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知ってて当然?「署名」と「記名」,「押印」と「捺印」,「貯金」と「預金」
理学療法士・作業療法士って専門馬鹿なところが多いので一般常識を知らない方が多いのも実際です.
20代まではよくても30代になると一般常識を知らないって恥ずかしいですよね.
今回は知ってて当然のお金に関する用語の違いについてご紹介させていただきます.
「署名」と「記名」
「署名」と「記名」って類似した表現ですよね?
例えば理学療法士・作業療法士自身が氏名を書く場合にはどちらを使うのが正しいのでしょうか?
A.署名
B.記名
A.署名
B.記名
正解はAの署名です.
「署名」というのは本人が自分自身で氏名を書くことを指します.
一方で記名というのは名前を書くことを指しますが,この場合には「他人が書いたり」,「ゴム印で押された名前も含まれる」といった点に注意が必要です.
理学療法士・作業療法士が関わるところで言うとリハビリテーション実施計画書のサインです.
この際にクライアント自身にサインをいただく場合には「ご署名お願いします」が正しいということになります.
一方でクライアントのご家族に代筆でサインをいただく場合には,クライアントの名前を書いてもらう場合には「ご記名お願いします」となりますし,代筆者自身の名前を書いてもらう場合には「ご署名お願いします」となります.
「押印」と「捺印」
「押印」と「捺印」,これもわかっているようでわかっていない方が多いのではないでしょうか?
「押印」というのは記名の部分にハンコを押す行為または記名のない箇所にハンコを押す行為を指します.
一方で「捺印」というのは自筆による署名にハンコを押すことを指します.
「押印」と「捺印」はそれぞれハンコを押す行為を指しますが,手書きの署名に加えて印鑑を押す場合には「捺印」を,ハンコの身を押す場合を「押印」と表現するのが正しいです.
これも社会人であれば常識ですので確実におさえておきたいですね.
「貯金」と「預金」
「貯金」と「預金」の違いもけっこう知らない方が多いと思います.
「貯金」というのは郵便局や農業協同組合,漁業協同組合などにお金を預けることを指します.
一方で「預金」というのは銀行や信用組合などにお金を預けることを指します.
結局のところ郵便局やJAの場合には貯金,銀行や信用組合の場合には預金と覚えておくと間違いがないと思います.
この定義から考えると「銀行」に「貯金」したなんて表現は誤りだということになります.
今回は知ってて当然のお金に関する用語の違いについてご紹介させていただきました.
どうでしたか?
けっこう知らなかったという方もいらっしゃったのではないでしょうか?
専門的な知識はもちろんですが社会一般の常識に関してもおさえておきたいですね.