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2年目になる理学療法士・作業療法士の不安
今年度入職した理学療法士・作業療法士の皆様も4月から2年目となりますね.
2年目になると後輩の理学療法士・作業療法士が入職てくることも多いですし,いろいろと不安を抱えられている方も多いと思います.
今回は2年目になる理学療法士・作業療法士の不安について考えてみたいと思います.
まだまだ一人前じゃないのに
2年目といってもまだまだ理学療法士・作業療法士としての経験が十分でないのは実際です.
一人前といえる状況でもないのに後輩の指導を任されるなど2年目ならではの不安は尽きません.
4月から2年目と言われたって経験していないことも多いし,不安でいっぱいだったりするのが2年目を迎える理学療法士・作業療法士に多い状況でしょう.
普通に考えて1年で一人前の理学療法士・作業療法士になれるわけがありません.
お手本にならないといけないといった気持ちもわかりますが,肩肘はらずにそのままの自分を後輩に見てもらえばよいと思います.
3年目だろうが10年目だろうが不完全なところはあるのが本当なので安心してください.
先輩の目が離れるのが怖い
1年目の時はプリセプターの理学療法士・作業療法士の指導を仰ぎながら仕事をしているといった場合が多いと思いますが,2年目ともなるとそういうわけにもいきません.
先輩の目が離れるのはとても怖いですよね.
インシデントを連発したらどうしよう…なんて不安に苛まれることも多いでしょう.
ただ考えてみてください.
先輩の目が離れるメリットもあるかもしれません.
自分が理学療法士・作業療法士としてしっかりしないといけないといった自立心から理学療法士・作業療法士として成長できるのも2年目です.
2年目になっても先輩理学療法士・作業療法士があなたのことをしっかりと見てくれているので安心して仕事をしてください.
頼りがいのある先輩理学療法士・作業療法士になれるか心配
2年目の理学療法士・作業療法士にとって一番不安なのが後輩に何か聞かれたときにきちんとアドバイスできるだろうかといった点です.
自分の指導をしてくれた先輩理学療法士・作業療法士が優秀であればあるほどこういった不安が付きまとうものです.
ただ実は新人理学療法士・作業療法士の悩みを共感できるのも2年目だからこそってところがあります.
同じ目線で新人理学療法士・作業療法士の悩みを共感できる2年目の理学療法士・作業療法士の存在は新人理学療法士・作業療法士にとってはとても心強いものです.
下手にアドバイスしようとせずにまずは悩みを共感してあげるだけでも意味があります.
2年目なのにこれもできない?
2年目の理学療法士・作業療法士に対して発する言葉の中でもっともNGなのが「2年目なのに…」といったワードです.
これを言われると本当にきついです.
未経験の理学療法・作業療法技術や未経験の疾患に関しては新人理学療法士・作業療法士と何ら変わりないわけです.
ただわからないことを隠すことが一番危険です.
できるふりをするのではなくわからないことはわからないと言える勇気を持つことが重要です.
今回は2年目になる理学療法士・作業療法士の不安について考えてみました.
2年目だからといって気負わず仕事ができると良いですね.