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正月にまで理学療法士・作業療法士が出勤してリハビリやる必要ある?
新年あけましておめでとうございます.
最近は年末年始も休まず働かれている理学療法士・作業療法士も多いと思います.
カレンダー通り休める方もいれば,年末年始は5連勤なんて方もいらっしゃるかもしれません.
でもお正月まで勤務してリハビリテーションサービスを提供することにどれほどの意味があるのでしょうか?
今回はお正月にまで理学療法士・作業療法士が出勤してリハビリやる必要あるのかについて考えてみたいと思います.
加算目的
まず最近は診療報酬体系の中に,365日体制でリハビリテーションを行うことや1日6単位以上の単位提供というのが謳われておりますので,クライアントにとって必要かどうかはさておいて,病院経営のために理学療法士・作業療法士が出勤せざるを得ないといった病院や施設も多いでしょう.
加算が取得できるかどうかによって,入院料が大きく変化しますので,病院の収入にも大きな影響が出ます.
そのため医療機関によっては回復期リハビリテーション病棟のスタッフのみお正月の出勤を義務付けるなんて職場も少なくありません.
所属する病棟によって勤務体系が異なるというのは,職場のスタッフ間で格差が生まれますので,職員の不満につながりそうですが・・・
他部署へのアピール
またお正月勤務のもう一つの目的として他部署へのアピールというのが挙げられると思います.
元来,医療機関では看護師はお正月に勤務するなんていうのは当たり前の話です.
就職を考えた時点で,お正月は無い仕事だと理解している方が多いでしょう.
もちろん,クリニック等お正月が休みの職場もありますが…
また医師についてもお正月でも大晦日でも呼び出されることも多いわけで,お正月に休めるなんて考えすらもともと持っていないということが多いでしょう.
今でこそお正月も勤務している理学療法士・作業療法士が増えておりますが,昔は理学療法士・作業療法士といえばカレンダー通りの出勤がほとんどだったわけで,看護師・医師からは理学療法士・作業療法士は医療職なのに年末年始に連休を取っているなんて白い目で見られていたわけです.
クライアントも休みたい?
でもどうでしょうか?
クライアントからすればお正月くらいリハビリを休みたいといった方も多いのではないでしょうか?
特に日本人は外国の方と比較してもお正月を特別な日と考えている方も多いと思いますので,お正月1日くらい休んでもとわたしなんかは思ってしまいます…
もちろん術後経過期間が浅い人で理学療法や作業療法を行った方が良い方もいらっしゃるかもしれませんが,そうでない方も結構いらっしゃるのが実際ではないでしょうか?
外泊・外出するクライアントも多い
またコロナ禍においては医療機関からの外出・外泊が禁じられている病院も多いかもしれませんが,例年であれば年末年始は外出外泊されるクライアントも少なくありません.
理学療法士・作業療法士がたくさん出勤したにもかかわらず,時間を持て余してしまうなんてケースもあります.
無駄にお正月を病院で過ごしてしまったなんてパターンです.
手当が支払われるか?
また重要となるのは年末年始出勤者に対する手当の支給です.
特に若い方であれば,手当が支給されるのであれば,年末年始全て出勤したいといった理学療法士・作業療法士も多いでしょう.
手当は3000~5000円といった職場が多いようですが,手当が支払われるかどうかも重要ですよね.
手当なしで年末年始5連勤なんて病院があったら,ブラックだと言わざるを得ません.
今回はお正月にまで理学療法士・作業療法士が出勤してリハビリやる必要あるのかについて考えてみました.
お正月でも理学療法・作業療法が必要な方もいらっしゃるのは確かです.
不要・必要を決めるのは難しいですけどね…
お正月出勤の方頑張ってください.
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