹介させていただきました. これは理学療法士にとっては大きな研究になりそうですね. TKA前後に,早期にかつ集中的に理学療法介入を行うことがTKA症例にとっては有益となりそうですね.
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人工膝関節全置換術(TKA)後の症例の期待充足度を向上させるには?

今回は人工膝関節全置換術(TKA)後の症例の満足度を向上させるうえでヒントになる論文をご紹介させていただきました. 期待充足度を向上させるためには膝立ちの可否と屋外での活動能力の向上が重要だといった結果ですね. 理学療法士・作業療法士が人工膝関節全置換術(TKA)後の症例を担当する上で大きなヒントになりそうですね.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術後の屈曲可動域を考えるうえでの新しい視点

今回は人工膝関節全置換術後の屈曲可動域を考えるうえでの新しい視点となりうる研究をご紹介させていただきました. 意外と当たり前のようで理学療法士・作業療法士にかけている視点ではないでしょうか? 膝関節屈曲可動域拡大を目的とする場合には,股関節屈曲・外旋方向の可動域にも着目する必要がありますね.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術後の機能改善に対する徒手療法の有効性

今回は人工膝関節全置換術後の機能改善に対する徒手療法の有効性を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 徒手療法が有効であったといった結果ですね. われわれ理学療法士にとっては非常にうれしい結果です. 具体的にどのようなモビライゼーションが行われたのかが気になるところですね.
人工膝関節全置換術

運動イメージトレーニングが人工膝関節全置換術例の身体機能を改善させる?

運動イメージトレーニングが人工膝関節全置換術例の身体機能を改善させる? 運動イメージといえばアスリートが試合前に行ったり,最近では中枢神経障害を合併した症例における運動イメージトレーニングの有効性が報告されるようになってきております. ...
人工股関節全置換術

人工膝関節全置換術(TKA)と人工股関節全置換術(THA)ってどっちを先に行った方がよいの?

今回は人工膝関節全置換術(TKA)と人工股関節全置換術(THA)ってどっちを先に行った方がよいのかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 結論から申し上げれば人工膝関節全置換術(TKA)と人工股関節全置換術(THA)のどちらを先に行っても最終的なアウトカムに差はないといったことですね. 理学療法士・作業療法士も知っておいてクライアントへの説明に役立てられる結果だと思います.
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人工膝関節全置換術後早期の水中運動の有効性

今回は人工膝関節全置換術後早期における水中運動の有効性を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 水中運動の有効性を示した論文ですが,あとは時間対効果,費用対効果ですよね. 加算でもつかないと日本ではなかなか普及しにくいでしょうね.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術後のリハビリテーションに漸進的筋弛緩法が有効?

今回は人工膝関節全置換術後のリハビリテーションに漸進的筋弛緩法が有効であることを示唆する論文をご紹介させていただきました. 私も漸進的筋弛緩法というのは耳にしたことはあるものの具体的な方法を学んだことはありませんので何とも言えませんが,人工膝関節全置換術後のリハビリテーションの1つのアプローチとして有効かもしれませんね.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術(TKA)後のリハビリテーションにアクティブアシストサイクルエルゴメーターが有効?

今回は人工膝関節全置換術(TKA)後のリハビリテーションにアクティブアシストサイクルエルゴメーターが有効な可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 結果は有意ではありませんでしたが,筋力や可動域を改善させるうえではエルゴメーターって有効かもしれませんね.
人工股関節全置換術

人工膝関節全置換術(TKA)後・人工股関節全置換術(THA)後の自動車運転に与える要因は何か?

今回はTKA・THA後の自動車運転に与える要因を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 1%が交通事故にあったといった結果でありましたが,一般的な交通事故の発生率と比較して高いのか,同等なのかが気になりますね. やはり術側が左か右かというのは自動車運転を考えるうえでは大きいのですね.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術後4時間以内に行う膝関節伸展運動の有用性

今回は人工膝関節全置換術後4時間以内に行う膝関節伸展運動の有用性を検討した論文をご紹介させていただきました. 術後4時間以内って想像もつきませんが,こんな早いタイミングで開始するとなるとさまざまなリスクマネジメントが必要になるでしょうね. 結果は術後4時間以内の膝関節伸展運動の有用性を示唆する結果でしたね. 人工膝関節全置換術後の理学療法も手術日から介入するのが当たり前の時代が来るのでしょうか?
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術で膝関節屈曲拘縮が改善すると矢状面上の脊椎アライメントにも改善が得られるのか?

今回は人工膝関節全置換術で膝関節屈曲拘縮が改善すると矢状面上の脊椎アライメントにも改善が得られるのかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深いデータですね. このデータから考えると,人工膝関節全置換術後に膝関節屈曲拘縮が改善しても,立位における膝関節屈曲角度や脊椎アライメントが即時的に改善するわけではないということですね.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術例は術後早期にSLRが可能となれば早期退院が可能

今回は人工膝関節全置換術(TKA)例を対象としてSLRを用いたスクリーニングで早期退院が可能か否かを判断できるかどうかを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. SLRは簡単に評価できますのでスクリーニングとしては有用でしょうね. ただSLRはあくまでスクリーニングのための評価であって,一生懸命SLRを繰り返せば退院時期が早まるということではないでしょうね.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術(TKA)例に対する徒手的なリンパドレナージは疼痛軽減に有効か?

