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どうして理学療法士・作業療法士の離職率は高いのか?
理学療法士・作業療法士の離職率ってどのくらいか知っていますか?
日本理学療法士協会の調査では理学療法士の平均勤続年数は6.1年とされており,けっこう離職率が高い職業でもあります.
でもどうしてどうして理学療法士・作業療法士の離職率は高いのでしょうか?
今回はどうして理学療法士・作業療法士の離職率は高いのかについて考えてみたいと思います.
転職が簡単
一番はこれでしょうね.
看護師なんかもそうですが,理学療法士・作業療法士は国家資格ですので資格を持っていれば比較的簡単に転職ができてしまうわけです.
理学療法士・作業療法士の転職市場も以前に比較すれば厳しくなっている状況もありますが,他の業種に比較すればまだまだハードルが低い状況です.
転職が簡単にできるので離職率も高いというわけです.
スキルアップのため
理学療法士・作業療法士の職場も最近はかなり分化しております.
総合病院,介護老人保健施設,クリニック,訪問リハビリテーション事業所,教育機関などさまざまです.
最近は一般企業に就職する理学療法士・作業療法士も多いですね.
そのため転職することで総合的な知識を身に着けたいという方が多いです.
自分自身のスキルアップのために転職をするというわけです.
昇給が少ない
理学療法士・作業療法士の職場の場合には昇給が500円なんて職場がざらにあります.
理学療法士・作業療法士の職場って初任給は比較的高いのですが,昇給率は著しく低いので給与面で考えると同じ職場で長く勤務するメリットが小さいわけです.
退職金制度が無い職場なんかもありますので,長く1つの職場に固執する方が少ないというのも離職率が高い1つの原因だと思います.
子育てのタイミングで
まだまだ理学療法士・作業療法士の職場でも子育てをしやすい制度が整備されていない職場も多いです.
そのため子育てと仕事の両立が難しく,パート勤務に切り替えるために転職するといった女性理学療法士・作業療法士がけっこういます.
最近は時間短縮勤務制度を利用できる病院や施設も増えてきていますけど,まだまだ厳しい労働環境の職場も多いようです.
今回はどうして理学療法士・作業療法士の離職率は高いのかについて考えてみたいと思います.
理学療法士・作業療法士というのは離職率の高い職種です.
ネガティブな理由だけでなく,自分に合った働き方や今後の目標に合わせて自分の今後の職場を考えてみると良いですね.