目次
新人理学療法士・作業療法士必見 社会人として恥ずかしい言葉遣い
理学療法士・作業療法士の平均年齢は30歳代前半です.
20代の理学療法士・作業療法士も多いので,まだまだ社会人として適切な言葉遣いができない方も多くいらっしゃいます.
理学療法士・作業療法士って目上の方を相手にすることが多いので,適切な言葉遣いをしたいですよね.
今回は新人理学療法士・作業療法士必見の社会人として恥ずかしい言葉遣いについてご紹介させていただきます.
僕,自分は⇒私
理学療法士・作業療法士の皆様は職場で自分自身のことをどう呼んでますか?
さすがに自分自身のことを職場で「俺」とか「わし」とか「うち」なんて呼ぶ理学療法士・作業療法士はいらっしゃらないと思いますが,男性であれば「僕は」とか,「自分は」なんて言葉を使われている方も多くいらっしゃると思います.
社会人として適切なのは「私は」といった表現です.
男性だとこの「私は」といった表現に慣れないかもしれませんが,「私は」と言った言葉を使うだけでもぐっと社会人らしさが出ます.
すごく⇒大変・とても
カンファレンスで「すごく」良くなりましたなんて報告すると何となく幼稚に聞こえますよね.
可能であれば,「大変」とか「とても」といった言葉を使った方が良いですね.
クライアントに対して分かりやすい表現を考慮して「すごく」というのはありかもしれませんが,目上の医師や上司に対して「すごく」というのはいただけませんね.
この間⇒先日
これもよくありますが,「この間」とか「この前」というのは社会人として不適切です.
特に相手が上司や先輩の場合には「この間」とか「この前」といった表現ではなく,「先日」といった表現を用いるようにしましょう.
あとで⇒後ほど
理学療法士・作業療法士が用いることが多いのが,「あとで」といった表現です.
クライアントに対して「あとでまた来ますね」なんて声掛けをする機会は多いと思いますが,「後ほど参ります」と表現するだけでもぐっとクライアントに対する印象が変わります.
なんか堅苦しい感じもしますが,大人っぽさは出ますね.
~と言います⇒~と申します
理学療法士・作業療法士であれば,初回のクライアント対応の際に自己紹介をされることは多いと思います.
「今日からリハビリを担当させてもらいます山田太郎と言います」といった表現よりも,「本日からリハビリを担当させていただきます山田太郎と申します」が適切ですね.
自己紹介に限らず,「申します」といった表現は使えますので覚えておくとよいですね.
すみません⇒失礼いたしました
クライアントや上司・先輩に対して謝罪をする際には「すみません」というのは社会人としては不適切です.
正しくは「失礼いたしました」ですね.
また「すみませんが~」なんて表現もしばしば用いられますが,理想は「恐れ入りますが~」といった表現です.
わかりました・了解しました⇒承知いたしました
理学療法士・作業療法士が上司や先輩から何か依頼をされた場合に,「わかりました」とか「了解しました」なんて言ってしまってませんか?
「了解しました」なんかはなんとなく問題なさそうにも思えますが,基本的には目上の方に対して「了解しました」はNGです.
正しくは「承知いたしました」,「かしこまりました」といった表現が適切でしょう.
その他にも
こんなのもありますね.
「行きます」⇒「参ります」
「知ってます」⇒「存じ上げております」
「見ました」⇒「拝見いたしました」
「帰ります」⇒「失礼いたします」
結局はこのあたりは謙譲語をきちんと使えるかどうかですね.
今回は新人理学療法士・作業療法士必見の社会人として恥ずかしい言葉遣いについてご紹介させていただきました.
理学療法士・作業療法士の皆様も適切な言葉遣いができれば,クライアントや上司・先輩に与える印象がぐっと変わると思います.
少し意識して今回ご紹介させていただいた言葉を使ってみてください.