目次
中堅理学療法士・作業療法士の悩み
理学療法士・作業療法士の年齢層で最も多いのが30代です.
30代というのは職場の中では中堅的な役割を担っていることが多いと思います.
中堅って先輩と後輩の板挟みになっていろいろと悩みも多いと思います.
今回は中堅理学療法士・作業療法士の悩みについて考えてみたいと思います.
先輩と後輩の板挟み
中堅理学療法士・作業療法士の場合には,先輩理学療法士・作業療法士から新人療法士の指導について理不尽なことを言われたりすることも多いと思います.
一方で後輩に強く当たるとパワハラになってしまいますし,後輩には優しくしてあげたいといった思いもあるでしょう.
先輩と後輩の板挟みになって立場的にも日々葛藤と戦っているといった中堅理学療法士・作業療法士が多いのではないでしょうか?
先輩にも後輩にも気を使わないといけない立場って難しいですよね.
初めての仕事を任される
病院内の委員会業務などのクライアント対応以外の業務を任されることが多いのも中堅理学療法士・作業療法士ならではです.
今までに経験のない業務を複数任されるということも多いでしょう.
経験があるからこそ期待されるわけですが,通常の業務に加えて初めての仕事を任されていっぱいいっぱいという理学療法士・作業療法士も多いのではないでしょうか?
自分のスキルアップのためにさまざまな仕事にチャレンジすることは良いことですけどね.
「知らない」と言えない
後輩理学療法士・作業療法士に「これって〇●ですよね?」って尋ねられると
わからないけど「そうだと思います…」なんて回答していませんか?
なかなか立場的に知らないことを知らないと言いにくいのも中堅理学療法士・作業療法士ならではの悩みだと思います.
知らないことは知らないって言って後輩理学療法士・作業療法士と一緒に学ぶといった姿勢も必要でしょうけどね.
良いように使われる
中堅理学療法士・作業療法士って仕事がある程度できて,かつ仕事を頼みやすい存在だから上司からもいろいろと依頼されやすいです.
またある程度経験があるとなかなか断れないという方が多いと思います.
委員会業務に県士会の仕事,政治活動と山のように仕事を抱える中堅理学療法士・作業療法士も少なくありません.
リーダー業務がしんどい
中堅理学療法士・作業療法士になると組織の中でリーダーとしての仕事を任されることも多いです.
病棟のクライアントの振り分けや看護師とのやり取りなどクライアント対応以外のマネジメント業務も多いです.
周囲への気配りや他部署との連携など精神的にきつい役割を任されることも多いですね.
キャリアの積み方を悩む
中堅にもなると自分が理学療法士・作業療法士として今後どうなりたいのか悩んでしまうこともあると思います.
認定理学療法士資格を取得した方がよいのかとか,管理職としてキャリアアップしたいとかいろいろと目標をもって仕事をされている方も多いと思います.
自分自身のキャリアについて日々迷っているといった中堅理学療法士・作業療法士も多いと思います.
人生に悩む
仕事のことだけではありません.
中堅になると結婚・出産・育児など人生の様々なライフイベントにぶち当たります.
公私ともに忙しく自分の時間を取れないというのも中堅理学療法士・作業療法士ならではでしょう.
今回は中堅理学療法士・作業療法士の悩みについて考えてみました.
こうやって見てみると中堅理学療法士・作業療法士って悩みが尽きません.
ただ悩んだ分だけ成長できる部分もあると思いますので,悩んで解決して少しでも理学療法士・作業療法士として成長できるとよいですね.