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第25回3学会合同呼吸療法認定士認定試験が延期に
2020年7月31日に第25回3学会合同呼吸療法認定士認定試験の延期に関して発表がありました.
医師も絡む第25回3学会合同呼吸療法認定士認定試験ですのでオンラインでの試験等も想定されておりましたが,認定理学療法士試験のようにカンニングの嵐になるのも目に見えておりますので,とりあえず今回は延期となっております.
今回は第25回3学会合同呼吸療法認定士認定試験の延期について考えてみたいと思います.
「第25回3学会合同呼吸療法認定士認定試験」実施時期の延期について(HPより抜粋)
現在,新たな新型コロナウィルス感染症の拡大に直面し,医療の最前線で感染症対応に尽力されている医療従事者の皆さまには心から敬意を表します.
さて,第25回3学会合同呼吸療法認定士認定試験につきましては,これまで感染リクの観点から試験のあり方について慎重に検討を重ねてまいりました.
しかしながら,新型コロナウィルス感染症の収束についての見通しが全く立たない状況では,受験者の皆様の感染リスクを完全に排除することは困難であり,これらの状況を鑑みますと,今年度中の試験実施は避けたほうが望ましいとの結論に至りました.
実施時期は2021年4月以降に延期いたします.
具体的な実施時期等については,新型コロナウィルス感染症の動向を注意深く見守りながら,試験会場の確保等の準備状況を踏まえてあらためてアナウンスいたします.決定後は速やかにホームページにて公表するとともに,個別に登録メールアドレスへもご連絡いたします.
受験を予定していた皆様におかれましては多大なご迷惑をおかけすることになりますが,皆様の健康と安全を守ることを最優先した措置であることを,ご理解いただきたく存じます.
なお,既にご案内の第25回認定講習会eラーニング(ウェブ上での開催)に変更はありませんので,受講を予定されていました皆様には予定通りご受講くださいますよう,よろしくお願い申し上げます.
3学会合同呼吸療法認定士認定委員会では今後も状況の変化に応じて,必要な措置を適切に実施してまいります.
2020年7月31日
職場の許可が下りない
東京都の感染者が200名以上の状況が続いておりますので,いくら重症化が少ないとは言っても医療従事者である理学療法士・作業療法士に対して受験のために東京へ移動することに関して,職場の許可が得られないといったところがほとんどだと思います.
そういった状況を考えると今回の延期というのは妥当といえば妥当だと考えられます.
延期時期についても冬季にさらに感染者数が増加するといった予測を踏まえると来年の4月以降の延期といった時期も妥当ではないでしょうか?
受験者にとっては?
受験予定であった方は受験日のスケジュールに合わせて準備を進められていたことと思いますので,拍子抜けのところもあるかもしれませんが,勉強期間が長くなったと捉えられなくもないと思います.
一方でモチベーションをどこまで保つことができるかといった問題もありますが…
理学療法士・作業療法士国家試験はどうなるのか?
認定理学療法士試験に比較してもこの3学会合同呼吸療法認定士認定試験というのは割と公的な試験ですので,オンラインでの試験開催というのは公平性を担保する上でも難しかったのでしょうね.
そう考えると不安なのが理学療法士・作業療法士国家試験です.
国家試験の場合には延期というわけにもいかないと思いますし,これまたオンラインでの受験というのも公平性を考えると難しいのが実際だと思います.
国家試験にしても都市部での開催が多かったことを考えると,養成校ごとに受験をさせるとか(さまざまな問題が出そうですが),都道府県単位で受験会場を設けるとか過去の国家試験には無い対策が求められそうですね.
講習会は予定通り開催される
講習の日程・定員・会場はe-ラーニングとなっています
第25回認定講習会はe-ラーニングに変更となりました.
開催期間(2020年):8月25日~9月25日
定員:4,500名
受講様式:e-ラーニング
受講料:20,000円
※受講にはインターネット環境が必要です.
※動画研修形式の講義です.
※本講習会の全過程を受講後に認定試験の受験資格が得られます.
今回は第25回3学会合同呼吸療法認定士認定試験の延期について考えてみました.
新型コロナウイルス感染拡大の収束にはかなり長い期間を要することが予測されますので,
3学会合同呼吸療法認定士認定試験に限らず,今後さまざまな資格試験をどう取り行うかというのも大きな問題となりそうですね.
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