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クライアントと一緒になって運動している理学療法士・作業療法士ってどうなの
理学療法士・作業療法士であればクライアントに運動を指導するとともに自分が一緒になって運動している理学療法士・作業療法士って見たことありませんか?
もしくはいつも一緒になって運動をしているといった理学療法士・作業療法士も少なくないと思います.
今回はクライアントと一緒になって運動している理学療法士・作業療法士ってどうなのかといったお話です.
自転車エルゴメーターにならんで運動している理学療法士・作業療法士
リハビリテーション部門でよくある光景ですが,理学療法士・作業療法士がクライアントと並んで自転車エルゴメーターをこいでいる光景なんてよく目にしますよね.
あとはプラットフォームに並んで寝て筋力トレーニングを行っているなんてのもよくある光景ではないでしょうか?
理学療法士・作業療法士がクライアントともに運動をするというのは,何も最近になってから見られるようになった光景ではありません.
昔からどのリハビリテーション部門でもよくある光景ではないでしょうか?
クライアントとともに運動を行うことで運動による爽快感や疲労感を共感できる?
理学療法士・作業療法士がクライアントともに運動を行うことで運動による爽快感や疲労感を共有できます.
一緒になって運動して,「気持ちいいですね」とか「疲れましたね」なんてクライアントに声をかけることで,クライアントと気持ちを共有することができるでしょう.
どういった目的で理学療法士・作業療法士がクライアントとともに運動をしているかですが,理学療法士・作業療法士がクライアントと一緒になって運動に取り組むというのはある側面から見るとプラスになる部分も大きいと思います.
運動時の安全管理やアライメントの評価が仕事
ただ一方で考えなければならないのは,われわれ理学療法士・作業療法士は運動を指導して評価する立場にあるといった点です.
自分自身の運動ばかりに注意が向いてクライアントの安全管理やアライメント評価をきちんとできないのであれば,一緒になって運動するなんていうのはまずいでしょうね.
一緒に運動しながらも適切な安全管理や評価を行うことができるといった点が求められるでしょう.
お金をもらっていることを忘れている
また考えなければならないのは,診療報酬制度や介護報酬制度によって税金を使って,またクライアントからお金を頂いて運動の指導を行っているといった点です.
一緒になって運動するのは良いですが,プロフェッショナルとしてきちんとしたサービスを提供する必要があります.
間違っても自分自身のトレーニングがメインになってしまってはいけません.
今回はクライアントと一緒になって運動している理学療法士・作業療法士ってどうなのかといったお話でした.
昔からよく見る光景ですが,安全管理や評価を行いながら,報酬をいただいているのだといった意識を持った上で,運動によるさまざまな感覚をクライアントと理学療法士・作業療法士が共有できるとよいでしょうね.