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理学療法士・作業療法士も知っておきたい「ハイフン」と「ダッシュ」の違い
理学療法士・作業療法士がクライアントのサマリーを作成したり,論文を執筆する際に「ハイフン」や「ダッシュ」といった記号を使用することってあると思います.
でもこの「ハイフン」と「ダッシュ」の違いってご存じですか?
「ハイフン」と「ダッシュ」の意味を理解してきちんと使い分けができていますか?
今回は「ハイフン」と「ダッシュ」の違いについてご紹介させていただきます.
「ハイフン」と「ダッシュ」の違いは?
ハイフンは一番短い横棒を表します.
ハイフンは日本語キーボードでは数字の0の右側にあります.
ハイフンより長いのがダッシュです.
ダッシュにはエヌダッシュ(en dash)とエムダッシュ(em dash)の2つがあります.
enダッシュがnの幅と同じ長さ,emダッシュがmの幅と同じ長さであったことからこのように呼ばれるようになったようです.
enダッシュはハイフンより長く,emダッシュはenダッシュよりさらに長く,enダッシュの倍ほどの長さになります.
ちなみにハイフンとは異なりキーボードのどこにもダッシュは表記されておりません.
それぞれこんな感じですね.
ハイフン:‐
ダッシュ:―
ハイフンの使い方
ではハイフンというのはどのように使うのが正しいのでしょうか?
例えば数値と数値をつなぐように使うなんてのが多いですね
21‐99といった形式です.
その他にも改行の際に単語を音節で区切って1つの単語であることを示すために用いられることもありますね.
英論文なんかではよく目にします.
さらに単語に一つの文字を足して使用されることも多いですね.
T-shirtsとかX-ray.といった使い方です.
ダッシュの使い方
ダッシュの使い方もさまざまですがおおよそ以下のような場合に使用されるのが一般的です.
①付随情報など文章中に挿入句・節を入れる場合
②ある情報の後に関連する情報を追加する場合
③意外性や期待感を持たせた情報を追加する場合
④余韻や感情を表現する
ダッシュの場合には付随して情報を追加する場合に用いられることが多いですね.
なおn dashとm dashの使い分けについてはあまり明確にされておりません.
どちらを使っても間違いではないということですね.
今回は「ハイフン」と「ダッシュ」の違いについてご紹介させていただきました.
理学療法士・作業療法士も「ハイフン」と「ダッシュ」を間違えずに使い変える必要がありますね.