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理学療法士・作業療法士が使える休暇まとめ
子育て理学療法士・作業療法士が仕事復帰後に陥りやすいのは休暇不足です.
お子さんの体調不良で有給休暇が無くなってしまったなんて理学療法士・作業療法士もけっこう多いのではないでしょうか?
今回は理学療法士・作業療法士が使える休暇について考えてみたいと思います.
年次有給休暇
年次有給休暇は付与日数が法律で決められております.
週5日以上勤務または年間所定労働日数が217日または週30時間以上の勤務の場合には基本的に以下のような有給休暇の日数が付与されます.
勤続年数6か月:有給休暇日数10日
勤続年数1年6か月:有給休暇日数11日
勤続年数2年6か月:有給休暇日数12日
勤続年数3年6か月:有給休暇日数14日
勤続年数4年6か月:有給休暇日数16日
勤続年数5年6か月:有給休暇日数18日
勤続年数6年6か月以上:有給休暇日数20日
育休終了時も在籍期間に応じて有給休暇が加算されるといった点もポイントですね.
産前産後の休暇(母親限定)
産前休暇
産前休暇は出産予定日の6週間前から取得が可能となります.
なお双子の場合には14週間前からの取得も可能です.
また母性健康管理措置で休暇を取得することも可能です.
これは医師の証明が必要ですが,妊娠中の勤務時間の短縮や作業の制限や休業,産休より前に休暇を取得するなどの対応が可能です.
産後休暇
産後8週間は就業不可となっております.
産後6週間後に本人が請求し,医師が認めた場合には就業が可能です.
なお出産予定日より後に出産した場合にはすべて産前休暇扱いになります.
育児休業
子どもが1歳に達するまで取得が可能です.
保育所に入園できないなど所定の条件を満たせば,最長で2歳まで延長も可能です.
なお延長する場合には1歳及および1歳6か月の時に手続きが必要となります.
子の看護・介護休暇
未就学の子を療育する労働者が病気やけがをした子の看護をするために取得できる休暇です.
1年に5日間取得が可能です.
なお子が2人以上の場合には10日の取得が可能です.
これは法定休暇となりますので定めていない職場はブラックだと言えるでしょう.
小学校等の臨時休業に伴う保護者の休暇
これはCOVID-19の関連でできた休暇ですが,感染拡大で臨時休業等をした小学校へ通う子供を持つ労働者が取得できます.
年次有給休暇とは別に取得できる点もポイントです.
小学校に限らず中学校,保育所,こども園なども含まれます.
今回は理学療法士・作業療法士が使える休暇について考えてみました.
理学療法士・作業療法士もこういった休暇制度を把握したうえで効率的に休暇を取得してしっかりとリフレッシュしながら長く仕事ができるとよいですね.