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先輩理学療法士・作業療法士必見 良い褒め方と悪い褒め方の違い
今年度から新しく入職した理学療法士・作業療法士を迎えた職場も多いのではないでしょうか?
2年目になってついに後輩ができたとワクワクしている理学療法士・作業療法士もいらっしゃると思います.
最近は褒めて伸ばせといった教育が主流になっており,私は褒められて伸びるタイプですといった話は聞くことがあっても,叱られて伸びるタイプですなんて話ってあまり聞かないですよね.
今の若者は褒めて教育するのが主流です.
でも新人理学療法士・作業療法士を褒める場合にも実は良い褒め方と悪い褒め方があります.
先輩理学療法士・作業療法士の良い褒め方と悪い褒め方の違いについて考えてみたいと思います.
NGな褒め方①
まずよくある誤った褒め方の1つとして他人と比較して褒めるといった褒め方があります.
これはけっこうやってしまいがちですが,理学療法士・作業療法士が喜びにくい褒め方の1つです.
昨年実習に○○さんはこうだった,昨年入職した○○さんはこうだったけど,あなたは○○だなんて褒め方ですね.
○○さんを基準に評価されても嬉しくないでしょうし,他の理学療法士・作業療法士と比較してどうかではなく,その人の行動そのものを褒めることが重要ですね.
NGな褒め方②
これもありがちです.
最近は褒めて伸ばす教育なるものが当たり前になってきておりますので,なんとなく何か褒めないといけないといった思いに駆られ,思っていないことを褒めるといった褒め方です.
確かに褒めることは重要ですが,思ってもいけないことを褒めても相手にも本心は伝わってしまうでしょう.
これは一番やってはいけませんね.
心にもない褒め言葉ほど信用を失います.
褒め方がわからない場合でも感謝を伝えるだけでも新人理学療法士・作業療法士は前向きになれるでしょう
良い褒め方①
では良い褒め方というのはどのような褒め方が挙げられるでしょうか?
まず重要なのは能力を褒めるよりも努力を褒めることです.
人というのは能力を褒められるよりも努力を褒められた方がモチベーションが上がります.
頑張って良かったなと思えるわけですね.
もちろん能力というのも努力によって獲得した者の場合が多いでしょうが,能力を褒めるにしてもそれを習得するに至った努力を褒めることを意識することがポイントです.
良い褒め方②
理学療法士・作業療法士が褒める時には堂々と褒めましょう.
湾曲的な表現で褒めてもうまく伝わりませんし,はっきりとまっすぐに伝わる表現で褒めることが重要です.
最近はツンデレ対応がお好きな方もいらっしゃるかもしれませんが,褒める時には気持よくはっきりと褒めてあげましょう.
良い褒め方③
褒める時には必ず肯定語で褒めましょう.
失敗しなくてよかったねではなく成功してよかったねといった表現にするだけで受け手の印象がまったくことなります.
これは新人理学療法士・作業療法士の教育の場面のみならずクライアントを称賛する場合にもあてはまることだ思います.
褒める時には肯定語で褒める意識を持ちましょう.
先輩理学療法士・作業療法士の良い褒め方と悪い褒め方の違いについて考えてみました.
上手に褒めてしっかりと成長としてもらえるように先輩理学療法士・作業療法士も新人理学療法士・作業療法士の褒め方について考えてみると良いでしょうね.
クライアントへの称賛の仕方にも共通する部分が多いので,新人教育のみならず褒め方を習得できると理学療法士・作業療法士としてのスキルアップにもつながるでしょう.