筋力トレーニング?筋力エクササイズ?筋肉トレーニング?筋肉エクササイズ?

運動療法・物理療法
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目次

筋力トレーニング?筋力エクササイズ?筋肉トレーニング?筋肉エクササイズ?

理学療法士・作業療法士がクライアントに筋力トレーニングを指導する機会は多いと思います.

皆様は筋力を維持・向上させる目的で行われるトレーニングをどのように表現されますか?

筋力トレーニング?筋力エクササイズ?筋肉トレーニング?筋肉エクササイズ?

どういった表現を用いますか?

今回は筋力トレーニング?筋力エクササイズ?筋肉トレーニング?筋肉エクササイズ?のうちどのような表現が一般的なのかについて考えてみたいと思います.

person about to lift barbell

 

 

 

 

 

 

筋力トレーニングが一般的

Google検索でヒット数が最も多いのは筋力トレーニングといった表現です.

世間的にも「筋トレ」といった略語は一般的になっておりますし,やはり筋力トレーニングと使用している理学療法士・作業療法士が最も多いのではないでしょうか?

英論文ではResistance trainingと表現されることが多いと思いますが,これは日本語訳すると抵抗運動という訳になると思います.

レジスタンストレーニングというようにカタカナで使用されることも多いですけどね.

 

 

 

 

 

 

 

筋力エクササイズは?

私自身はあまり使用したことがありませんが,筋力エクササイズといった表現もあります.

カルテなんかにはMSEと略語が用いられる場合もありますが,これはMuscle Strengthening Exerciseの略ですね.

ただこの場合には筋力エクササイズというよりは直訳すると筋肉増強エクササイズとなるのでしょうか?

結局はトレーニングとエクササイズの言葉の違いが重要だと思います.

エクササイズというのは一般的に健康の維持・増進を目的とした運動全般を意味します.

エクササイズという用語は,特にこれと指定される運動ではなく幅広い運動に使用される用語です.

また運動だけでなくメンタル面を鍛える意味でも用いられることがあります.

トレーニングはエクササイズに比べて練習や鍛錬という意味合いが強くなるといった特徴があります.

 

 

 

最近出版されたこの書籍もそういったエクササイズとトレーニングのニュアンスの違いを考慮したものかもしれませんが,なかなか筋力エクササイズというのは馴染みがありませんよね.

関節可動域の場合には関節可動域トレーニングよりも関節可動域エクササイズという表現が用いられることが多いような気がします.

 

 

 

 

 

 

 

筋肉トレーニングや筋肉エクササイズは?

おそらく理学療法士・作業療法士が筋肉トレーニングや筋肉エクササイズといった表現を使用することは少ないと思います.

筋力という用語よりも筋肉という用語の方が一般にはわかりやすいといった点から筋肉トレーニングや筋肉エクササイズといった用語が使用されるのかもしれませんね.

 

今回は筋力トレーニング?筋力エクササイズ?筋肉トレーニング?筋肉エクササイズ?のうちどのような表現が一般的なのかについて考えてみました.

自分が普段使わない表現を目にするとなんだか違和感を感じてしまいますよね.

どの表現が正しいのかは分かりませんが,言葉の持つ意味を十分に理解したうえで言葉を正しく選択したいものです.

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