理学療法士・作業療法士や実習生が動作分析のために動画を撮影するのってどう思いますか?

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理学療法士・作業療法士や実習生が動作分析のために動画を撮影するのってどう思いますか?

動作分析といえば理学療法士・作業療法士が他の職種よりも最も得意とするスキルではありますが,一方で実習生や経験の浅い理学療法士・作業療法士にとっては苦手なスキルの1つだと思います.

昔から動作分析を行う際に動画撮影をすることに関して,望ましくないと考える理学療法士・作業療法士と,動画を使って何度も繰り返して学習すべきだと考える理学療法士・作業療法士がいるのも事実です.

今回は動作分析における動作の使用について考えてみたいと思います.

person holding video camera

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ動画を使って動作分析を行うことがNGとされるのか?

私自身はクライアントの許可が得られ,個人情報をきちんと管理できる状況であれば,動画を使って動作分析を行うというのは非常に有用だと考えます.

ただ動画を用いるべきではないという考えをもった理学療法士・作業療法士に多いのは,動画を使用すると臨床で必要な観察眼養うことができないとか,動画では実際と見え方が違うなんて意見があります.

ただこれってあくまで経験がある理学療法士・作業療法士の話ですよね.

実習生や経験の浅い理学療法士・作業療法士が動画を繰り返して観察して動作分析のスキルを高めるというのは非常に意味があると思います.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

動画を使って動作分析を行う利点①

クライアントによっては指導者である理学療法士・作業療法士が動作分析を行った際と,実習生が動作分析を行った際で動作パターンが異なることもあると思います.

また急性期や回復期の場合には動作も徐々に変化しますので,同一対象例であっても動作パターンが変われば,お互い描いている動作が異なることになりますので,理学療法士・作業療法士の指導者と実習生との間でかい離や混乱が生まれてしまいます.

こういった乖離や混乱を生めるためにも動画を使った動作分析というのは非常に意味があると考えるわけです.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

動画を使って動作分析を行う利点②

動画を使って動作分析を行う大きな利点は,当然ながら何回も同じ動作を観察できるといった点です.

同じ動作であっても骨盤の回旋運動に着目して運動を観察した場合と,膝関節のdouble knee actionに着目して動作を観察した場合では得られる結果も異なるものとなるでしょう.

もちろん経験豊富な理学療法士・作業療法士は同時にさまざまな部位の動きを観察できるわけですが,初学者にとってはこれがむずかしいわけですので,繰り返し動画を観察できる環境でさまざまな視点から動画を観察することには大きな意味があるでしょう.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

動画を使って動作分析を行う利点③

皆さんは学生の時に指導者の理学療法士・作業療法士にこんなことを言われた経験はありませんか?

 

「先週よりも立脚終期の股関節の伸展がうまく出てるね」

 

でもどうでしょうか?

1週間前の歩行なんて記憶に残っていますか?

なんとなくこんな感じだったかなといった程度だと思います.

動画撮影をしておけば,先週の歩容と現在の歩容を簡単に比較することができます.

まだ動作分析のスキルが低い理学療法士・作業療法士であっても前後の比較で変化に気づきやすくなるでしょう.

場合によっては動画をクライアントに見せながら,変化を共有することもできます.

きっとクライアントも変化が理解できればモチベーションも上がるはずです.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

動画を使って動作分析を行う欠点

問題なのは動画の個人情報保護です.

私的なスマホやタブレットを用いた撮影は当然NGですね.

部門内に施設から持ち出すことのできない端末を用意してもらってそういった端末を用いることが安全でしょう.

さらに動画を使ってもストップ機能やスローモーション機能に頼って動画観察を繰り返していると,動作分析の眼が養われません.

何度観察しても良いので動画を止めることなく流れで観察するということも重要でしょう.

 

今回は動作分析における動作の使用について考えてみました.

利点が多い動画撮影ですが,個人情報の遵守があってこその動画撮影だと思いますので,理学療法士・作業療法士もこの点には注意したいですね.

理学療法士・作業療法士の皆様も繰り返して動作を観察して動作分析の眼を養いましょう.

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