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下肢骨折

脛骨近位端骨折の分類と手術療法

 脛骨近位端骨折の分類  一般的に,下腿近位端骨折の分類としてはAO分類やが用いられますが,脛骨近位端骨折の分類としては,Hohl (ホール)の分類やSchatzker分類が用いられます. 古典的な分類としてはHohlの分類...
下肢骨折

脛骨近位端骨折(脛骨高原骨折)の特徴

今回からは数回に分けて脛骨近位端骨折例における理学療法について考えてみたいと思います. 初回は脛骨近位端骨折例の特徴についてご紹介いたします. 脛骨近位端骨折の中でも脛骨高原骨折(脛骨プラトー骨折)は機能的予後が不良になりやすい...
運動療法・物理療法

筋力を向上させるためには筋力トレーニングか動作練習か?

皆様は高齢者の筋力向上を図る際に個別の筋群に筋力トレーニングを行って筋力の強化を図る方法と,立ち上がり・歩行・階段昇降といった動作練習を通じて筋力の強化を図る方法のどちらが有効だと思いますか? 今回は高齢者の筋力トレーニングについて,...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術後の脱臼肢位に留意した日常生活指導

以前の記事で人工股関節全置換術例における脱臼に関してご紹介いたしました. 脱臼に関連する要因としては,術中要因(アプローチ・骨頭径・オフセット長・前方開角・外方開角)が重要であるわけですが,易脱臼性を有する人工股関節全置換術例において...
略語集・英語表記

カルテを読む際に必要になる略語~知らないと情報収集できません~

前回は理学療法評価を行う上で必須となる略後についてご紹介いたしました. 必見略語集①でもカルテ用語についてはご紹介いたしましたが,十分にご紹介しきれなかった内容も含めて,今回はカルテを読むうえで必要となる用語についてもう少し整理したい...
略語集・英語表記

理学療法評価で必須となる略語~学生向けですが知らないと恥ずかしいところです~

前回は理学療法で必須となるカルテ等で用いられる略語についてご紹介いたしました. 紙幅の関係でまだまだご紹介しきれていない用語も多いので,前回に引き続きまして今回も略語についてご紹介いたしますが,今回は理学療法評価を行う上で必須となる略...
略語集・英語表記

理学療法でよく使う略語~今さら知らないなんて言えないよな~

今回はカルテ等でよく用いられる略語について紹介します. けっこう知らない人が多いのですが,基本中の基本ですので確実におさえておきたいですね.  アンプタ  これはamputationの略語で切断という意味で...
下肢骨折

膝蓋骨骨折例に対する筋力トレーニング~骨折部に負担をかけずに筋力を強化するには?~

前回は膝蓋骨骨折例に対する関節可動域運動についてご紹介いたしました.今回は関節可動域運動と合わせて,理学療法で実施することの多い筋力トレーニングについて考えてみたいと思います. 膝蓋骨骨折例における膝関節伸展筋力低下 膝蓋骨骨折例では膝...
理学療法評価

MMTによる膝関節伸展筋力測定におけるよくある誤り

今回は徒手筋力検査法(Manual Muscle Testing:MMT)の中でも最も使用頻度の高い膝関節伸展筋力測定における良くある誤りをご紹介いたします.膝関節伸展筋力は全身のさまざまな筋力との相関が高く,握力とともに筋力の代表値として...
理学療法評価

周径測定のコツ~なるほどこれで正確に測定できる~

前回は下肢長の測定方法におけるコツをご紹介いたしました. 正確に下肢長を測定するコツ~これを知らないから誤差が出るのか~ 膝関節外側裂隙の触り方は必見 大腿周径・下腿周径に関しても,下肢長と同様に日常臨床で測定する機会が多いと思...
理学療法評価

正確に下肢長を測定するコツ~これを知らないから誤差が出るのか~ 膝関節外側裂隙の触り方は必見

今回は理学療法評価の中でも使用頻度の高い形態測定(下肢長・周径)こコツについてご紹介いたします. 下肢長や周径の左右差は5mm単位で測定するのが一般的ですが,正確な測定が行えないと5~10mmは容易に結果が変化しますので,そもそも何の...
下肢骨折

膝蓋骨骨折例に対する関節可動域運動~癒着予防が重要~

前回は膝蓋骨骨折例に対する手術療法についてご紹介いたしました.今回は膝蓋骨骨折例における理学療法の中でも実施頻度の高い関節可動域運動のコツについてご紹介いたします. 関節可動域運動における疼痛コントロール 関節可動域運動を行う際には,術...
理学療法評価

股関節伸展可動域の測定法~腹臥位とれないんですけど~

今回は関節可動域測定に関してご紹介させていただきます.股関節の伸展可動域は測定する機会の多い関節可動域の一つだと思います.股関節伸展可動域測定の大きな問題は,測定姿勢が腹臥位姿勢だということです.高齢者は腹臥位姿勢をとることが困難な場合が多...
下肢骨折

膝蓋骨骨折の手術療法~ひまわりとお皿の関係とは~

前回は膝蓋骨骨折の特徴についてご紹介させていただきました.今回は膝蓋骨骨折に対する手術療法についてご紹介いたします.理学療法を行う上では膝蓋骨骨折に対する手術療法について十分に理解しておく必要があります. 膝蓋骨骨折に対する手術療法 膝...
下肢骨折

膝蓋骨骨折の特徴~お皿が折れた~

膝蓋骨は大腿四頭筋の中に存在するヒトの生体の中で最も大きい種子骨であり,大腿四頭筋を効率的に働かせるためのレバーアーム形成,膝関節の動的安定性と回転効率の向上,膝関節内組織の保護作用といった,膝関節機能にとって非常に重要な役割を担っています...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術例を担当した際に評価項目を挙げなさいと言われたら

臨床実習では担当症例の評価項目を考える機会が少なくないと思います.今回は人工股関節全置換術例を担当した場合に,おさえておくべき評価項目について考えてみたいと思います. 1.術前経過・原疾患 以前の記事でもご紹介いたしましたが,人工股関節...
変形性股関節症

本当の股関節の屈曲可動域の測定方法わかってますか?

