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理学療法士・作業療法士は貯金がいくらあれば仕事を辞められるのか?
理学療法士・作業療法士の仕事って言ってみれば肉体労働ですよね.
本当に40歳・50歳と年齢を重ねていっても継続できるのだろうかと不安を抱えられている方も多いと思います.
最近はFIREという言葉に代表されるように早期退職というのも1つの流行ではあります.
今回は理学療法士・作業療法士は貯金がいくらあれば仕事を辞められるのかについて考えてみたいと思います.
理学療法士・作業療法士が35歳で仕事を辞めた場合
仮に90歳まで生きるとして考えてみたいと思います.
年金が支給される65歳までの生活に必要なお金は,360万円×30年=1億800万円となります.
年休が支給される65歳以降の生活に必要なお金は,120万円×25年=3000万円となります.
合計で1億3800万円となります.
45歳で辞めた場合
同様に仮に90歳まで生きるとして考えてみたいと思います.
年金が支給される65歳までの生活に必要なお金は,360万円×20年=7200万円となります.
年休が支給される65歳以降の生活に必要なお金は,100万円×25年=2500万円となります.
合計で9700万円となります.
55歳で辞めた場合
同様に仮に90歳まで生きるとして考えてみたいと思います.
年金が支給される65歳までの生活に必要なお金は,360万円×10年=3600万円となります.
年休が支給される65歳以降の生活に必要なお金は,80万円×25年=2000万円となります.
合計で5600万円となります.
早く仕事を辞めるデメリットも
FIREという言葉が流行しておりますが,お金が足りなくなる心配もあります.
年齢が上がると再就職は難しいですし,ローンを組みにくいといったデメリットもあります.
また社会的フレイルを考えると社会とのつながりがなくなるのって怖いですよね.
現実的に考えると
現実的に考えると35歳とか45歳での早期退職はあり得ませんね.
55歳での退職を考えても5000万円以上の貯金が必要なわけですから,理学療法士・作業療法士の場合には現実的には難しいというのが実際でしょう.
定年よりも1~2年なら早く退職することもできそうですし,何より不労所得になる資産があると安心ですね.
今回は理学療法士・作業療法士は貯金がいくらあれば仕事を辞められるのかについて考えてみました.
結論から申し上げますと理学療法士・作業療法士の早期退職は難しくできても1~2年程度で,社会的フレイルを考えると社会とのつながりがなくなるのは健康を考えるうえでも有益ではないのではないでしょうか?