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プリセプター理学療法士・作業療法士の苦悩
毎年,1万人以上の理学療法士・作業療法士が誕生する中で課題になっているのが卒後教育です.
卒後教育って難しいですよね.
理学療法士・作業療法士の場合にも看護師と同様にプリセプター(指導者)・プリセプティ(新人)といった形式でペアを組んで教育が行われることが多いです.
ただこのプリセプター理学療法士・作業療法士ってけっこう苦悩も多いのが実際です.
今回はプリセプター理学療法士・作業療法士の苦悩について考えてみたいと思います.
できる先輩理学療法士・作業療法士いたい
プリセプター理学療法士・作業療法士になったらまずはプリセプティの理学療法士・作業療法士の前ではできる先輩でいたいですよね?
後輩が後ろにいると思うとついつい見本にならないといけない,間違ってはいけないといったプレッシャーを感じてしまうものです.
人間ですから誰でもミスはあります.
完璧じゃなくていいので理学療法士・作業療法士のあなた自身を見てもらえばよいです.
忙しくて心に余裕が持てない
それでなくても1日18単位のノルマに追われて普段の仕事が忙しいのにプリセプティの教育に割く時間がなかなか確保できないという方も多いのではないでしょうか?
心も時間も余裕が無くていっぱいいっぱいになってしまうことってあると思います.
ついついプリセプティに八つ当たりしてしまったり…
プリセプター理学療法士・作業療法士がこうならないように新人教育に割く時間を考慮したうえで目標単位数を減じるなどの対応が必要でしょうね.
どうフォローしてよいかわからない
プリセプティが悩んでいるのはわかるけどどうフォローしてよいかわからないなてことはけっこうあると思います.
自分なりに励ましたりするものの何が正解かわからずにこっちまで悩んじゃいますよね.
そんな場合には一人で抱え込まずに他の先輩にも相談してみましょう.
プリセプター理学療法士・作業療法士自身の気持ちも楽になりますし,何か良い解決策が見つかるかもしれません.
新人教育は一人で行うものではありません.
礼儀正しくしてほしい
プリセプター理学療法士・作業療法士が最低限プリセプティ理学療法士・作業療法士に求めるのってやっぱり礼儀ですよね.
挨拶とか礼儀がなっていないと指導する気にもなりません.
病棟なんかで先輩看護師にタメ口を使ったり,挨拶もせずにだるそうにしていたりすると矛先が向けられるのはプリセプター理学療法士・作業療法士ですからね.
本当に勘弁してほしいです.
思うように教育が進まない
部門の新人教育計画に沿って教育を進めていくわけですが,計画通りに教育が進まないなんてことも少なくないと思います.
イライラしてしまうこともあるかもしれませんが,一人ひとり成長の早さが違って当然です.
その理学療法士・作業療法士のペースに合わせて教育すればよいです.
教育が進んでいないのをプリセプター理学療法士・作業療法士自身の責任だと思って抱え込むのは危険です.
クリニカルパス通りいかないクライアントってけっこういますよね?
それと同じです.
今回はプリセプター理学療法士・作業療法士の苦悩について考えてみました.
プリセプター理学療法士・作業療法士の仕事って大変だと思います.
とにかく重要なのは一人で抱え込まないことです.
何かあればチームで共有してチームで新人理学療法士・作業療法士を育てるといった意識が重要でしょうね.