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第57回理学療法士及び作業療法士国家試験の合格率は?
2022年3月23日に第57回理学療法士及び作業療法士国家試験の合格発表が行われました.
今年度の理学療法士・作業療法士の国家試験合格率はどうだったのでしょうか?
今回は第57回理学療法士・作業療法士国家試験の合格率について考えてみたいと思います.
第57回理学療法士及び作業療法士国家試験の気になる合格率は?
理学療法士国家試験は12,685人が受験し10,096人が合格となりました.
理学療法士国家試験の合格率は79.6%(現役88.1%)と昨年より0.6%アップとなりました.
作業療法士国家試験は5,723人が受験し4,608人が合格となりました.
作業療法士国家試験の合格率は80.5%(現役88.7%)と昨年と比較し0.8%ダウンとなりました.
理学療法士・作業療法士ともに80%前後の合格率であったということになります.
ただ新卒者に限ると合格率は90%近いというところもポイントでしょうね.
気になる受験者数は増えた?減った?
理学療法士・作業療法士の需要と供給のバランスを考えると気になるのは理学療法士・作業療法士国家試験の受験者数と合格者数です.
気になる理学療法士の新卒者受験者数は昨年より27人増えて10,549名となっております.
なお作業療法士の新卒者受験者数は昨年より34人減って4,861人となっております.
今年度もまた10,000名近い理学療法士と5,000名近い作業療法士が新たに誕生したことになります.
もはや脅威でしかありません.
第57回の合格率は高かった?低かった?
第57回理学療法士・作業療法士の合格率は高かったのでしょうか?
それとも低かったのでしょうか?
こちらが第42回~第57回の理学療法士の国家試験合格率の推移ですが,80%の合格率というのはここ数年で見ると低い合格率であり,これまでの合格率と比較してもやや低い合格率であったということになるでしょう.
これまでと傾向が異なる問題の出題も多かったという点が合格率の低さの一因だと考えられます.
国家試験には合格したけれど就職が決まっていない?
「晴れて国家試験に合格したけれど,就職先がまだ決まっていない…」という方もいらっしゃると思います.
せっかく国家試験に合格したのですから焦って妥協して就職先を決めることだけは避けたいですよね.
特にこれだけ理学療法士・作業療法士の数が増えると再就職というのは容易ではありませんのでできるだけ失敗しないように就職先を決定すべきです.
また実は今回の国家試験で不合格だった受験者が2,000名程度存在しますので,採用を決めていたものの国家試験で不合格となったために新卒枠が空いたといった病院・施設も少なくありません.
そういった病院や施設ではこれから再度募集を行うことになります.
ただ自分一人で再募集先を探すのはあまり効率が良くありません.
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第58回理学療法士国家試験合格率の予想
今後受験を考えられている方が気になるのは第58回理学療法士国家試験の合格率がどうなるかといった点です.
第50回(2015年):82.7%
第51回(2016年):74.1%
第52回(2017年):90.3%
第53回(2018年):81.4%
第54回(2019年):85.8%
第55回(2020年):86.4%
第56回(2021年):79.0%
第57回(2022年):79.6%
2015年から2019年までは難しい年⇒簡単な年といったように理学療法士国家試験の合格率が高い年と低い年を交互に繰り返していましたが,ここ数年は85~90%で落ち着いてきましたね.
特に2011年,2016年と理学療法士国家試験の合格率が非常に低い年が続いておりましたので,5年に1回は理学療法士国家試験の難易度が非常に高くなるといった噂もありました.
この法則から考えると2022年は比較的高い合格率になるものと考えておりましたが,今回も合格率は80%を下回っており,しばらく合格率が低い年が続くのでしょうか?
いずれにしても第58回(2023年)の理学療法士国家試験の難易度もあまり高くならないことを期待したいですね.
いずれにしても第58回理学療法士国家試験を受験される方は,もう理学療法士国家試験受験まで1年をきっていることになりますので,早めに準備を進め理学療法士国家試験の合格と勝ち取りましょう.
今回は第57回理学療法士・作業療法士国家試験の合格率について考えてみました.
無事に合格された方おめでとうございます.
不合格であった方は来年こそは合格と勝ち取れるように準備を進めましょう.