残念ながらネガティブな結果には至っておりますが,疼痛の平均値や信頼区間を見ると徒手的リンパドレナージを行った群の方が疼痛は軽減している傾向にも見えます. サンプルサイズの設計を行ったうえでもう少しサンプルを増やして再検討いただきたい結果ですね. また腫張が強い対象のみに限定するなど対象を何かしらの形で限定するともう少しポジティブな結果が導ける可能性もありますね.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術例に対する外来理学療法はホームエクササイズと大差ない

人工膝関節全置換術例に対する外来理学療法はホームエクササイズと大差ない 昨今の人工膝関節全置換術(TKA)例の入院期間は短縮傾向にあり,全国的には術後2~3週で自宅退院といったケースが多くなってきていると思います. 中には術後1週の...
人工股関節全置換術

人工膝関節全置換術(TKA)・人工股関節全置換術(THA)後に積極的な筋力トレーニングって本当に必要?

人工膝関節全置換術(TKA)・人工股関節全置換術(THA)後に積極的な筋力トレーニングって本当に必要か否かを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 最終的には対象者の機能レベルによるというのが本当の答えだと思いますが,どのクライアントにも積極的な筋力トレーニングを行う必要はなさそうですね.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術(TKA)後の閉創は屈曲位・伸展位のどちらがよい?

今回は人工膝関節全置換術(TKA)後の閉創は屈曲位・伸展位のどちらがよいかを示したメタアナリシス論文をご紹介させていただきました. 理学療法士・作業療法士が閉創の肢位について考えることは少ないかもしれませんが,今回の結果から考えるとどの肢位で閉創したのかも把握しておく必要がありそうですね.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術例を対象として筋力トレーニングを行う場合には聴覚的・視覚的フィードバックが有効 無作為化比較試験による検討

人工膝関節全置換術例を対象として筋力トレーニングを行う場合には聴覚的・視覚的フィードバックが有効 無作為化比較試験による検討 理学療法士や作業療法士が人工膝関節全置換術例を対象として筋力トレーニングを行う機会は多いと思います. 特に...
人工膝関節全置換術

両側同時人工膝関節全置換術(TKA)は安全性に疑問が残る?

今回は両側同時人工膝関節全置換術(TKA)の安全性に関する報告をご紹介させていただきました. 非常に大規模なデータですね. 改めて両側同時人工膝関節全置換術(TKA)の安全性に関して考えさせられる結果ですね. われわれ理学療法士・作業療法士は両側同時人工膝関節全置換術(TKA)例を対象とする場合には,さまざまなリスクが存在することを考慮する必要がありますね.
人工股関節全置換術

TKA・THAで疼痛・身体機能が改善しない症例の特徴が明らかに

今回はTKA・THAで疼痛・身体機能が改善しない症例の特徴を明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. うつ傾向や複数部位にわたる疼痛なんかがキーワードですね. さらに女性の場合には閉経時年齢や子宮摘出時年齢が機能改善不良と関連しているというのは興味深いですね.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術(TKA)例に対する圧迫療法の効果はいかに?最新システマティックレビュー論文で結論が明らかに

今回は人工膝関節全置換術(TKA)例に対する圧迫療法の効果に関して結論付けた最新のシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. 残念ながら人工膝関節全置換術症例に対する圧迫療法の効果についてははっきりしないというのが現状ですね.
人工膝関節全置換術

HAL(単関節型)の使用が人工膝関節全置換術後の機能回復に有効?

今回はHAL(単関節型)の使用が人工膝関節全置換術後の機能回復に有効か否かを明らかにした研究論文をご紹介させていただきました. 結局は費用対効果ですので人工膝関節全置換術例にどこまでHALが必要か分かりませんが,今後HAL(単関節型)もさまざまな使い方が増えそうですね.
人工膝関節全置換術

片側人工膝関節全置換術(TKA)後の脚長差に注意

今回は片側人工膝関節全置換術(TKA)後の脚長差に関する論文をご紹介させていただきました. 片側人工膝関節全置換術(TKA)後に脚長差が起こりやすいのは当たり前ですが,意外に脚長差を自覚していない症例が多いのも興味深いですね. 人工股関節全置換術(THA)例とは異なり股関節や骨盤で代償できる部分も大きいのでしょうね.
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人工膝関節全置換術後早期の筋力低下に術前からの低強度スロートレーニングが有効 灌流障害の改善がポイント

今回は灌流障害にターゲットを当てた介入が人工膝関節全置換術(TKA)術後早期における筋力低下改善に与える影響を調査した論文をご紹介させていただきました. 今回の結果を考えると灌流障害を考慮した介入が有効であると考えられます. 今回の介入は術前の介入でありましたが,術後においてもいかに灌流障害を改善させるかが理学療法・作業療法の重要なポイントになりそうですね.
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人工膝関節全置換術における膝蓋骨コンポーネントの置換って意味があるの?

今回は人工膝関節全置換術における膝蓋骨コンポーネントの置換が術後アウトカムに与える影響を調査したメタアナリシスをご紹介させていただきました. 膝蓋骨コンポーネントの置換によって術後の機能的側面や満足度には差が無いようですが,長期的な合併症割合や再手術割合に関していえば膝蓋骨コンポーネント置換群の治療成績が良好であると考えられます.
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人工膝関節全置換術前に筋力トレーニングを行えば行うほど術後のアウトカムは良好なの?

今回は人工膝関節全置換術前に筋力トレーニングを行えば行うほど術後のアウトカムは良好なのかどうかを検討した論文をご紹介させていただきました. このシステマティックレビューは人工膝関節置換術前のリハビリテーションについて用量反応関係を分析した初めての研究ですが,残念ながら用量反応関係は認められておりません. やっぱり術前トレーニングも量をやればやるだけいいというものではなさそうですね.
人工膝関節全置換術

足関節底屈筋力低下がStiff knee gaitの原因になる?

足関節底屈筋力低下がStiff knee gaitの原因になる? 変形性膝関節症例や人工膝関節全置換術後に頻繁に見られる歩行パターンとして膝関節を軽度屈曲位で固定して歩行するStiff knee gaitパターンが挙げられます. こ...
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