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理学療法士・作業療法士も知っておきたい実はこれ給料もらえます案件
理学療法士・作業療法士はクライアントの機能改善・能力向上または生活の質の向上のために身を粉にして働くのが当たり前なんて考える理学療法士・作業療法士も多いです.
そのためボランティアでついつい働いてしまっていることって多いんですよね.
今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい実はこれ給料もらえますよといったお話です.
理学療法士・作業療法士は労働基準法を知らない
理学療法士・作業療法士って理学療法や作業療法については非常に熱心に勉強されると思いますが,労働基準法なんて全く知らないという方がほとんどだと思います.
養成校で労働基準法を勉強する機会も基本的にはありませんし,知らず知らずのうちに給与を支払われることなく働いてしまっていることも多いでしょう.
ただこういったケースでは実は未払い給与として後に請求できる事例もあります.
始業前の朝礼
理学療法士・作業療法士の皆様の職場では始業前の朝礼ってどのタイミングで行っていますか?
昔は勤務時間が始まったらクライアント対応を1分でも早く開始するために,勤務時間の10分前に朝礼を開始するといった職場が多かったと思います.
ただ考えてみると朝礼や朝のミーティングって業務上必要だから行っているわけですので,ボランティアって問題ですよね?
業務上必要なものであれば給与が発生して当然です.
給与請求ができない時間外の朝礼であれば,不参加でも咎められることはないはずです.
最近は時間内に実施している職場が多いでしょうね.
勤務時間外の申し送り
理学療法士・作業療法士が休暇を取得する際には,クライアントの申し送りと行うと思います.
なんとなく自分が休暇を取得するために申し送りを行うのだから,ボランティアで行ってもしかたないなんて考える方もいらっしゃるかもしれませんが,これも問題です.
基本的には業務上必要な情報共有は業務にあたります.
そのため事前にわかっている休暇の際の申し送りというのは基本的には業務になりますので,業務時間外に行えば給料が支払われるのが当然です.
仮に急な休暇で申し送りのために強制的に出勤させられたのであれば,これも給与が支払われないと問題です.
終業後の掃除
これも理学療法士・作業療法士が勤務するリハビリテーション部門の昔からあるルールですが,終業後の掃除はボランティアなんて職場もまだまだ多いのではないでしょうか?
ただ掃除というのも立派な仕事です.
業務上必要だから行っているわけですから,給与が支払われないというのはこれまた問題です.
もちろん自主的に勝手に掃除をしているのであれば,給与は発生しませんが,掃除を強制されているのであれば業務後であれば給与が発生するわけです.
勤務時間外の委員会・勉強会
最近は勤務時間内に委員会を開催しているところが多いですが,勉強はまだまだ勤務時間外という職場が多いですね.
勉強会なんかは自主性を盾に給与未払いで参加させている職場が多いわけですが,参加が義務化されていれば給与は発生します.
自由参加であれば発生しないわけです.
今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい実はこれ給料もらえますよといったお話でした.
理学療法士・作業療法士が勤務する医療現場では残業代未払いが横行している現状があります.
理学療法士・作業療法士自身が自覚していないことも多いんですよね.
全てに共通することですが,ポイントは強制されているかどうかです.
自主的に行っているものは給与支払いの対象外となります.
上司や職場に相談しても難しければ労働基準監督署に相談することをお勧めします.