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リハビリテーション専門職の国会議員がいなくなった今だからこそ考えるべきこと
残念ながら第26回参議院選挙で比例区で立候補していた理学療法士・作業療法士の3名の候補者が落選となりました.
これで事実上は国会からリハビリテーション専門職がいなくなったことになります.
リハビリテーション専門職の国会議員がいなくなったことで理学療法士・作業療法士の置かれる環境はますます厳しくなることが予測されますが,現実を受け入れて今後の予測をしたうえでわれわれも動いていく必要があります.
今回はリハビリテーション専門職の国会議員がいなくなった今だからこそ考えるべきことについて考えてみたいと思います.
2024年度の6年に1度の診療報酬・介護報酬同時改訂
2024年度の同時改訂でリハビリテーション関連ではかなり大きなメスが入れられそうです.
診療報酬改定では以下のような改訂が予測されます.
回復期リハビリテーション病棟における包括化
疾患別リハビリテーション料の廃止(一律175点)
介護報酬改定では以下のような改訂が予測されます.
訪問看護ステーション事業所の看護・リハ職配置割合設定
訪問リハビリテーションの対象者の限定(要介護3以上)
1週間当たりの算定上限単位数の設定
単価の引き下げ
医療保険では脳血管疾患や心大血管を主体とした対象にリハビリテーションを行っていたところは疾患別リハビリテーション料の引き下げによって大きく赤字となるでしょう.
また回復期が包括化されることでスタッフが余ってしまうなんて可能性もありますね.
特に深刻なのが訪問リハビリテーションです.
現在はインセンティブ制度もあって理学療法士・作業療法士が年収500万円以上を目指す一番の近道が訪問リハビリテーションだったわけですが今後は訪問リハビリテーションに従事することが難しくなる可能性があります.
訪問看護ステーションの求人が減少?
まず考えられることとして訪問看護ステーション事業所の看護・リハ職配置割合が見直されれば,理学療法士・作業療法士の訪問看護ステーションの求人というのはかなり少なくなってしまうでしょう.
既に次回の改訂を見据えて求人をストップしている事業所も少なくないと聞きます.
また訪問リハビリテーションの単価の引き下げや,訪問リハビリテーションの対象者の限定(要介護3以上),1週間当たりの算定上限単位数の設定なんかが本当に行われればかなり厳しくなることは言うまでもありません.
回復期の包括化によって仕事がなくなった理学療法士・作業療法士が在宅に流れてくるうえに,訪問看護ステーションの求人は少なくなるといった状況を考えますと,2024年度以降は訪問看護ステーションにおける訪問リハ求人は希少価値となっていく可能性もあります.
ただ訪問リハビリテーションの単価が引き下げられる可能性はありますが,まだまだ医療機関に比較すれば高収入という状況は続くでしょう.
理学療法士・作業療法士が高収入を目指すなら引き続き訪問リハビリテーションということになると思いますが,一方で求人は少なくなることが予測されますので,動くなら今しかないと思います.
来年以降になって2024年度の改訂内容が明らかになってくればますます求人が少なくなってしまう可能性があります.
訪問リハビリテーションへの転職を考えておられる方は早めに動くべきでしょう.
ただ難しいのが訪問看護ステーションの場合にはどういった職場かが見えにくいことが多いです.
ホームページなんかもないところが多いですし,少人数職場だからこそ人間関係とか気になりますよね.
本当に訪問リハビリテーションへの転職を考えておられる方はまずは転職サイトへの登録がお勧めです.
転職サイトへ登録しておいて少しずつ2024年に向けて情報を収集していくと良いでしょう.
登録は無料ですし,無理に転職を勧められることもありません.
年収〇万円以上,週5日勤務,○○地域といった条件を設定しておいて興味を持てる職場があれば話を聞いてみるのが良いでしょう.
ここでは私がお勧めする転職サイトをいくつかご紹介させていただきます.
マイナビ
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転職を考えておられるのであれば,ここは確実に押さえておきたいですね.
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今回はリハビリテーション専門職の国会議員がいなくなった今だからこそ考えるべきことについて考えてみました.