コロナ禍における日本理学療法士協会の研修会・講習会開催指針が明らかに

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コロナ禍における日本理学療法士協会の研修会・講習会開催指針が明らかに

ご存知の通り,日本理学療法士協会主催の研修会・講習会は2020年9月までに開催予定であったものは中止または延期となっております.

また多くの都道府県理学療法士会でも研修会や講習会が中止となっている状況です.

新型コロナウイルス感染拡大は一時的に収束の様相を呈しておりますが,地域によっては第2波を危惧させる感染者の発生が毎日のように報告されており予断を許さない状況が続いております.

このような中で日本理学療法士協会の研修会・講習会は今後どうなるのでしょうか?

今回は2020年6月25日に発表されたコロナ禍における日本理学療法士協会の研修会・講習会開催指針についてご紹介させていただきます.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本理学療法士協会からの発表

2020年6月25日に以下のような発表がありました.

新型コロナ対策本部では感染状況からステージを判断し,段階的に対面での研修会・講習会事業を開催する場合の指針を定めました.

社会状況が変わらなければ1ヶ月を目途にステージが上がります.

社会状況に応じてステージが下がることもあります.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気になるステージ基準

これが今回発表されたステージ基準です.

ここからはステージごとの基準について確認をしていきたいと思います.

 

 

 

 

 

 

ステージ1

ステージ1は感染が拡大している状態を指します.

ステージ1では対面集合事業(演習を含む)・対面技術(実技)系事業(通常は身体接触を伴うもの)・対面開催の場合の参加者・受講者すべてリモートでの開催が原則となっております.

 

 

 

ステージ2

ステージ2は感染拡大が懸念される状態を指します.

ステージ2では対面集合事業(演習を含む)はリモート開催を推奨としており,対面研修は適切な感染予防策を講じたうえで50人以下,収容定員の半分以下が原則と規定されております.

対面技術(実技)系事業(通常は身体接触を伴うもの)についてはリモート開催が原則となっておりますが,対面技術(実技)系事業のリモートって結局はデモンストレーションの動画をみるだけの講習会ということになるでしょう.

またステージ2の場合には,対面開催の場合の参加者・受講者は開催都道府県会員のみが対象となっている点もポイントです.

 

 

 

 

ステージ3

ステージ3は感染拡大が概ね抑制できている状態を指します.

ステージ3でも対面集合事業(演習を含む)はリモート開催を推奨としており,対面研修は適切な感染予防策を講じたうえで100人以下,収容定員の半分以下が原則と規定されております.

対面技術(実技)系事業(通常は身体接触を伴うもの)については適切な感染予防策を講じたうえで,30人以下,収容定員の半分以下であれば対面研修が可能となっております.

ステージ2におけるリモートでの実技研修というのは事実上は研修にならないと思いますので,実技系の研修会に関してはステージ3以降でないと開催が難しいと考えた方が良いでしょう.

またステージ3の場合には,対面開催の場合の参加者・受講者は開催都道府県会員のみ(地域により近隣県からの参加可)が対象となっている点もポイントです.

 

 

 

 

 

 

 

 

ステージ4

ステージ4は感染拡大が抑制できている状態を指します.

ステージ4では対面集合事業(演習を含む)・対面技術(実技)系事業(通常は身体接触を伴うもの)いずれも適切な感染予防策を講じたうえで収容定員の半分以下 であれば対面研修が可能と規定されております.

またステージ4の場合には,対面開催の場合でも開催都道府県以外からの参加が可能となっている点もポイントです.

 

 

 

 

 

 

 

 

現在(2020年6月23日)のステージは?

気になる現在のステージですが,「ステージ2」となっております.

ちなみに2020年6月23日の全国新規感染者数は40名でありましたので,ステージ3というのは全国の新規感染者数が10名以下,ステージ4に至っては0名に近い数字が基準として想定されます.

やはり感染による重症化によって死亡する高齢者が多いことを考慮すると,公的な研修会や講習会で理学療法士が感染し,高齢者へ伝搬させてしまうというのはあってはならないと思いますので,かなり厳しめの基準となっている印象です.

 

 

 

 

今回は2020年6月25日に発表されたコロナ禍における日本理学療法士協会の研修会・講習会開催指針についてご紹介させていただきました.

都道府県理学療法士会も日本理学療法士協会に右にならえの対策をするところが多いと思いますので,こう考えるとやはり理学療法士界隈の研修会は年単位でリモートでの研修会が主体となりそうですね.

 

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