股関節の屈曲可動域は何度でしょうと言われたら,理学療法士であればだれもが日本整形外科学会・日本リハビリテーション学会が定めた基準である屈曲125°と回答されると思います. われわれはこの屈曲125°に何の違和感も覚えないかもしれません...
人工股関節全置換術

立脚終期における股関節伸展角度を拡大させるためには?

前回は人工股関節全置換術例における跛行に対する理学療法アプローチに関して紹介させていただきました.前回はTrendelenburg徴候・Duchenne徴候といった前額面上の異常歩行に関して主にご紹介いたしましたが,今回は人工股関節全置換術...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術例における跛行改善に向けたアプローチ~筋力トレーニングだけじゃ不十分~

前回は人工股関節全置換術例における疼痛の特徴についてご紹介いたしました.人工股関節全置換術後には股関節由来の鼠径部痛には改善が得られますが,術前からの代償的な姿勢・動作パターンが改善しないと,二次的な隣接関節(腰部・膝関節)の疼痛が残存しや...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術例の疼痛の特徴~手術したのになぜ痛いの?~

以前に変形性股関節症例の疼痛の特徴について,ご紹介いたしましたが,今回は変形性股関節症による人工股関節全置換術後の疼痛の特徴について考えてみたいと思います. 人工股関節置換術「THA BHA」                  」 人...
理学療法評価

MMTに関する誤解~これを知らないと恥ずかしいかも~

今回は徒手筋力測定における結果の解釈に関するよくある誤解についてご紹介いたします. 臨床実習生はもちろんですが免許を取得している理学療法士の方もこういった誤った解釈をされていることが多いので,短編ですがぜひ読んでいただきたいです. ...
人工股関節全置換術

THA例に特徴的な姿勢~こんな姿勢を見逃すな~

前回の記事では変形性股関節症例と人工股関節全置換術例における理学療法の根本的な相違についてご紹介いたしました. 今回は人工股関節全置換術後に生じやすい姿勢とその影響について考えてみたいと思います.  人工股関...
人工股関節全置換術

変形性股関節症例に対する理学療法と人工股関節全置換術例に対する理学療法は全く違う

前回は人工股関節全置換術を施行するタイミングについてご紹介いたしました. 今回は変形性股関節症例に理学療法を実施する場合と,人工股関節全置換術例に理学療法を施行する場合に根本的な考え方の違いについて考えてみたいと思います. ...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術施行のタイミング~早く手術した方がいいの?遅く手術した方がいいの?~

前回は人工股関節全置換術の原因となる疾病と術後経過の相違についてご紹介いたしました.人工股関節全置換術の原因疾患の中で最も多い変形性股関節症の中でも,寛骨臼形成不全を基盤とする二次性股関節症は40歳代・50歳代と比較的若い中年の女性にも多い...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術の原因疾患~原因疾患によって術後機能回復が変わる~

人工股関節全置換術の原因となる疾患の代表は変形性股関節症ですが,人工股関節全置換術の原因となる疾患の中には変形性股関節症以外の疾患も含まれます.原因疾患毎に特徴がありますので,原因疾患の病態を理解してから術後の理学療法を行う必要があります....
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術例における股関節可動域~関節可動域をセットで考えよう~

前回は人工股関節全置換術の術式(3つのアプローチ)について紹介させていただきました.今回は理学療法士が介入を行う機会の多い関節可動域について考えてみたいと思います.  術前の関節可動域制限を...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術のアプローチ~術式ごとの特徴を知れば理学療法も変わる~

前回は人工股関節全置換術後の合併症の1つである脱臼に関して紹介させていただきました. 脱臼の記事の中でもアプローチに関する話題に触れましたが,今回は人工股関節全置換術におけるアプローチの相違について考えてみたいと思います. ...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術(THA)後の脱臼~本質が理解できてないから制限が厳しくなる~ 脱臼肢位・禁忌肢位について文献から考える

人工股関節全置換術(THA)後の脱臼~本質が理解できてないから制限が厳しくなる~脱臼肢位・禁忌肢位について文献から考える 前回までは変形性股関節症例の理学療法について紹介させていただきました. 今回からは人工股関節全置換術(Tota...
変形性股関節症

骨盤前後傾の評価~どうやって評価するの?~

以前の記事でもご紹介いたしましたが,変形性股関節症例の理学療法を考える上では矢状面上の臼蓋被覆を考えることが重要となります.今回は骨盤前後傾の評価の方法について考えてみたいと思います.  矢状面上における臼蓋被覆  以前...
変形性股関節症

変形性股関節症例における筋力トレーニング~MMT Poorレベルの症例は背臥位で股関節外転筋力トレーニングを行うといった誤った常識~

以前の記事では変形性股関節症例における筋力低下について,股関節外転筋,インナーマッスルである腸腰筋・小殿筋・深層外旋六筋の機能低下を中心に紹介させていただきました. 今回は筋力トレーニングの実際について股関節外転筋力トレーニングを中心...
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