理学療法士・作業療法士の読みやすいカルテ5か条

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理学療法士・作業療法士の読みやすいカルテ5か条

理学療法士・作業療法士であれば分野を問わず毎日カルテを記録されることが多いと思います.

時代の流れで最近は紙カルテを使用しているところはかなり少なくなり,電子カルテが主流となりました.

せっかく記録をするのであれば他の理学療法士・作業療法士や他職種が見て読みやすい記録ができると良いですよね.

今回は理学療法士・作業療法士の読みやすいカルテ5か条について考えてみたいと思います.

白い陶器のマグカップの近くの茶色の木製のテーブルに書いている人

 

 

 

 

 

 

 

 

一文を短く

これは論文執筆の際にもよく言われることですが一つの分が長すぎると主語と述語の関係性がわかりにくくなります.

また修飾節や修飾語がどの名詞にかかっているのかがわかりにくくなり,結果的に読みにくくなってしまいます.

伝えたいことが伝わらない内容となってしまいます.

可能であれば”One sentence one message”の原則を守りましょう.

1つの文に1つの情報が入るように意識してみると良いでしょう.

 

 

 

 

 

 

 

文末に変化をつけよう

私なんかもそうですがどうしても語彙力が無いと同じ表現ばかりを繰り返しがちです.

特に文末がずっと同じだと単調な印象になってしまいます.

文末に様々な表現を使用することでテンポよく読み進めることができるようになります.

文末表現でその理学療法士・作業療法士にどのくらいボキャブラリーがあるかがわかったりしますよね.

 

 

 

 

 

体言止め

正式な文書では体言止めはあまり望ましくありませんが,カルテ記録の場合には体言止めを用いた表現の方が簡易でわかりやすいこともあります.

〇年〇月〇日:自宅玄関で転倒,当院へ救急入院

〇年〇月〇日:骨接合術施行

〇年〇月〇日:歩行練習開始

こんな感じで記載した方がシンプルで伝わりやすいこともあります.

サマリーに体言止めはあまり勧められませんがカルテ記録ではこういった表現もありでしょう.

 

 

 

 

 

 

 

略語はほどほどに

特に理学療法士・作業療法士に多いのが略語の使用です.

理学療法士・作業療法士のカルテ記録というのは医師や看護師等の他職種が閲覧することも多いわけです.

したがってあまり共通言語になっていない用語を略語で使用するのはあまり望ましくありません.

どんなにかっこよく記録をしても伝わらないと意味がありませんからね.

標準的な医学用語を使うことが望ましいです.

 

 

 

 

漢字・ひらがな・カタカナの割合を意識しよう

あまり漢字が多いと堅苦しくて読みにくい文章になってしまいます.

理想は

漢字:ひらがな:カタカナ 4:7:1

が理想です.

この割合がきれいな文章の比率なので意識してみると良いでしょう.

 

 

今回は理学療法士・作業療法士の読みやすいカルテ5か条について考えてみました.

皆様も毎日のカルテ記録の際に注意してみてください.

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