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日本理学療法士協会の協会費が安くなる?
日本理学療法士の協会費については高すぎるといった議論がさまざまな場面で行われております.
現在の理学療法士の平均年収を考えれば,確かに協会費11,000円+都道府県士会費3,000~10,000円というのはかなり高いですし,懐にひびく金額です.
今回は先日行われた2020年度の日本理学療法士協会の臨時総会で日本理学療法士協会の年会費が安くなったといったお話です.
日本理学療法士協会会員の年会費
これまでの日本理学療法士協会の正会員における年会費は11,000円でありました.
定款細則の中にもいかのような記述があります.
Ⅱ 会費に関する項
1.正会員の会費は、年額 11,000 円とする.
ただし,資格取得年度の入会に限りこれを 5,000円とする.
2.入会金は5,000 円とする.
3.賛助会員の会費は,賛助会員規程第3条に定めるとおりとする.
4、本会の会費は当年度入会者を除き前年度の3月末日までに納入しなければならない
基本的には年会費は10,000円でありましたがこれに会館積立金1,000円が徴収され,長い間,日本理学療法士協会の年会費は11,000円であったわけです.
2020年度臨時総会における第1号定款細則改正案
2020年度臨時総会で承認された第1号定款細則改正案では,年会費11,000円が年会費10,000円に減額されました.
ご存じのとおり,新会館が設立されましたので,これまで徴収されていた会館積立金1,000円の部分が減額されたわけですね.
おそらく知らないうちに新会館設立のための会費1,000円を徴収されていたといった理学療法士が多いのではないかと思いますが…
いつから安くなるの?
残念ながら今年度の協会費はすでに徴収されておりますので,この定款細則が適応されるのは令和2年10月12日からではありますが,基本的には令和3年度からの会費に適用されることになります.
安くなるといってもたったの1,000円
安くなるとはいってもたったの1,000円なんですよね.
もちろん日本理学療法士協会に就職してから定年まで30年以上勤務すれば,30,000円以上の違いになってくるわけですので,たかが1,000円,されど1,000円ではありますが…
コロナ禍による会費減額は無し
少しずつ新型コロナウイルス感染拡大によって中止されていた研修会や学会がオンライン形式で開催されてはおりますが,平時に比較すれば開催されている研修会や学会の数も少ない状況です.
これで平常通りの協会費を徴収されるのは納得いかないといった理学療法士も多いのではないでしょうか?
また賞与や給与がカットされる中で日本理学療法士協会の年会費を支払うのがきついと切実に考えている理学療法士も少なくないのではないでしょうか?
今回は先日行われた2020年度の日本理学療法士協会の臨時総会で日本理学療法士協会の年会費が安くなったといったお話でした.
私自身は会費が高いとは考えておりませんが,ただ会費を支払うからにはそれなりの見返りを期待してしまいますよね.
しっかりと仕事をしていただいて適切な回避の使い方をしていただきたいものです.
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