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ケアマネージャー?ケアマネジャー?正しいのはどっち?
理学療法士・作業療法士が関わることが多い他職種の1つが介護支援専門員(ケアマネージャー・ケアマネジャー)です.
理学療法士・作業療法士の皆様はケアマネージャーとケアマネジャーのどちらの用語を用いることが多いですか?
そもそもケアマネージャーとケアマネジャーってどちらが正しいのでしょうか?
今回は介護支援専門員のことを「ケアマネジャー」と呼ぶのと「ケアマネージャー」と呼ぶののどちらが正しいのかについて考えてみたいと思います.
よく使われるのはどっち?
Web検索でケアマネージャー,ケアマネジャーのどちらの使用頻度が高いのかを調査してみると
検索エンジンでは
ケアマネージャーはYahooで8,100回,Googleで 32,400回となっております.
またケアマネジャーはYahooで1,320回,Googleで5,280回となっております.
これだけ見ると圧倒的にケアマネージャーの使用頻度が高いことが分かります.
公の文章ではどうなっているのか?
一方で厚生労働省が出している公の書類では「ケアマネジャー」と表記されていることがほとんどです.
介護支援専門員協会のホームページでは基本的に「介護支援専門員」という日本語の正式名称が使用されておりますが,カタカナで表記する場合には厚生労働省が発表する文章等に従い,基本的には「ケアマネジャー」を使用するのが正しいようです.
単語の発音を考えてみると?
介護支援専門員を英語表記すると「care manager」となります.
このmanagerは「マネジャー」,「マニジャー」と発音します.
英語ですとmanager(発音:manijər)→「マネジャー」もしくは「マニジャー」に近い発音なわけですね.
そのためカタカナ表記する際には「マネジャー」とか「マニジャー」が適切と考えることができます.
この発音や厚生労働省の文書を考えると,カタカナ表記の場合には「ケアマネジャー」にした方が無難かもしれませんね.
日本では部活動のマネージャーや芸能界のタレントのアシスタントのマネージャーといった意味で使用されることが多いですが,この場合にはほとんどが「マネージャー」と表記されると思います.
ただ発音から考えるとマネジャーというのが正しいということになると思います.
言いにくい?
日本では「マネージャー」という用語が一般的になっておりますので,「マネジャー」って言いにくいところがあります.
実際に「ケアマネジャー」と言っている人の方が少ないのではないでしょうか?
介護支援専門員のことを呼称する場合には「ケアマネ」と呼称するのが最も無難ということになるでしょう.
つまり文書などに表記する際には「ケアマネジャー」,実際に口に出す場合には「ケアマネ」,これが一番無難だと思います.
今回は介護支援専門員のことを「ケアマネジャー」と呼ぶのと「ケアマネージャー」と呼ぶののどちらが正しいのかについて考えてみました.
皆様も介護支援専門員のことをカタカナ表記する場合には注意して見てください.