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ぶっちゃけ365日リハビリテーションってどうなの?
最近は回復期リハビリテーション病棟に限らず急性期の医療機関でも365日体制でリハビリテーションサービスを提供する施設が増えてきております.
経営上やクライアントにとっては良いのかもしれませんが,実際に現場で働く理学療法士・作業療法士としてはどうなのでしょうか?
今回はぶっちゃけ365日リハビリテーションってどうなのかについて考えてみたいと思います.
申し送りが大変
365日体制の場合には自分が休暇を取得する場合でも担当しているクライアントはリハビリをされます.
そのため休暇を取得するたびに申し送りを作成する必要があります.
これは業務量が増えること間違いなしです.
他の理学療法士・作業療法士とクライアントの情報を共有できるというのは教育面ではメリットは大きいですけどね.
日祝も出勤あり
その病院や施設にもよりますが交代で日曜や祝日も出勤する必要があります.
家庭持ちのスタッフが多ければ独身のスタッフが日祝出勤をお願いされる可能性が高くなります.
独身者にとっては日祝は働いて平日に休みをもらった方が良いなんて場合もありますけどね.
メリハリが無くなる
シフト制でその月ごとに休みがばらばらとなりますので,毎月スケジュール管理が必要になります.
曜日感覚も薄まってメリハリがなくなるなんて話もあります.
特に花金なんて感覚は無くなるでしょうね.
「今日は何曜日だったっけ?」なんて何回も聞いてしまうのもあるあるですね.
リハスケジュールは組みやすい
土日休み場合には平日で獲得した関節可動域が土日の間に戻ってしまうなんてことありますよね?
また熱発のために木曜日・金曜日とリハビリができずに休日に入ってしまうなんてこともあります.
365日体制の場合であればこういった不測の事態でもフォローが可能なことが多いでしょう.
金曜日に明日から休みなので今日は頑張りましょうと無理強いしなくても済みますよね.
クライアントの病状に合わせてリハビリを行えますよね.
平日休めるので旅行料金が安い
日祝出勤の利点として平日は旅行の旅費が安く,しかも予約も空いていることが多いといった点が挙げられます.
ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンなんかも行くなら平日の方がすいてますからね.
このメリットってけっこう大きいです.
平日の火・水・木で3連休なんて普通じゃなかなか取れなかったりしますからね.
今回はぶっちゃけ365日リハビリテーションってどうなのかについて考えてみました.
365日体制での勤務もライフスタイルによっては悪くないかもなと考える理学療法士・作業療法士もいらっしゃれば,土日はきっちり休みたいという理学療法士・作業療法士もいらっしゃると思います.
特に理学療法士・作業療法士の場合には土日に研修に参加することが多いので,研修会に参加したら残りの土日はすべて出勤で月のうちに休暇を取得できる土日が全くないなんてことも少なくないでしょう.
土日勤務手当なんかを出してくれるとまた話は違ってくるんでしょうけどね.