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医療職種であれば理学療法士・作業療法士もきちんと医療用語を使おう
理学療法士・作業療法士も立派な医療職種です.
医療職種である理学療法士・作業療法士が診療録にきちんとした医療用語を使用できないと恥ずかしいですよね.
今回は意外と理学療法士・作業療法士が知らない生理的反応に関する医療用語についてご紹介させていただきます.
せき→咳嗽
「せき」は「咳嗽」と表現します.
ちなみに「咳嗽」は「がいそう」と読みます.
咳嗽反射(がいそうはんしゃ)なんて言葉もありますよね.
咳嗽反射というのは,気管に入った食べ物を,咳をすることにより気管の外に出そうとする反応を指します.
あくび→欠伸
「欠伸」は「けっしん」とも読みますが「あくび」とも呼びます.
普段ひらがなで表記されたものを目にすることが多いですが,漢字で表記するとこんな字になるんですね.
理学療法士・作業療法士もまた低血糖発作が起こった際に出現する症状の1つですので見逃すことがあってはなりません.
また診療録に記載する機会も多いでしょう.
カッコよく「欠伸」と記載したいですね.
げっぷ→噯気
「げっぷ」は「噯気」と表現します.
ちなみに「噯気」は「あいき」と読みます.
理学療法士・作業療法士が診療録に記載する機会は少ないかもしれませんが,嚥下に関わる言語聴覚士なんかは「噯気」といった用語を記録に用いる機会は少なくないかもしれませんね.
めまい→眩暈
「めまい」は「眩暈」と表現します.
鬼束ちひろさんの曲にもありますが,「眩暈」と書いて「めまい」と読む場合もありますし,「げんうん」と読む場合もありますね.「めまい」も理学療法士・作業療法士が診療録に記載することの多い生理的反応の1つです.
眩暈は転倒の原因にもなりますし,血圧低下や自律神経症状の1つとしても出現することの多い生理的反応ですね.
カッコよく「眩暈」と記載したいですね.
よだれ→流涎
「よだれ」は「流涎」と表現します.
「流涎」に関しては読み方がとても難しいです.
「流涎」は「りゅうぜん」と読む場合もありますが,「りゅうえん」と読んでも間違いではないようです.
脳卒中症例では顔面神経麻痺に伴う流涎って多いですからね.
カルテに「よだれ」なんて記すのは少し抵抗がありますが,「流涎」と記載すればよいですね.
まばたき→瞬目
「まばたき」は「瞬目」と表現します.
「瞬目」と書いて,「しゅんもく」と読みます.
理学療法士・作業療法士が診療録に記載する機会は少ないかもしれませんね.
しゃっくり→吃逆
「しゃっくり」は「吃逆」と表現します.
「吃逆」と書いて,「きつぎゃく」と読みます.
これも理学療法士・作業療法士が診療録に記載する機会は少ないかもしれませんね.
くしゃみ→噴嚏
「くしゃみ」は「噴嚏」と表現します.
「噴嚏」と書いて,「ふんてい」と読みます.
これも理学療法士・作業療法士が診療録に記載する機会は少ないかもしれませんね.
今回は意外と理学療法士・作業療法士が知らない生理的反応に関する医療用語についてご紹介させていただきました.
もちろん理学療法士・作業療法士がクライアントと接する際にはより分かりやすい用語を用いることが求められますが,記録の際には適切な医療用語を用いたいですよね.
間違えても「よだれ+」なんて記載してたら,他職種から笑われてしまいますからね.