講習会や研修会で歩かせる,使わせるといった使役表現を使う理学療法士が多い件

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 講習会や研修会で歩かせる,使わせるといった 

 使役表現を使う理学療法士が多い件 

研修会や講習会でこんな講師のこんな言葉を耳にしたことってありませんか?

・腹横筋を入れてあげて安定させてあげて綺麗に歩かせないと二次的な疼痛が発生してしまう

・もう少しヒップの伸展を出してあげて麻痺側を使わせないと機能改善は難しいよ

うさんくさい講師に限ってこういった使役表現を多用したり,○○してあげるといった表現を連呼します.

きちんとした講師が学会でこんな表現をしているのは見たことがありません.

今回は使役表現を使う理学療法士が多い件について考えてみたいと思います.

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 使役表現とは? 

そもそも使役表現とはどういった表現なのでしょうか?

使役表現というのは,「リハビリテーション部長が新人理学療法士に都道府県理学療法士会の仕事を手伝わせる」など,上下関係のある場面で,立場が上(何かをさせることができる人)の人が立場が下の人に何かをさせることを表す際に使用します.

人に何かをさせるという意味が含まれますので,そこには強制的に行為をさせるといった意味合いが生じます.

一方で人がしたいことを「自由にやらせておく」というような強制の意味を含まない場合もあります.

つまり強制的な意味合いを持つ使役表現と強制的な意味合いを持たない使役表現が存在します.

 

 強制的な意味合いを持つ使役表現 

(1)指導者が実習生に掃除をやらせる

(2)リハビリテーション科長が新人理学療法士に掃除をさせる

(3)理学療法士がクライアントに筋力トレーニングをやらせる

 

 強制的な意味合いを持たない使役表現 

(4)ギャグを言って子供たちを笑わせる(誘発)

(5)理学療法士が近くにいながら,クライアントにケガをさせてしまった(責任)

(6)あの理学療法士はいつも実習生を自由にさせている(放置)

 

このように使役表現も様々ですが,講習会やセミナーで理学療法士が使っていることが多いのが強制的な意味合いを持つ使役表現です.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 使役形多用理学療法士は何様なのか? 

理学療法士・作業療法士の対象となるクライアントは高齢者が多く人生の先輩に当たる方がほとんどです.

またわれわれの仕事がサービス業であるということを考えれば,相手が年下であっても相手に敬意を払った表現を用いるのが当然だと考えられます.

 

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TwitterをはじめとするSNSでもクライアントに対して不適切な表現を用いる理学療法士が多いのは残念でなりません.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ○○してあげるを多用する理学療法士も多い 

使役表現と合わせて私が気になるのは,○○筋の収縮を入れてあげて…とか,殿部の痛みをとってあげれば…とかそういった表現です.

これもクライアントを見下しているとしか思えない表現です.

いくら技術が素晴らしい理学療法士でもこのような表現を用いる理学療法士は信用できないなと思ってしまいます.

元来,「~してあげる」の「あげる」には,本来「上から目線」や「人を見下す」意味はなかったようです.

「してあげる」は敬意をこめた表現だったわけですが,そこからやさしい・丁寧なイメージをもつ言葉として多くの人に使い始められ,動物や生き物以外に対しても用いられることが多くなったようです.

そのため最近は弱者に対して用いられることが多くなってきており,相手を見下すような表現として捉えられることが多いわけです.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 講習会や研修会はまだしもYoutubeは一般の方も目にするので 

講習会や研修会は参加者の多くが理学療法士なのでまだしも,Youtube等でもこういった使役表現を多用する理学療法士が多いです.

自分ではかっこいいと思っているのか何なのかわかりませんが,一般の方も目にするわけなので,こういった使役表現を多用する理学療法士が多くなると,理学療法士という集団のレベルの低さを露呈してしまうことになりませんか?

正直恥しいのでやめてほしいです.

 

今回は使役表現を使う理学療法士が多い件について考えてみました.

皆様にも使役表現はぜんぜんかっこよい表現ではなく改めるべきだということを若い理学療法士に広めていただきたいです.

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