ライザップに騙されてはいけない

運動療法・物理療法
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 ライザップに騙されてはいけない 

ダイエット前のお腹が出た芸能人がさえない表情で回転すると,今度は一転,自身に満ち溢れた表情でダイエット後のすっきりした体で現れる.

最近はライザップのCMを見ない日はないくらいライザップのCMがよく流れていますね.

ライザップっていくらかかるか知っていますか?

入会金も含めれば半年で30万円以上の費用がかかります.

今回はライザップにお金を変えるよりもウォーキングで健康を手に入れられるかどうかについて考えてみたいと思います.

 

 

 

 

 

 ライザップとは? 

ライザップというのは食事制限とトレーニングの2つを徹底的にかなりハードに行うことによってダイエット(減量)を図るプログラムです.

ライザップというのは「RIZE(昇る)」と「UP(上がる)」を組み合わせた言葉で,肥満というコンプレックスを克服することで,自信が上がる,人生の幸福感が上がるという意味が込められているようです.

非常に短期的に減量を図るプログラムですのでリバウンド割合というのが一番気になるところではありますが,生下はしっかりと出ているようです.

一番の問題はライザップにかかる費用です.

プログラムの継続年数にもよりますが30~50万円の費用が必要という話ですから驚きです.

非常に高いですよね.

この費用を考えるとライザップによりダイエット(減量)を図ることができる人というのは非常に限られると思います.

なぜこのように費用が掛かるのかという話ですが,専門家がマンツーマンで徹底的に指導を行いますので,仕方ないと言えば仕方ないと思います.

 

 

 

 

 

 

 ライザップよりもウォーキング 

誰もがライザップでダイエット(減量)をできればいいわけですがそうもいかないでしょう.

もっとお金をかけることなくダイエット(減量)に取り組めればと思うでしょうが,ウォーキングを行っても同じような効果は十分に得られます.

ウォーキングを行うのにはお金はかかりませんし,かかるとすれば靴代と飲料代くらいでしょう.

たったそれだけの費用で30~50万円と同じような効果が得られればそれは素晴らしいことだと思います.

おそらくライザップが成功しているのは,特別な運動プログラムや食事制限によるものではないと思います.

誰もが1人では食事制限や運動を継続できないわけです.

マンツーマンの指導者がいるからこそ成功しているのがライザップなわけです.

さらに日本人の性格もあるでしょう.

日本人は何でもお金で買おうとする方が多く,高価なものにあこがれがちです.

月に数万円を健康食品やサプリメントにかけている方というのは少なくありません.

価格が高いほど「結果にコミットする」という方が多いわけです.

高価だから続けられる,高価だからダイエット(減量)が成功するといった意識の方が多いわけです.

ただこれは大きな間違いです.

日本でライザップが流行するにはこういった日本人ならではの背景が考えられます.

 

 

 

 

 

 

 数十万円をどう使うか 

巷ではライザップに限らず,○○ダイエット法といったダイエット法が次々に登場し,ダイエットによる商売が次々に繰り広げられています.

その中には確かに結果が出ていて,素晴らしいものもあるわけですが,われわれ理学療法士の視点で考えると,そこまで多額な費用をかけなくても,もう少し簡単に健康を継続できるのではないかと思ったりします.

例えばライザップに数十万円を投入するのであれば,5kgの減量に成功したら,30万円を自分に使う,そういったコミットメントの仕方も1つではないでしょうか?

 

今回はライザップにお金を変えるよりもウォーキングで健康を手に入れられるかどうかについて考えてみました.

繰り返しにはなりますが,マンツーマンで徹底的に指導する指導者がいるからこそ成功しているのがライザップです.

理学療法士がこういったプログラムをもう少し安く作り上げれば,ダイエット市場に十分に参入できるのではないかと思ったりします.

簡単ではないでしょうが…

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