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理学療法士・作業療法士がセミナーに参加したら必ず質問をしよう
理学療法士・作業療法士というのは他職種と比較しても休日を使って研修会やセミナーに参加する機会の多い職種です.
皆様はこのセミナーに参加して本当に自分の考え方が変わったとか,理学療法士・作業療法士としての働き方が変わったとかそういった経験をされたことがありますか?
ただただセミナーに参加したことに自己満足していませんか?
理学療法士・作業療法士がセミナーに参加する際には,セミナーに参加する際の心構えが重要です.
理学療法士・作業療法士がセミナーに参加したら必ず質問をする癖をつけてみてください.
そうするとセミナーを通じて得られるものが倍増します.
今回は理学療法士・作業療法士がセミナーに参加したら必ず質問するべきだといったお話です.
理学療法士・作業療法士の講師に覚えてもらえる
理学療法士・作業療法士がセミナーに参加して質問をする利点はいくつか考えられますが,まずは積極的に質問をすることで理学療法士・作業療法士の講師に名前と顔を覚えてもらえるかもしれません.
質問が的を得たものであれば,そこから新たなビジネスチャンスが広がることもあります.
また質問をするとセミナーに参加している周囲の理学療法士・作業療法士からも注目をあびることになりますので,自分の顔を売ることにもつながります.
セミナーの内容が頭に入る
私自身が考える理学療法士・作業療法士がセミナーで質問をすることのメリットはこの部分です.
長時間にわたるセミナーの場合には,途中で集中力が切れてしまって,ぼーっと聴講してしまうという場合も少なくないと思います.
理学療法士・作業療法士がセミナーへ参加した際には,質問するつもりで話を聞くことが重要です.
重要なのは講師の理学療法士・作業療法士が話している内容を覚えるつもりではなくて,質問するつもりで聴講することです.
実際に質問を考えながら聴講すると,講師の話に対してさまざまな視点からの疑問が浮かびます.
質問するつもりでセミナーを受けると,セミナーの内容が頭の中に入りやすくなります.
また理学療法士・作業療法士が質問をしようと思って講師の話を聞いていると,セミナーの内容を批判的に吟味することにもつながります.
ただただ聴いていると,「へーそうなんだ…なんかすごい」で終わってしまいますが,質問内容を考えながら聴講していると,自身の中でさまざまな矛盾を感じることもあります.
つまり質問を考えながらセミナーに参加すると,講師の話をただただ受け入れるといった受身的な受講の仕方ではなくて,能動的な受講へとつながります.
質問の内容は?
ではどんな質問をすればよいのかといった話ですが,質問は初歩的な質問でも,否定的・肯定的な質問でも何でもいいと思います.
重要なのは質問の内容ではなくて,考えながら聴講するといった点ですので,大げさに言えば質問は考えるけれども実際には質問をしないということもあって良いと思います.
理学療法士・作業療法士の皆様のキャラクターにもよると思いますが,大勢の前で手を挙げて質問するのって確かに緊張しますし,勇気がいりますよね.
質問の内容や実際に質問をするかどうかはおいておいて,質問をする気持ちで聴講するといったことが重要です.
講師の立場からすると
講師の立場からすれば,数時間のセミナーで話をして全く質問が出ないというのもさみしいものです.
大勢の場で質問が難しくて,セミナーが終わった後に個別に質問にこられるかたもいらっしゃいます.
これはこれで嬉しいことなのですが,可能であれば質疑応答の設けられた時間の中で質問をしていただけると,質問内容が参加者の間でも共有できますのでありがたいですね.
やっぱり1番悲しいのはレスポンスが無いことです.
こちらの話が伝わったのか伝わらなかったのかが分かりませんので,次のセミナーにおける資料のブラッシュアップにもつながりません.
質問を頂けると多くの講師は悪い気はしないという場合が多いと思いますので,皆さんもセミナーへ参加したら是非とも積極的に質問をしてみてください.
今回は理学療法士・作業療法士がセミナーに参加したら必ず質問するべきだといったお話でした.
皆様もセミナーへは受け身ではなく能動的に参加できるとよいですね.
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