理学療法士・作業療法士が講演スライドで引用されていた論文を探すには?

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理学療法士・作業療法士が講演スライドで引用されていた論文を探すには?

理学療法士・作業療法士が学会に参加して講演を聴講することは多いと思います.

研修会にして学会講演にしても講師の講演をそのままうのみにするのではなくて自分で研修会や講演で示されていた原著論文を読んでみるというのも非常に重要です.

ただ講演スライドに記載されている論文って著者名,雑誌名,年号くらいしか情報が無いことがほとんどなので論文を検索するのに困ることが多くあります.

今回は理学療法士・作業療法士が講演スライドで引用されていた論文を探すにはどうすればよいかを解説させていただきます.

 

 

 

 

 

 

 

 

論文とは異なり講演スライドの参考文献を見つけるのは大変

論文の場合には,引用されている論文の著者名やタイトル、雑誌名や年号と非常に詳細な情報が得られますので,ある論文からどんどん孫引きをして理解を深めていくことができます.

ただ講演スライドの場合には参考文献として示されているのは著者名,雑誌名,年号といった2つの情報のことが多いと思います.

例えば

Handa K, Phys Ther, 2055

などといったような形式です.

場合によっては

Handa K, 2055

と著者名と年号しか記されていないことも多く,これでは論文を見つけるのも大変です.

 

 

 

 

 

 

 

 

PubmedのSingle Citation Matcher機能を使おう

こんな場合に役に立つのがPubmedのSingle Citation Matcher機能です.

Single Citation Matcherをクリックすると以下のような画面に切り替わります.

Authorの部分に著者名,Yearの部分に年号を入れれば論文がヒットします.

仮に雑誌の名前も講演スライドに明記されていればJournalの部分に雑誌名も入力すればさらに情報を絞れますね.

1つの雑誌に1人の著者が年間に5本以上論文を投稿するということはまれだと思いますので,この方法である程度論文を絞ることができますね.

雑誌名がなくとも「only as first author」にチェック入れておくと,筆頭著者だけの名前だけで検索をかけることができますので,さらにマッチしやすくなるでしょう.

 

 

 

今回は理学療法士・作業療法士が講演スライドで引用されていた論文を探すにはどうすればよいかを解説させていただきました.

皆様も講演を聴いたら情報を鵜吞みにせずきちんと原著論文を確認する癖をつけましょう.

最近のオンライン学会の場合には,講演を聴講しながらPubmedで文献を検索して文献も確認しながらといった作業が行いやすいのでとても快適ですね.

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